有限会社 ユー設計室
U ARCHITECT DESIGN ROOM
 Q&A
当事務所は営業活動をしていません。それは、建築主の代理人となって業務をおこなうという性格上、広告を良しとしないと考えているからです。

設計事務所は多数有り、その方針や内容もさまざまです。一生に一度の大きな買い物を、委ねるに値するかどうかの判断をするには、

あまりにも情報が少なく、とても難しいことでしょう。 全てを表せるわけではありませんが、今までによく質問されたことを書き出します。

procecsなどと重なるかもしれませんが、少しでも私の考えている事や いろいろな情報などが、皆さんの判断材料になればと思います。

Q&A

設計事務所の選び方は?


設計を依頼するということは「自分の夢」と「お金」を設計者に託することでもあると思います。とすれば「作品」とともに「人」を見極めることもとても重要だと思います。「自分の気持ちを理解してくれる人」、「一緒に考えてくれそうな人」であることこそが大切でしょう。 つまりは自分達の希望に合った建物を造ってくれそうかという事だと思います. そしてもう一つ重要なポイントは、自分達と「相性」が合うかということだと思います.建物造りには時間がかかり、関わる人全ての意見を調整したり 他人にはあまり見られたくない部分に対してもお話をしなければならない場合もあります.そういった時、人と人という最も基本的な部分でお互いが納得信頼できなければ満足のいく結果は得られないのではないでしょうか. もちろん実績であるとか能力は基本の上ですよ。


設計依頼の方法は?


当事務所では、クライアント(施主、建築主)から直接、設計の依頼を受けることにしています。これは設計時にクライアントとダイレクトに話し合いをするためでもあり、また監理時にクライアントの立場で現場を監理するためでもあります。 ゆえに工事業者とか設計紹介者業からの仕事依頼はありません。
連絡の方法はいろいろですが、HPを見られる方ならメールをください。 そのあと、じかに会って話をして 自分との相性を確かめてみることだと思います。
新築やリフォーム、増築、改築などを 本気でお考えの方であればどなたでも大歓迎です。

打合せは休日でも可能でしょうか?

もちろん可能です。 実際、平日昼間などはお仕事で打合せができない方が多いです。事前にご相談下さい。

設計期間は? 具体的に家を建てるのはまだ先の事になりそうですが相談にのってもらえますか?

規模、構造、用途などにより期間は異なります。  住宅の場合、最低でも3ヶ月くらいは必要でしょう。2年かけて設計した住宅もあります。  設計に取り掛かるのは早いほうが良いですし 時間はできるだけあった方が良いですね。ただ何も決まっていないのでは話になりません。


初めて会うときはどのようなことをするのですか?

最初にお会いする際は、顔合わせという要素が強いのですが 住みたい家のイメージ、将来の夢、お子様のこと、家族のこと、趣味どんなことでもお聞かせいただければと思います。初めて会うわけですので、建物の話以外でも気軽に雑談のような形でお話が出来ればと考えております。実は私も建築主さんと最初にお会いする時は、緊張しているんです。たぶん冷静を装っていますけど...... 家づくりは建築主と設計者の信頼関係が大切です。それはお会いして、話をしていく中で構築されていくものですから、最初は多少緊張しているくらいの方がちょうどいいのかもしれません。
 

打ち合わせをするとき準備するものがありますか?

諸条件を整理しておいてください。 土地の場所 地形 家族何人で住むのか、予算等を 細かくなくても構いませんので、整理しておいていただけると助かります。建てたい家のイメージをおっしゃってください。イメージが漠然としていても構いません。「2世代楽しく住める家」「ペットと過ごしたい」等 本を持ってきていただいてもよいです。打ち合わせを重ねて、そのイメージを具体化して行きます
 
 
打ち合わせには家族全員いた方が良いですか?

