HAWAII 日記

6月5日 (木曜日)







いよいよ出発。本年初の海外公演。
天気は、暑い!まるで真夏だ、まるでハワイだ!こんな暑いところで、衣装を着てパレード、太鼓を、?!
体力が心配。夏生まれのくせに、暑いのは弱い。
しかし、PC が限界。Windows を入れなおし、数時間を費やしアップデートを繰り返し、何と言ってもセキュリティー対策(ウィルス)が大変だから・・・。ところが、エラー表示が出まくる。うーん、もう間に合わない。

と、書きましたが、奮闘努力のすえ、何とか直ったような気がする。後は現地でどうなるか・・・?
成田
だいぶ余裕で成田へ到着。近畿ツーリストの熊木さんをお待ちしてカルネ申請。今回土管太鼓や絞太鼓などの入った大箱は通常の荷物とは別に運ぶ。腕章を巻いて厳重な警備のゲートをくぐり、荷物のチェックを受ける。我々の荷物のために、大型のコンテナを使い、丁寧に梱包。これなら安心だ。初めての体験がまた増えた。
とにかく熊木さんが一緒なので、私は物凄く楽。これまでの海外ツアーは、添乗員のような仕事もしていたんだから・・・。何の心配をすることもなく、食事に映画に、快適なJLで、ほぼ寝てると、あっと言う間にハワイ。



ワイキキビーチの外れに位置するアラモアナホテル。あの有名なショッピングセンターの隣だ。エレベーターが小さく、荷物の搬入・保管をめぐり若干もめるが、バンケットルームに、何とかセットアップ完了。ここがこれから数日の拠点になる。
明日のセンターステージを下見、その後フードコートでランチ。夫々自由行動。
夜は、ワイキキを下見。ダイアモンドヘッドを観光。
日本料理店「義経」で、豪華なディナー。仕事もせずに食ってばかりいる。

6月6日 (金曜日)晴れ
 時差ぼけなのか、夜中に目を覚ます。とりあえず部屋の電話から、インターネットにつなぐ。電話代は高いが仕方が無い。ダイアルアップは遅いが、世界中どこに行ってもつながる。
 ホテルのバイキングで、朝食。すごいボリューム、こりゃ皆太って帰るな。ハワイへついたとたん、テツがスマートに見える理由がよく判る。食い過ぎだ!

センターステージ
急遽パーティー会場で

 アラモアナショッピングセンターで、一回目のステージ。演奏しながらステージへ近づくはずだったが、急遽ステージ脇からはじめることに。段取りが色々狂う。ステージで口上の後に、アナウンスが入る予定だったが、口上を入れようとしたら、アナウンスが入ってしまい、途中で止める。演奏しだしたら、七福神の紹介が入ってしまったり、進行が無茶苦茶。まあ通常アマチュアの方は、アナウンスの仕切りでやっているのだろうから、我々のように、構成のあるステージは、慣れていないのだろうな…?打ち合わせの必要を痛感する。
ホテルに戻り、急遽パーティー会場でもやることに。
 昼飯。軽くと思ったら、熊木さんが豪勢なお弁当を差し入れてくれた。ビールまで…。夜にとっておくことに。
2:45から荷出し、積み込み。ローヤルハワイアンセンターに向かう。カラカウア通りには既にテントが幾つも張られている。センター前の路上。そこが僕ら他何組かの今日のステージだ。現場担当の坪倉さん、20年ほど前、イベントの進行仕事を始めたころご一緒した方だった。偶然の再会にしばし感動する。暑い!シェラトンで海を見ながら休憩。
5:30 慌しくイベントの支度を始めた、通行止めになったカラカウア通りをチンドンで流す。まだ人通りはまばらだが、客の反応は凄い。何枚の写真を撮られ、何人の方と一緒に写真に収まったのだろう。やっている僕らも楽しい。しかし、汗は半端じゃない。

