カセット付きのBCLラジオを集めました。
スカイセンサー5900にカセットをつけたような受信機。
受信周波数は
FM | 76〜90MHz |
MW | 530〜1605KHz |
SW1 | 3.9〜10MHz |
SW2 | 11.7〜20MHz |
SW3 | 20〜28MHz |
大型なので、置き場所に困るが、中々魅力的なラジオ。
なおマーカーは5900と基本は同じだが、
分周回路途中の500KHzに変調がかけられていて、
目盛りのずれによる周波数読み取り誤りを防止している。
したがって250KHzと750KHzの部分(ピー)と、0KHZと500Kの位置(2重変調、ピロピロと言う感じ)は音色が異なる。
スカイセンサー5900と回路構成は似ている、同じICも使われている、しかし基板は異なる。
なぜICF−5950では無くて、CF−5950なのだろう。
(カセット付きはCF−型番、ラジオのICFとカセットのCFは同じ文字でも意味が異なるようです。ご教授有難う御座います)
全体的に値段が高いせいか、凝った作りになっている。
何しろICF−5900の2倍の値段なのでこんなことが出来たのか。
例えば、ランプも一時点灯と常時点灯が切り替えられ、
さらに短波受信時のみ、サブダイアルの指針ランプが連動する仕掛けまである。
受信をモニターしながら、ボタン(カセット部の左上)を押すと自分の声が録音出来る仕掛けもある。
この機種の中古品は故障している物が比較的多い。
壊れている部品が複数なのもこの機種の特徴。
それもトランジスターの不良が多いように思う。
修理は比較的面倒で、何しろ大きいし、カセット部分も故障している事が多いので、手間がかかる。
でもICF−6800ほどのいやらしさと難しさは無い。
不良の機種を修理する場合、これは半分冗談だが、片っ端からTRを交換すれば、修理できる可能性がある。
ソニーのラジオにしては比較的保守がし易い工夫がして有る、若しかして設計部門が違うのか?。
AC電源内臓で、コードの差し込みはソニーの細いタイプ。
置き場所さえあれば、ICF−5900よりお勧めです。
この機種は壊れている可能性が高いので、購入時は注意すること。
定価56800円 (1976年9月発売)
カタログは資料室のソニーカタログをご覧ください。
松下のカセット付きBCLラジオ。
RF−1180にカセットをつけた構成。
クーガ118同様豪華な作りになっている。
ジャイロアンテナもついている。
ファイン
チューニング機構有り。
この機種はカセットのカウンターはベルト切れで、動作しないものが多い。
FM | 76〜108MHz |
MW | 525〜1605KHz |
SW1 | 1.6〜3.6MHz |
SW2 | 3.6〜7.5MHz |
SW3 | 7.5〜15MHz |
SW4 | 15〜30MHz |
定価49800円 1976年発売
カセット付きのBCLラジオ。
この機種は興味が無かったが、修理の問い合わせがあり、
当時どんなものかも知らなかった。
その後このラジオを見かけたので買ってしまった。
この機種でBCLをやっていた方が多いらしい。
1973年3月発売 35,800円
1976年10月発売 61,800円
TV(1〜12 UHF) FM MW SW。
どこかが壊れていることが多く、完動品はまれ。
未整備品ではカセット部分の速度が遅くなっていて、
他のカセットレコーダーで録音したものは再生すると音が低くなる。
これは整備すると良くなるが、手間がかかるのが難点。
何故か上面に塗装むらの如き汚れがあることが多い。
結構人気があり、使って楽しい。
詳細はラジオ資料館のジャッカルを参照ください。
小型のカセットつきBCLラジオ
短波は放送周波数帯に特化している。
数年前に購入したが行方不明に、やっと見つけた。
FM | 76〜108MHz |
MW | 530〜1605KHz |
SW1 | 3.9〜4.0MHz |
SW2 | 5.95〜6.2MHz |
SW3 | 9.5〜9.8MHz |
SW4 | 11.7〜12.0MHz |
SW5 | 15.1〜15.5MHz |
ラジカセにBCLラジオが付いた感じのもの。
数年前に購入していたが、倉庫の奥で取りだせなかった。
MW FMの他に
SW1 1.6〜4.5MHz
SW2 4.5〜12MHz
SW3 12から28MHz
一見ただのラジカセに見えるが、
短波はBFOのピッチコントロールや感度の切替が可能。
またチューニング速度切替レバーまである。
2001年11月23日
2002年11月22日
2018年1月20日::38,475 リンク修正
2023年1月5日:43,378
2006年7月2日よりカウント
radiokobo-all