全員でいらっしゃる必要はございません。ただし、ご主人、奥様、お子様のそれぞれに要望があると思いますので、家族で意見を少しまとめておいてください。
( 込み入った打ち合わせに なってきますと あまり小さなお子様は遠慮していただいたほうがよいですね。 )

仕事の都合でそちらに伺えないのですが 自宅にも打ち合わせに来てもらえますか?

最初は出来るだけ 当事務所でお願いします それは当事務所 私たちのの雰囲気を感じてほしいからです
その後の打ち合わせは 御伺いして行うことも可能です 相談しながら進めましょう


プランの変更はしてもいいのですか?

打ち合わせをしていく中でプラン変更があるのは当たり前です。一生ものの建物をを作っていくわけですので気に入るまで打ち合わせをしましょう。 
打ち合わせを重ねてクライアントの意に副うものを作っていきます いろいろなプランも作ります  この作業が一番大事なので

プランニングは多くの時間と労力がかかります 基本的に 二度目の工程に進むには 契約か ほぼ間違いがないと意思表示していただいてからが前提の作業になります   
ハウスメーカー 工務店
などは 建物を建て その中に 営業費 広告費 設計費用など含めていますが 当事務所は設計監理だけで生業をたてています  
あまりその気のない人 ちょっと試してみようかなどと考えている人とは 長々とお付き合いできないのが現状で 
  

設計事務所は工事もやるのですか?

基本的に工事は請負いません。 設計事務所の業務の基本は、建主の利益を守ることにあると考えます「建主と施工会社の間に入り、中立の立場で工事を監理する」という大切な役割があるからです。  リフォームなどで工事金額が小さい時 直接下請け業者を紹介したりもします。


工事会社はどうやって決めるのですか?

設計図ができたら数社の工事会社に見積を取って、その金額と内容が一番適切な工事会社と工事契約を結んでいただきます。
見積を依頼する会社は、建て主が推薦する業者でもよろしいですし、私が推薦することもできます。いずれにしても、見積の査定は公正に判断します。
工事契約は、設計事務所が契約内容をチェックした上で契約調印に立ち会います。設計事務所が係ることで、建て主に不利な条件で工事契約が交わされるのを、未然に防ぐことが出来ます。


建築家と建築士、どう違うのですか?

建築家という資格はありません。一方、建築士は建築物の設計とその工事監理を、独占的業務としておこなえる唯一の国家資格です。
しかしながら、皆さんもよくご存知のように、施工会社やハウスメーカーに勤務する建築士も大勢います。このような施工と工事監理の厳密な分離が図れない状態にある建築士と一線を画くために、独立して設計・監理業務をおこなっている建築士は、自らを建築家と名乗っている人もいます。
しかし、建築家という言葉の響きに、偉い人、学者肌の人、大御所といったイメージが付きまとうので、比較的若い独立した建築士たちは、建築家とは名乗らずにいるのです。 明確な言葉ではありませんね、周りが決めるものでしょう。私は恥ずかしくて言えません。 絵を書く人は全て芸術家か?それもよし


設計事務所に頼んだら、作品性の高い住まいを造られてしまうの?

建築雑誌が設計事務所の手がけた住宅を取り上げる時は、“奇抜なもの、一風変わったもの”を好んで載せる傾向があります。しかし、見かけの奇抜さにとらわれずによく見ると、そこに住まう家族の生活や、敷地の持つ特徴を充分に生かすために考えられたものだと解ります。もし、奇抜すぎて受け入れられないと思うのなら、そのことをきちんとお話すれば、あなたが満足できるように考えます。 また逆に奇抜なものがお望みならおっしゃってください。 あなたの望むものを作ることが私の仕事です。(ただしプロとしての意見は述べさせてもらいます。) 欲するものを望んでください。遠慮は要りません。 
  

相談しただけでお金を払わなくてはいけないのですか?