トラックに荷積み 現場担当スタッフと ステージの前宣伝

6時 いよいよイベントが始まる。5箇所ほどのステージ、あっちこっちから太鼓の音が、今や日本文化と言うと”太鼓”になりつつある、この実態。僕らのステージの始まりは沖縄の「竜神太鼓」 うーん、首をひねる。太鼓を叩くと言うより、音楽に合わせての踊り、その音楽が沖縄風と言えなくも無いが、シンセサイザーを多用したデジタル系。当然人間臭さも沖縄の風も無い。ローカルな暖かさも、力強さも感じられない。「よさこいソーラン」の線を狙っているのかもしれないが…。
6:30 太鼓のセッティングをして、いよいよ僕ら。チンドンで登場すると人垣ができる。さらっと七福神について触れると、客から質問が出る。英国と一緒だ。皆に英語で喋らせるか悩むが、練習をしていない。それに時間も無い、あきらめて流す。口上を入れもう一曲。客はぎっしり。着替えの間に十壱さんの三味線。「三味線はハワイのウクレレのようなものだ。」なんて説明している、巧い!お客とのコミュニケートを考えている。大道で、いや何処であろうと最も必要なこと。

黒山の人だかり 物凄い声援

太鼓、アンコールの声かかる。声援、話し掛けてくる人、握手、大成功だ。熊木さんも喜んでくれている。良かった。

6月7日(土曜日) 晴れ

テツ アンド トモ
カキ レゲエ頭が中々…
ケンちゃん
鞘抜 十一

今日は夕方4時に集合。それまでは自由行動だ。各自がどのようにハワイを楽しんだのか、知り得た限りに。
テツ:トランペット (若者風ハワイの楽しみ方) 日本では暇さえあれば寝ているようなテツが、何故かハワイでは早起き。8:30に朝飯を食べに降りると出くわし、もう海に行くと言う。ヨットハーバーからビーチまで、歩いたり、泳いだり、独りでワイキキビーチを堪能したようだ。本人談によると、日本人の若い女の子にモテタらしい。坊主頭に興味深々だったとか…。
カキ:クラリネット (オヤジ風ハワイの過ごし方) 昨夜は早朝まで酒を飲み、そのため、たっぷり朝寝坊をして、昼は「天下一品」ラーメンに。「麺はちょっと違うけど、味は変わらなかった。」さらに、海辺で酒。
ケンちゃん:アコーディオン (音楽第一主義派) ホテルの側にタワーレコードがあることを教えてあげたら、そこでジャズのCDを探しまくったらしい。後は部屋でアコーディオンの練習。
十壱さん:三味線 (芸能者の模範的過ごし方) 部屋でづっと三味線の練習。
トモコ:ゴロス   (お母さんの休日派) 朝はのんびり、皆の分まで洗濯。ちょっと買い物。
ハナちゃん:パーカッション (冒険買い物旅行) 来る前から「どうしても楽器屋に行きたい!」との希望。なんでもカントリーなどで使う”ワッシュボード”が欲しいのだそうだ。私が付き合ってダウンタウンで探すことに。と言っても何の宛ても無いので、まずツアーデスクで楽器屋を尋ねると、ホテルから10分ほどのところに、大きな店があるらしい。そこへ行くと、店の女性は無茶苦茶親切で、カタログを調べ取り寄せてくれると…、しかしそれでは間に合わない。さらに色々電話をかけて探してくれた。ついに見つけ、地図をコピーしてくれた。ダウンタウンでバスを乗り換えるらしい。バスに乗るのもこの旅始めてだ。1j50払うと何時間かは乗り放題に。運転手は大柄の黒人で、英語で喋ると怖いが、片言の日本語で乗り換えを教えてくれたり、親切で可愛い。着いたところは、空港とダウンタウンの間、工場・倉庫地帯。強い日差しの中を10分ほど歩いて、発見!なんと楽器屋では無く、日曜大工センターのようなところ。大きな倉庫いっぱいに材木やら電動工具やら、そこに”ワッシュボード”=洗濯板は、あった。しかも安い!ハナちゃん大喜びで、洗濯板全部音を鳴らして、選んでいる。どれだってそんな変わらないと思うのだが…。やっと決まると今度は工具を見て歩く。女性にしては珍しく工具好きだとは聞いていたが…、しかし買い物に時間がかかるのはやっぱり女性。バスでダウンタウンに。アロハを買おうと歩いているうちに昔来たアウトレットの店を思いだした。しかし土曜日、閉まっていた。観光客相手でない店は往々にして土日は休みだ。ローカルのデパートを見つけ、アロハを買う。種類も多いし、安い。アラモアナへ戻り、荷物を置いて再度楽器屋に。お礼と、ウクレレを買いに。さっき出物を発見していたのだ。私が買うとハナちゃんも買いたくなったらしい…。選んでいる。結局昼飯も食えなかった。

