スカイセンサー5900の周波数読取り法

スカイセンサー5900での周波数読み取り法に関する質問をいただきました。
昔々の真空管受信機0−V−1の愛用者では説明の必要は無いと思いますが、若い方のために拙劣ですが利用法を。
ダイアル目盛りは0.25MHz刻みになっています。
この校正用に周波数が正確で、安定した水晶発振器がマーカーとして準備されています。
このマーカーは250KHzの整数倍の周波数成分を含んでいるので、
4MHz〜28MHz間での間 250KHz毎にダイアル目盛りの校正が出来るわけです。
その為にはメインダイアルの目盛り合わせを充分やっておく必要があります。
現在入手できる未整備の5900はほとんどが目盛りが1〜2目盛りくらい狂っています。
低い周波数はコアを高い周波数はトリマで調整するのですが、印刷目盛りですから、調整してもぴったりとは行きません。
でも 隣の目盛りと誤解するような調整では不合格です。
話は簡単ですが、やってみると苦労すると思います。
特に注意することは、全体的に誤差が少なくなるように調整することで、両端の4MHzと10MHzは合っているが、その他は誤差が多いのでは困ります。
少なくとも1MHz毎に確認してください。

どの程度正確に調整できるかは新ラジオ資料館のICF-5900メインダイアルの校正をご覧ください。

スカイセンサー5900のメインダイアルの目盛りは、前期型と後期型で少し異ります。

左 前期型
右 後期型

後期型のメインダイアルを拡大したもの。
メインダイアルは0.25MHz刻みで目盛ってあります。
ここまでは前期、後期同じですが、後期型は間の0.5MHzの部分の印(横T)が0.25MHzと0.75MHzの部分(Iの太いもの)と異なります。
サブダイアルにも同じ印があります。

サブ ダイアル

左 前期型、右 後期型。


周波数 読み取り法

サブダイアルを中央(目盛り数値 0がある部分)位置にする。
受信周波数±125KHzの範囲で、近い周波数にマーカーを使ってメインダイアルを合わせる。
その後、 サブダイアルで、目的の放送局に合わせる。

前期型
0 250KHz 500KHz 750KHzごとにメインダイアルが刻まれているので、マーカーで合わせた周波数と、
サブダイアルの数値を加算して(表示にしたがって+ -する)受信周波数が読み取れる。
@逆に6055KHzを受信する場合、まずサブダイアルを0にして、メインダイアルをマーカーで6MHzに合わせる、
この後サブダイアルを+55KHzの位置に合わせれば、6055KHzが受信できる。
A6115KHzを受信する場合、サブダイアルを0にして、マーカーでメインダイアルを6250KHzに合わせる。
サブダイアルを-95KHzにすれば、6115KHzが受信できる。

後期型
受信方法は前期型と同じだが、目盛りの工夫で、計算しなくても直読できる工夫がしてある。
メインダイアルの印とサブダイアルの同じ印の目盛り(数値)を読む。
(説明省略)


自分で挑戦する方はホームページの記載を参考に工夫ください、修理や調整方法の問い合わせはご遠慮ください。



2006年7月2日よりカウント

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