当初の御相談などは、無料で受けています。又ある程度話が進んで費用が必要となりそうな場合は事前にご説明いたしますので、安心して御相談ください。大規模な建築になる場合などは、土地に関する法規等の調査、チェック等が膨大になりますので、基本プランニングから発生する場合もございます。詳しくはご相談ください。


ハウスメーカの設計料はタダと聞いたのですが、なぜ設計事務所は高いのですか?


ハウスメーカーは営業・設計・施工が一体化しております。設計料がタダと言うのは結局見かけだけの問題です。ハウスメーカーのTVCM料、・モデルルームの建設費・営業マンの給料、もちろん設計料も、建物建設費のどこかに見えない形でオンされているのです。見積書にTVコマーシャル料金とは書いていないでしょ。プレハブなど大量生産で安くなる部分もありますが、開発料などがかかっており、それらをどこかに上乗せせざるえない現実があります。 また、ハウスメーカーの場合は、施工も身内(もしくは指定工務店)で行うため、競争入札がないので施工費が下がりません。 トータル的に見れば、設計事務所に頼んだ方が、同じ予算で同じレベルかそれ以上の建物が完成します。 設計事務所の設計料は「設計監理料」で、施工中の建物が図面通り手抜きがないように工事しているのかチェックをする料金も含まれています。設計事務所は施工業者に対して厳しくチェックを行いますが、ハウスメーカーでは自社で一括で行うので、チェックが甘くなりがちです(指定工務店が行う場合もお互いなれ合いなので、やはり甘くなりがちなのです)。よく「設計料無料!」なんて謳い文句がありますが、そんなことは決してありません。設計図は必要です。図面が無いと見積もりも出来ません。ただ、これが設計事務所の場合には、工事は施工会社が行うため、見積もり表記が別項目となり総工費が高いような気がしてしまっているだけです。総工費が高くなるということはありません。     最近は建築家と建てるってところもでてきましたね。
それと坪あたり○○万円という宣伝広告もよく目にしますが、お気をつけください。よく見たり聞いたりすると、外周りの工事は入っていないとか 設備は一般ではこれであれやこれは別途ですとか 工事に入って基礎は大きくしたほうが良いですよとか.....営業の人の転勤が多いとことか とにかく気をつけてくださいね。 そんなに安いのには訳があるのです。 きちんとしたところもありますが そうなると普通の金額になっています。


設計事務所を訪ねてみたいのですが一度会ったら断れなくなるような気がするのですが…?


心配はありません。会って話をして、どうも相性が悪いとお感じになったら、はっきりとお断りください。しばらくして設計依頼の意思確認をさせていただきます。契約はその前後にお願いしています。ですから、一案目まではまず無料ということになります。最初の案が出たときに、すべての要求が満足されてなくても、自分達の要求をしっかり聞いてくれるかどうか、理解してくれるかどうかの判断はつくと思います。そのことが長いお付き合いが出来るかどうか大切なことなのです。気にいってもらえるまでpLANを作ります。お互い理解し合えるよう十分な話し合いの時間は取るように心がけています。 本気でお考えの方であればどなたでも大歓迎です。


ハウスメーカーに依頼していますが、工事監理だけしてもらえますか?

基本的には可能かと思います。ただし法律的には、その工事に対する監理権限をもつ事は出来ないので、(ハウスメーカーと契約した時点で、工事監理もそのメーカーに委ねているはずです。)あくまでも建築主の代理人という立場になります。今までの設計監理をトータルで受託するだけではなく、住いづくりに於いて、いろいろな形で多くの方々のサポートが出来るように考えています。ただし工事業者によってはかたくなに拒否されるかもしれませんので契約までに話をつめたほうが良いでしょう。また逆にこちらに設計を依頼されてハウスメーカーに工事をしてもらいたいという方がいますが まずメーカーが断ります。うるさい設計事務所付では 工事が大変で儲かりませんものね。


設計事務所とハウスメーカーどちらに頼むのが良いのでしょう?

