真空管用シールドケースの意外な常識

1)真空管の身長には大きな違いが有ります。

縮尺が同じでないので、見ずらいですが、同じシールドケースに入れたものです。
左側のものはアメリカ製の6D6で、右側は日本製の6D6.
ただ戦後すぐの日本製はアメリカ製と同じ寸法でした。時代により身長が変わります。

アメリカ製 日本製の古いもの 昭和20年中頃以降の日本製

2)シールドケースの寸法はまちまちです、良く似ていても互換性はありません。

左側に良く似たシールドケースを並べてみました、
でもこれは互換性はありません、上側のシールでケース本体部分だけの交換は駄目です、下側のホルダーと組で交換しないと使えません。




外形寸法はほぼ同じですが、アルミの肉厚が違うのが判ります。
内径が違うので、互換性が無いのです。

シールドケースは上が無いことが多いですが、
上(本体部分)だけ購入しても意味がありませんので注意してください。

2004年10月18日
2005年8月17日


2006年7月2日よりカウント

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