昭和33年アマチュアー無線局を九州で開局した当時の受信機。
就職、転勤、引越しなど幾多の移動を潜り抜けてきた宝物。
この受信機はキットで購入。
当時球は別売りだったので、出力管と整流管は42 80Kに変更してある。
本来は6BD6 6BE6 6BE6 6SK7GT 6SK7GT 6SQ7GT 6V6GT 5Y3GT。
なお整流に5Y3など直熱管を使うとSメーターがSW ON時、一時的に振り切れるので、精神的に悪い。
感度と選択度は当時としては充分だったが、安定度は良くなかった。
電源ONから時間をかけぬと安定せず困った。
この受信機で不思議なのは、写真右側のバンド
スプレッド目盛りで、一見リニアーで周波数が比例計算で簡単に読めそうだが、全然役立たずです。
バリコンの羽根も もっともらしい形をしているので、周波数直線型を目指したと思えるのだが??。
周波数直線型メインバリコンをそのまま縮小して真似した為か、とにかく不思議。
この機種は雑誌の広告などから見て昭和28年末には発売準備がされている。
でも不思議な事にCQ誌などの公式記録的な文章によれば昭和30年発売とされている。
これはどうも間違いらしい。
他の多くの記事も同じなので、間違いの孫引きが広まったのでは??。
少なとも昭和29年には9R4は発売されていたと思われる。
なお9R42も同時に発売になっています、こちらは公式記録でも29年になっている。
9R4と9R42の違いは受信周波数帯の違いで、9R42は2セレクションバリコンを使っているので、
中短波帯が受信できませんが、アマチュアー局には向いています。
一方9R4は中短波帯を含む535Kcから30Mcまで連続で受信できるので、漁業無線にも使われたようです。
左はラジオ技術29年1月号の広告。
右ページに第2回全日本オーディオフェアーの記事が少し見える。
写真右は電波技術の29年1月号
左に広告、右ページに春日さんの製作記事がある。
ラジオ雑誌は1月くらい前に発行されるので、この両誌が編集されたのは、28年11月頃と推定される。
昭和36年発売。
540〜1605Kc 1.6〜4.8Kc 4.8〜14.5Kc 10.5〜30Mc。
ハムバンド直読(3.5 7 14 21 28Mc)
感度 10μV 10Mc S/N20dB
横380×高さ180×奥行250mm 9.3kg
6BA6 高周波増幅
6BE6 混合
6BE6 局部発振
6BA6×2 中間周波増幅
6AV6 検波 低周波増幅 ANL
6AV6 Qマルチ兼BFO
6AQ5 電力増幅
5Y3(5CG4) 整流
なお歴史的には9R4(42)→9R4J(42J)→9R-59→9R-59Dの順序
発売当時ボーナスをはたいて購入した、当時で30万円弱した。
中々良い受信機だがPLLのカウンターICの故障で泣かされた。
時々不都合になる現象だったので原因追求に時間がかかった。
温度低下時 ICが動作不安定になる故障。
書斎の机の上にあったが、最近では机はパソコンに占拠されて、引退中。
偶然入手した旧軍の受信機
塗装にはげた部分は有るが、程度は良い。
オリジナルと思われる、包装紙にくるまれていた。
貴重品扱いで、元のまま保管中。
十数年前にアメリカより個人輸入したもの。
航空機搭載用で軍用無線機としては比較的軽量なのがうれしい。
348はいくつかモデルがあり、これは348Qと思う、現物は押し入れの奥で行方不明。
200Kc〜500Kc、1.5M〜18Mc。
重量35.5ポンド。
良く似た342は重い。
数年前に購入して部屋の隅においていたが、今回撮影。
ここまで新しいと技術的に手が出せない。
14年のハムフェアーで売られていたもの。
出展者に断って撮影させてもらいました。
自分のものではありません。
噂によると、これを購入した人がオークションにだして転売したらしい。
14年のハムフェアーで売られていたもの。
出展者に断って撮影させてもらいました。
自分のものではありません。
最終更新日 2005年3月25日
2007年6月9日:6292
2013年6月12日:37,190
2006年7月2日よりカウント
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