ハウスメーカーは全て仕様が決まっており、その仕様の中からカタログまたはショールームで商品を選ぶように作っていきます。設計事務所ですと、お客さんの要望を一番に考えた建物が出来ます。また、ハウスメーカーの場合は、設計から施工、監理まで一体で行うため、内部チェックとなります。設計事務所であれば、施工と監理が違う会社となりますので、外部チェックとなり、施工についてより厳しいチェック体制となります。また競争入札を行うことにより施工費を削減することが出来ます。 一生に一度か二度の買い物ということで、こだわりのある住宅を造りたいのであれば、設計事務所に頼んだ方が良いと思います。 規格化され決まっているのでハウスメーカーは打ち合わせ等が少なくてすみ楽ですので、あまり手をかけたくない場合はハウスメーカーの方が良いと思います。

住宅の設計なんて素人でも間取りを考えたりできるのに無駄なのでは?

設計とは単に間取りを決めるだけではなく、その建物に対して空間構成や設備や安全 快適性について総合的に考え、各種の法律に準拠して創造するものです。又“家造り”には多くの職種の人たちが関わりますが、すべての職方に対して統一した意識を与え建築主の希望する住宅の実現に向けて最大限の努力をするものです。 設計を依頼するということに対して、抵抗を感じられる方もまだまだたくさんいらっしゃるようですが、自分にあった建物をつくるためには、設計者の顔が見えることが大切なのではないでしょうか。また家創りは一生でのうちで最も楽しい行事だと思います。家は「買う」モノではなく「つくる」モノです。大きなお金をかけて家族全員で楽しむ家づくり、そのお手伝いをするのが設計事務所です。あなたの知らない家づくりがそこにあるかもしれません。もし間違ったイメージや知識によって設計事務所があなたの人生に関わる機会を失っているのであれば、それは非常に残念なことです。あなたが生活するこの一瞬、一時間、一日、一年、一生をあなたにとって特別な空間で送る事は、人生をどれほど豊かにするでしょう。是非、選択肢の一つとして御検討下さい。

設計事務所は特殊なものや大きい建物を設計するのもので 小規模なものや住宅の設計はやらないし不得意なのでは?

住宅を設計しないわけではありません。大規模建物でも利用するのは人間です。住宅と本質的にかけ離れたものではありません。建築とはあらゆる要素が総合的に組み合わされる行為です。そのため一級建築士は大きなビルの器だけを考えて設計するのではなく、人間の最小単位からすべての要素を考えて設計をしています、それは住宅にも通ずるのです。住宅は設計の基本なのです 


何度も打合せをするのは、煩わしいのですが、ハウスメ−カ−のように 簡単にできませんか?

ハウスメ−カ−のように既製品の組み合わせを買うのではなく、すべてがオ−ダ−で造っていくわけですから、当然、打合せの回数は増えると思います。
しかしイメージを確立していただければ お任せいただいても大丈夫です。

なぜ個性のある建物になるのですか?

設計事務所では決まったパターンのプランを毎回提案するのではなく、まず生活する人に一番ふさわしい住まいの在り方を考え、オーダーメイドの家づくりを第一に考えます。言い換えれば、敷地や家族構成、構造、断熱性能、予算、といった諸条件をもとに、様々な選択肢の中から一番良い答えを模索していきます。結果、施主が10人いれば10通りの住まい方とライフステージとしての住宅が生まれるのです。


土地が狭かったり、変形地でも建物を建てることが出来ますか?


ご心配なく。その土地にあった建物を設計いたします。 設計事務所だからこそ出来るのです。
(土地によっては法規的に建物を建てられないこともあります)


土地選びから相談できるのでしょうか?

候補地があれば 一緒に選定しましょう、楽しく一歩一歩歩んでいけたらと思っております。敷地には、様々な法規制が掛かっており、敷地を実際に見るだけでは解らない事が沢山あります。用途地域・道路の巾・方位・近隣状況・水道+下水のインフラ等、建物の計画や工事金額を大きく左右します。又、中には建物を建てられない敷地もあります。

遠くても大丈夫ですか?