16:00 集合、搬出。ハイアットリージェンシーに。プールサイドの海をバックにしたステージ。30名ほどの貸切パーティーだ。ロケーションは最高、楽屋とステージが遠いのが問題。さらに楽屋はクーラーが壊れている。じっとしていても汗が流れる。人数が少ないのと客層が難しい、着替えの段取りも考えて構成。
18:30 七福神のチンドンを始めると、遠くから写真を撮ろうと集まってくる人多数。でも残念ながら今日は貸切だ。
十壱さんの三味線の間に、アロハに着替え、ガラクタ楽器。全員日本人なので、これが出来る。みなさん喜んで下さっているようだが、反応がつかみ切れない。ケンちゃんのアコーディオンにつなぎ、再度、走って着替えに。
19:10 太鼓。 ステージは3階にありビーチ側道路から良く見える。外に人が集まって歓声を上げ、大喜びだ。そちらの客の方が圧倒的に人数が多い。少ない会場のお客さんも負けじと大きな拍手を。
皆さんと記念撮影。明日は、一緒にパレードに参加してもらう。

6月8日 (日曜日) 晴れ・曇り
夜中に目がさめ、PCを。うつらうつらしたら、9時を回っていた、慌てて朝食を食べに行くと、何故かバイキングは終わっている。ジュースも無い。かなりガッカリ。
11:00 搬出。歩いても10分とかからない直ぐ隣だが、太鼓を運ぶには車が必要。ショッピングセンターの作業用道路を通ってセンターステージに。さすがアメリカ、作業用スペースも広いし、ステージ裏の楽屋がまた広い。無駄に広いとさえ思える。ステージや店舗は立派でも、楽屋や裏通路の狭い日本とは、比較にならない。
12:30 からの予定だが、12:00 には準備が出来てしまい、15分から始めることに。テツのソロで「まさる」司会から紹介を入れてもらい、口上。客はどんどん集まってくる。「波」途中のブレイクで歓声が上がる。「鬼囃子」「終宴」の順。ぴったり12:45 終了。歓声、拍手、熊木さんは「3階席まで客がびっしりだ!」と興奮気味。
太鼓足をばらし、大箱に詰める。七福神が終わりしだい梱包がすむように。

ヤシの木陰で 観客受けはNo1 打ち上げ

15:30 再集合。バスに乗って、パレード出演者と一緒に出発地の公園へ向かう。暑い!とにかく日陰を探して、休む。
17:30 パレード開始。日本から、地元の、韓国の、さまざまな団体の混成パレード。ハワイらしい。暑いのもハワイ。
当然パレード大好きのU-Stage は観客をいじりまくり、前の組と間隔が開いてしまう。途中、走る。汗が滝のよう。
18:30 パレード終了。
ホテルへ戻り、シャワー、荷積み。
20:00 鉄板焼き屋で豪勢な打ち上げ。何と贅沢なツアーだ!