1歳から

<1歳から2歳まで>

<コドモは何でも見ています>

<漫画・赤ちゃんと僕>

<漫画・赤ちゃんと僕>

 私が、この漫画を知ったのはずいぶん前のことです。まだ、独身の頃のことで内容説明(母親をなくした小学校5年生の拓也が泣いてばかりの2歳児・実の世話や家事に奮闘する)を読んでなんとなく敬遠していました。ですから、TVアニメーションになったことも知りませんでした。

 日本に帰ってきて、w杯サッカーを見るためもあってスカイパーフェクトTVに加入しました。その中のアニマックスというチャンネルで放送しているのを見ました。ちょうど和真が実君とほぼ同年代ということもあってものすごく近親間が沸きました。

 そこで、本屋に行って白泉社文庫になっているものを買ってきて読んでみました。

 この漫画に近親間を感じる理由のひとつに、先に書いたように実が和真と同年代であると言うことだと思います。「ああ、ついこの前まで和真もこういうことしていたなあ」とか「うーん、もう少ししたら、和真もこういうことを言ったりしたりするのかなあ」とか考えながら読み進めることができました。

 近親間を感じる理由のもうひとつは主人公である拓也についてです。母親を事故で亡くしてしまったので、必然的に拓也が母親代わりとなります。物語後半で、育児ノイローゼの若い母親に拓也が「僕、(最初は)実のことかわいいと思わなかった。泣きっぱなしで隣からも注意されて、嫌で嫌でしょうがなかったんだ。でも、今はかわいいよ。実が僕のことを必要としていることがわかって、そしたらちょっとしたことがかわいく思えて。そしたら、『いっぱいの嫌なこと』が『少しのかわいいこと』で帳消しになってがんばれるんだ」と話すシーンがあります。このセリフを読んだとき、思いっきり共感しました。確かに、育児は楽しい事ばかりではないと思います。自分の時間がなくなってしまって、イライラすることも多々あります。でも、「うきゃあ」と笑いながら駆け寄ってくる和真を見ると、そのイライラも吹っ飛んでしまいます。

 そんな拓也もやはり一人の子供としての悩みも抱えています。前出の「実をかわいいと思わなかった」頃、『お兄ちゃん』だから我慢しなくてはいけない、周りが実のことばかり考えているように思い、つい「好きでお兄ちゃんになったんじゃないよ。実なんか嫌いだ!」と叫ぶシーンがあります。多分、お兄ちゃん(お姉ちゃん)になった子が本気ではなくても一度は考える事だと思います。拓也もそういう考えを一度は持ち、そのことについて悩む。そこにこの物語の現実味があるのだと思います。SFのように別の世界、あるいは遠い未来のお話ではなく、すぐそこにあるお話。もしかしたら、隣にいる人が考えていることかもしれません。

 私はこの漫画は、下手な育児書よりもためになるような気がしました。

  

<コドモは何でも見ています>

 よく言われることに、子供は見ていないようで親のやることをきちんと見ているとあります。最近、そのことを身をもって感じることがたくさんあります。

 まず、私の現在住むマンションのキッチンはオープンキッチンです。ですから、キッチンとリビングダイニングをと分ける柵を設置することが出来ません。そうなると、台所回りも自由に動き回り引き出しや扉を開け閉めして遊んでしまいます。でも、台所のシンク下には包丁を収納するラックがついているので、その扉にセーフティーロックを設置しました。

 セーフティーロックがついていると、包丁やプラスチックのボウルを取り出すのも不便なのですが、子供の安全のためですから、仕方がありません。ところが、不便だなと感じているせいもあって、時折閉めるのを忘れていたりします。そういう状態の時に、扉を開けようとしている和真を見かけると「あらあ、これ(セーフティロックのこと)外れてたねえ。教えてくれてありがとう。じゃあ、いっしょに閉めようか?」といいながら閉め方を見せていました。そうしたら、いつの間にかロックをすることが出来るようになっていました。

 先日、食後のデザートにイチゴを食べました。私は食事の後片付けだったか、お風呂だったかで後で食べようと、自分の分は冷蔵庫にしまっておきました。

 和真は主人のイチゴも半分以上食べてしまい、それでも足りないという顔をしていました。「もう、ナイナイだよ」というと、自分のいすから降りて冷蔵庫に突進しました。そして、私がイチゴをしまった扉を見上げ、半べそそかきながら扉をバンバンたたくのです。まるで「イチゴ、まだここにあるでしょう?ぼく知ってるよ。ねえ、ちょうだい〜」と、言っているようでした。私がイチゴをしまったところ、ちゃんと見ていたのね。

 ほかにも、汚れたオムツをゴミ箱に捨てたり、鍵を玄関に持っていって鍵穴に差し込もうとしたりと、私のすることを何でも真似します。和真の行動を見ていると下手なことは出来ないなと感じることの多い今日この頃です。

 

 

<1歳から2歳まで>

 2002年4月に帰国した後、一月ほどウィークリーマンションですごし、その間にマンションを借り無事引越しを済ませました。

 その間に、1歳の誕生日を迎え、双方の実家に行き、初めての誕生日を祝いました。ケーキはお店で買ってきたものでしたが、来年はきちんとケーキを作ってあげようと思います。また、満1歳を記念してデパートの写真館で写真も撮りました。

 夏に向けて薄着になるにつれ、動きも激しくなりました。初めてのアンヨは6月ころでした。サイドボードからソファまでほんの2,3歩でした。しっかりビデオにも収めました。

 歩き始めたといっても、まだ思うようには歩けないようですぐに転んでしまうのです。ですから、サンダルを履かせて外でアンヨの練習も思うように行きませんでした。

 同じころ、水遊びも覚えました。母が和真が来たときに使おうと、ビニールプールを買っていたのです。夏の間、実家に行くとTシャツ1枚でビニールプールで遊びました。

 和真は以外に慎重ではじめてのものには非常に警戒します。ですから、プールでの水遊びも最初は怖がってしまって遊ぼうとしませんでした。コレは楽しいものだと判ってしまうと、プールを見ただけで「きゃーっ」と興奮して、早く遊ばせろと催促するようになりました。

 階段を一人でよじ登り始めたのもこの頃です。よじ登る事がおもしろくて仕方ないらしく、次々に登ることができる階段はちょうどよいおもちゃなのだと思います。うれしそうに笑いながら登っていく様子はかわいいのですが、ころげ落ちるのではと思うと目が離せませんでした。

 和真は乗り物が大好きです。最初は電車でも車でも見ると「あいしゃあ」とうれしそうに叫んでいました。私は「ほら、電車だよ」とか「ぶーぶー来たねえ」とか話しかけていたのに「あいしゃあ」となってしまいました。最近は、電車も車も「がっがっがっ」となりました。

 言葉に関してはまだ意味不明の「和真語」。「おいしい」とか「ばいばい」とかそれなりに意味のある言葉を話し始めました。「いやあ」「嫌いっ」などの言葉も出てきて反抗期に突入しつつあるようです。