直接お会いしての打合せ以外にもメールや電話、FAXなどによりできる限り密に打合せします。
気に入ってくれたのであれば、喜んで設計させていただきます。ただし、かなり遠い場合は交通費などをいただいております。

 
資金計画が自分たちでは不安なのですが、、、

住宅を手に入れるのに、資金計画は避けられません。銀行などの専門家を紹介させていただきます。


建築工事費以外にどの位の費用が掛かりますか?

目安として工事費×20%程度はかかると言われています。地盤調査費、カーテン・置き家具等のインテリア費、引越代、税金等があります。建替の場合は、解体費用もかかりますので注意が必要です。

自己資金はどのくらい必要ですか?

目安としては総費用の30%と言われています。金融機関によって工事契約金額の80%までとか、100%までOKとか融資条件は様々です。頭金や、住宅ローンの保証料・保険、引越代、登記費用などは基本的に現金での支払いになります。詳しくはリンク先の住宅金融公庫へお進みください


予算があまりありません。

当事務所では、ローコストの住宅も多く手掛けていますので、一度気軽にご相談ください。 


マンションと併用を考えているのですが。

当事務所は、マンション、事務所、病院、店舗などの設計監理も行っています。ご心配なくご依頼ください。 


建物にかかる税金は何がありますか?

新築時にかかるものと、毎年かかるものがあり、税率、払う時期は下記の通りです。
「不動産所得税」新築時(完成後半年〜1年後):[固定資産税評価額※−1200万(特例)]×3%、
 特例=床面積が50平米〜240平米の場合
 例)建設費2,000万床面積が240平米・特例有)
 {(2,000万×0.7)−1200万}×3%=60,000
「固定資産税」完成翌年から毎年:固定資産税評価額※×1.4%
 特例=床面積が50平米〜280平米の場合、120平米までは税額が3年間1/2に軽減されます。
 例)建設費2,000万(床面積が240平米・特例有)
 2,000万×0.7×(120/240)×1.4%×1/2=49,000
 2,000万×0.7×(120/240)×1.4%=98,000
 計147,000(当初3年間)
 196,000(4年目以降)
「都市計画税」完成翌年から毎年:固定資産税評価額※×0.3%(特例なし)
 例)建設費2,000万の場合
 2,000万×0.7×0.3%=42,000
 計42,000
 詳しくはリンク先 税金のHP等へお進みください

工事契約は、いつ行うのですか?支払い条件とは、何ですか?

工事金額が決定し、着工する前に施主と工務店で結びます。契約書には、工事名、工事請負金額、工期、支払い条件、契約者氏名・工事監理者等の記載があり、両者の捺印の上印紙を貼ったものを両者が持っている事が必要です。支払いは、着工時、上棟時、竣工時に分割して支払う場合が一般的ですが、当設計事務所ではリスクを分散するために後払いで4〜5回に分割することを標準にしています。又、契約には「約款」を必ず添付してもらいます。契約に関する大切な事が記載されています。


工事中の設計事務所の仕事は?


設計事務所の仕事は、建物の図面を書いたら終わりではありません。工事中も図面通りに施工がされているか、手抜きがなされていないか監理を行います。欠陥住宅を作らさないためにも、むしろこの監理の方が重要な仕事なのかもしれません。 また使われる材料、色などコーディネートします。

工事監理は、本当に必要ですか?

現場が図面通りに施工されているかチェックするのはいうまでもなく、現場での変更の調整、各工種の納まり注意点等や調整、金額面の調整等について、二週間に一度程度の割合で定例会議を現場にて行います。それ以外にも施工図などを工事業者から提出してもらい確認していきます。又、中間時や完了時に申請通りの工事が行われたか、又完成した建物が法規に沿っているか、確認する為の役所検査があり、これには監理建築士の立ち会いが必要になります。また約30坪以上の建物には、工事監理者を設定する事が義務つけられています。知り合いの工務店だから必要ないと言われる方もいますが知り合いほど施主から無理が言えない 工事側から無理を言うものです。第3者は必要です。

高気密・高断熱にすると、建設費は高くなるのですか?

