AUSTRALIA No.2

27日(金)
 ホテル近くのカフエでトモコ・華ちゃんとイングリッシュブレックファースト。テツとカキは、ギリギリまで寝ている。いつものこと。
今日は3回公演があるので、荷物を大量に持ってチフリーへ。楽屋をお借りし支度。急ぎ太鼓も移動。やはり中庭でも太鼓を打つことに。騒音の苦情が来たらそれで終わりだが、せっかく持ってきた太鼓を打てる時間はそこしかない。
中庭とサーキュラーキーの2箇所で同時多発的に大道芸ショーを行うので、移動など時間割り振りがかなりシビアだ。キーへ向かう車を待っていると「ウクレレえいじ」さん全て日本語で押し通している…、これはこれで凄い。
車に乗ってキーへ。12時から15分の予定だったが、12:05から10分。あまりまだ人も多くない。急ぎ、チフリーへ戻る。
大急ぎで着替え、ショーの支度。現地からお借りする太鼓を受け取る。皮がかなり緩い…。
13時、チンドンでスタート。カフェで打ち合わせをしている人達には迷惑なことだろう…?
 口上、引越したのにこれまでのくせで「野方」と言ってしまう…。
太鼓、ボロボロだ。余裕の無さが露骨に現われてしまった。それでも大きな拍手、有り難い。

終了後、汗をふく間も無く太鼓・衣装などの移動。3階の交流基金仮設ステージで場当たりだ。
会場はビルの真ん中にある吹き抜けの3階。すでに歌舞伎のセッティングが終わっている。太鼓の音はビル中に響くだろうな…。舞台が狭いので、土管太鼓と宮太鼓をずらして置くことに、絞めは舞台下に。出入りと終了後の段取りを打ち合わせ。音の問題があるので、許可をもらい少しだけ叩く。歌舞伎用に吊り込んだ雪篭から雪が激しく降る、こりゃ駄目だ。急遽黒幕で被って頂くことに。

5人しかいないので、五福神のチンドン お借りした太鼓を使い

夕方6時。15分ほどおして開演。僕らはトップバッター。チンドンで客席から登場。東京懐メロの一番短いパターンで。
時間が無いので説明もそこそこに口上。太鼓を2曲。苦情がでないか心配だが、お客さんの反応はいい。
次の演目に邪魔になるので、舞台脇の空間に太鼓を下ろす。
上手袖の楽屋で一部が終わるのを待ち、太鼓や衣装を倉庫まで搬出。夕飯。和食弁当。
2部は歌舞伎のワークショップと鷺娘。大勢のお客さんが興味深々。理屈や説明が日本人よりづっと受け入れられるし、必要不可欠だ。
終演後、9時過ぎからレセプション。ビールやワインを頂きながら、様々な方々と交流。こういうパーティーにもすっかりなれた。
月曜日にワークショップに行く学校の先生がいらしたので、軽い打ち合わせ。

28日(土)
 今日はチンドン屋で告知がメインだからホテルで支度して、ロビーに下りる。狭いロビーに不思議な緊張感が漂う。露骨に見ないように、しかし相当怪訝そう…。そりゃ当然だ。ひげを生やした私が、振袖に白塗りメイクだもの。
他の出演者も一緒なので、ピストン移動で観光名所Darling Harbour に向かう。 一方通行が多く、歩いた方が早そうなくらいだ。
 下見をしていないので、状況が全く判らなかったのだが、Amphitheatre と言うところは川沿いの階段を客席に見立てて、パフォーマンス用に常設でテントの屋根を作ったところ。これなら土管太鼓を持って来た方が良かった。しかし、となるとまた移動車の問題が出てしまい、仕方ない。予定通り宮太鼓1台と絞めで、構成を考えることに。主催者側はチンドン屋で練り歩いて、ピッタリ時間でステージへ到着して欲しいらしいのだが、練り歩きの時間は観客の反応にも左右されるし、何よりも前の演者がそう時間通りに終わるわけも無く、やはり5分くらい前に近場まで来て待機する段取りに。
 広場に出て行くと、人垣ができる。何をするのか興味深々…、直ぐに写真撮影会が始まる。演奏をしだすと、楽しそうに聞いていた人垣も、数が減ってくる。人垣が崩れたところから歩きだす。青空と景色を楽しんでいる人達に、カラフルで煩いチンドン屋はどう映るのか? とにかくあちらこちらで写真撮影会。日本人の留学生は、驚いて寄って来る。日本人に逢えただけでも嬉しいんだろうな、その気持ちは良く判る。
 ステージでは最後に衣装を変えずに太鼓を2曲。お借りした太鼓の皮がかなり緩い。それでも、拍手と歓声は嬉しかった。
2度のステージを終え、片付けて一旦ホテルへ。衣装を脱ぎ、オペラハウスへ太鼓の移動と下見、打ち合わせ。
オペラハウスの楽屋口から奈落を抜け、一室へ。今日はこの部屋しか使えないらしい。
大道芸の「アキラ」と「ペッパーゼロ」彼らは二人での演目を演出と入念にリハーサルしている。これは楽しみだ。
簡単に、照明などのきっかけ打ちあわせ。劇場の下見が出来ないので、出たとこ勝負だ。

楽屋口で 夕暮れのオペラハウス

オペラハウス前の洒落たパブでビターを一杯。モノレールにのって中華街へ移動することにする。
景色を見ようと2階建ての車両の上に全員が窓際に離れて座り…、動き出したら、それはモノレールでは無い、地下鉄でした。大笑い。
現地の方に教わった、安くて美味い中華レストランへ。
いやー、本当に美味い。堪能した。ウェイターの態度は最悪だけど…、でもマレーシアとどっこいどっこいかな。

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