高気密・高断熱は、気密シート(ポリスチレンシートなど)や気密テープ等を使い、建物進入する隙間風を防ぎ、断熱材を厚くしたりして、断熱性能の高い建物にします。また開口部には、断熱サッシ等にします。建設費に反映されて坪単価は、UPします。通常の木造2階建て50〜60坪程度の住宅の坪単価が平均50万/坪程度とすると、高気密・高断熱は、+5万/坪程度UPし、55万/坪程度になります。また、高気密・高断熱の計画を行う上でのポイントは、性能を建物全体で計画し、バランスよく各部位の設定をすることです。

接着剤や合板などに含まれる有害物質が気になります。

2004年、室内空気汚染を防止するための法律(建築基準法)ができました。現行ではホルムアルデヒドを含む建材の面積制限、クロルホリピスを含む建材の使用を全面禁止しています。ホルムアルデヒドは発散量により4段階の等級があり、仕上材だけでなく下地材や断熱材まで制限を受けます。現在含まれている材料を探すほうが難しいかも知れません。

24時間換気には、どんな効果があるのですか?

大きな特徴を3つあげると、新鮮な空気の安定供給します、カビ、結露、ダニの発生を抑えます。又、新鮮な空気を室温に近づけて給気するのでエネルギーロスが少なく、空気を対流させることで冷暖房効率がUPします(ロスナイ使用時)。隙間のない高気密・高断熱の建物には、必要不可欠な設備といえます。イニシャルコストは、150m2/hの本体+ダクト配管の工事で約30万程度、月々の電気代は約1,000円程度です。※40坪程度の住宅までなら1台、40坪以上の建物になると、2台設置が目安です。


防犯が気になるのですが、、、。

最近では、ピッキング防止錠や防犯ガラス・シャッターも数多く出ています。防犯が気になるといっても、やみくもに鍵をかけても生活しづらくなります。私共では、設計中に鍵を掛けるドアの箇所・シャッターや雨戸の設置する場所・センサーライトをつける場所等をシュミレーションをしながら打合せし、ご提案しています。現場でも、実際に空間が出来てから一緒に現場を廻りながら鍵を掛ける場所を確認したり出来ます。警備システムの組み込みも提案します。


「10年保証」とは何ですか?。

「10年保証制度」とは、品確法の「瑕疵保証制度」に基づく制度で、すべての新築住宅において、引き渡し後、10年以内に基礎構造部分と雨漏りに関して欠点が見つかったら、業者が修理や賠償責任を負う制度です。契約のときに業者に保障制度に加入してもらいます。

「地盤保証」について詳しく教えてください。

地盤調査の会社の調査報告の結果に起因して生じた地盤の不同沈下により建物に損害を与えた場合にその修理・修復費用を保証されます。保証期間は工事完了日より10年間、保証料は6万円前後です。調査方法は、木造程度ならスウェーデン式サウンディング試験(約3万〜5万)、RC造・S造なら標準貫入試験(1ヶ所12万程度)が一般的です。尚、当事務所では設計時に地盤調査を行う事をお勧めしています。契約のときに業者に保障制度に加入してもらいます。

最近よく耳にする「手抜き工事」が気になるのですが、、、。

手抜き工事や欠陥住宅が蔓延していると一概にはいえませんが、お客様に安心して生活していただけるように、当設計事務所がプロの目で現場をチェックしながら住宅を作り上げていきます。適正な施工が行われているか、正しい材料の使われ方がされているか、設計事務所が監理していくことで、スケジュールの調整やトラブルの防止など工事が円滑に進むように努力いたします。また、職人さんや各業者さんの知恵や経験を取り入れ、現場での打合せを重ねながら良い家づくりを目指しています。 もちろん業者選定が大事です。

構造や性能についてはどのような仕様になっていますか?

住宅=木造というストレートな発想はなく、鉄骨造やRC造、さらにはRC+木造といった混構造を条件にあわせて考えます。また木造であっても基本仕様として、住宅金融公庫の高耐久性仕様に基づきつつ、筋交い+耐力壁工法で充分な強度を確保するなど、工学的にも構造の安全性を追求しています。また省エネ基準に基づいたペアガラスの使用、外壁通気工法や小屋裏換気による直射日光や外気温の上昇から室内温度を保つ工夫なども必要に応じて考えます。その他にも、高気密高断熱やオール電化、太陽光発電から珪藻土による室内調湿作用など、性能向上に関する最適解を模索・検討しています。


地鎮祭や上棟式は必ず行うのですか?

必ず、行っているわけではありません。あくまで施主の希望により決定します。当事務所の場合は住宅の場合 地鎮祭・上棟式共に8〜9割程度の施主が行っています。但し、以前に比べるとかなり簡略化されていますね。


工事中、業者さんへのお茶出しは必要ですか?

基本的には必要ありませんが現場での打合せのときや、見に行くときに差入れをする程度で充分だと思います。現場へ足を運び、業者とコミュニケーションを図り、住まいへの思い入れなどを話すことが大切だと思います。大工さん等の職人さんに、お菓子など持っていったからといって、さらにより良い作業をしてくれるようになることはありません。それは弊社が施工監理をしていますので、職人さんもすでに最高の作業を行ってくれているからなのです。 ですが、職人さん達も人の子 嫌な気はしないでしょうから どうしてもお礼を含めて持って行きたいと言われるお客様には、「負担に感じない範囲で」とお話ししております。


建物が建っている現場に行っても良いですか?


建物が少しずつ出来上がるところを見てください。一生に1、2回あるかないかの行事ですから、見られるのは楽しいことだと思います。 ただし、工事をしている最中は危険ですし、ペンキ塗り立てかもしれません。監督に一言声をかけてくださるようお願いします。作業がされていない時や職人さんがおられない場合には、お子様から目を離さないようにお願いします。(大型建設工事の場合は、ヘルメットが無いと現場内に入れないこともあります。)


職人さんや大工さんに指示をしてもよいのですか?

雑談等していただくのは構いませんが、指示を出したい場合は監督もしくは設計事務所を通してください。
工事が始まりましたら、お客様の代理として現場の監理を行います。変更や指示を職人さんや大工さんに直接していると、私たちや現場で食い違いが生じ混乱いたします。これらのことが後々業者とのトラブルのもとになることもあります。


もし住みだしてトラブルがあった場合は?

ご心配なく ご連絡ください。 対応いたします。  工事業者も建物をお渡しするときに 各説明書 保証書 下請け業者名簿 緊急連絡表などもお渡しします。建主が入居される際、引き渡し時に工事保証(住み始めてから生じた工事不良が原因と見られる欠陥の復旧と保証)や、かしの検査(引き渡し1年後、2年後に実施)を義務づけています。また引き渡し時に工事に携わった業者リストをお渡ししますので、迅速丁寧なメンテナンスが受けられます。適切な処置が施されたかは、設計事務所が立ち会って確認することもできます。その他、地盤調査時の地盤保証などもあります。


建物が出来上がったら設計事務所との縁は切れるのですか?

建物が出来上がってからもお客様と関係を持ち続けたいと考えております。建物が出来上がってからも、建築以外のことでも末永くお付き合いしたいと考えております。

植栽も計画したいのですが、自分達では難しいのですが。

外構計画も、建物と合わせて行うこともできます。 またはあとで施主・現場・設計者と同席した打合せで、植栽業者と調整していくこともできます。

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