25日土曜日 曇り

今日は久しぶりに仕事が無い。この休みを使って、Land's End とMinack Theatre を見に行く。
もともと2001年の計画は、「極東から来た日本人の僕らが、極西から旅を始める」というのが、最初の思いつきだった。しかし残念ながら昨年はDevon 以西から依頼が無く、Cornwall は英国内で数少ない足を踏み入れていない場所になってしまった。まあ来年以降またの機会もあるとは思うが、せっかく近くまで来ているのだから、ちょっと無理をして日帰りの旅だ。
 アオイは昨年Card で知り合った在英日本人の方が、是非にとお迎えに来てくれて、そちらにご厄介になりに行った。

英国のニース St.Ives 遥々来たぜLand's End Minack Theatre で

8:40 出発。A38 を来週の公演地であるLiskeard に向かう。多少は晴れ間も見えていたのが、どんどん暗くなり雨が降り出す。Land's End=”地の果て”の旅には相応しい。A30から St Ives に寄る。ここは英国人憧れの観光地だ。街に入るとビール祭りの看板が目に入り盛り上がる。細い路地を太鼓の箱を背負った僕らのバンが行くと、全ての人が振り返る。駐車に苦労するが、海から上がったばかりのサファーの着替えを待ってやっと止める。30分ほどぶらぶらし、Land's End へ。海岸を見ながら細い道を上り下りを繰り返し到着。すっかり観光化されてしまって、日本語の案内もある。強風に煽られながら岸壁で記念撮影。とにかく、最果てだ。
 Land's End からMinack Theatre までは車で10分ほど、3年前に来たときはちょっと迷ったが、今回は道標もしっかりしていて、直ぐに到着。この劇場は、一人の女性が断崖に40年間をかけ石を積み上げ、野外劇場を作ったと言う伝説的なもの。客席から舞台を見ると、背景には大海原があり、潮騒の音も心地よく、演劇的ロマンを掻きたて、それはそれは素晴らしい。前回はここの舞台で三味線をひかせて貰った。雨がふっていなければ、太鼓をお願いしてみるのが…。
ここで劇を作ることはこれからの私の夢の一つだ。今は世界的にも有名になり、観光化され、経済的にも成り立っているようだが、彼女が一人で石を積み上げていた時は、どれほど困難だっただろうか?こんな所に劇場を作って人が集まるとは誰一人思わなかっただろう。報われることの無い”狂人的情熱”とでも呼ぶしかない。しかしそれは、これほどの感動を呼ぶ。人が絵を描くとき、採算を考えるだろうか?歌を歌うとき…?目的性の無い、自分でも思いもかけない情熱に出会う時、表現行為は始まる。それを芸術というのだろう。自分が表現の世界を生きようとするかぎり、突きつけ続けなければならない問題だ。

Peaterto Hotel.
Peater がアルバムを こんな所に邸宅が

帰宅後、Peater がアルバムを持って見せに来てくれた。やっと自分から打ち解けてくれた感じ。
Ian がPub に誘ってくれ、行って見ると、何と15世紀の建物をHotel にした、圧巻のPub..しかもIan の家の直ぐ裏だ。またこんな所に発見があった。ロールプレイゲームの主人公のように「宝物」に出会って行く。

26日 日曜日 曇り時々雨、後大雨、後晴れ

 早朝からExeter の蚤の市に行く。芝居を見に行こうと誘ったら、「寝ていたい」と応える奴が続出するのに、こう言うことになると早起きも苦にならず、イソイソとする姿は、パリでブランド品を買いあさるネエチャン達を笑えない。つくづく日本人は買い物が好きだ。それにしても報道された「日本人は限定2個」なんて屈辱の極みだ。日本人がブランドを買わなくなったら、世界のブランド市場は崩壊するだろう。不買運動でも起こせばいいのに、それどころか余所に買いに行くか、新しいブランドを発掘する…。何と言う浅ましさ。この浅ましいパワーこそ、日本文化の源かもしれないなどとも思う。Exeter の蚤の市は貧乏人にとっての”買い物天国”掘り出し物が沢山ある、私が知る限り最も大きな蚤の市だ。果たして、今日はどんな「宝」を見つけられるか?
 勢いこんでやってきたが、残念ながら天候に恵まれず、露天の数も少ない。そして無茶苦茶寒い。私は買い物をする気は全然無かったのだが仕方が無いので、ジャンパーを一枚買う。だって定価110ポンドの新品が、6ポンドだったんだもの…!!

蚤の市 Exeter Ouay Topsham Antique center

 勢いづいた買い物熱は、Exeter のアンティークショップから、Topsham まで行くことになった。Topsham はEric が住む町で、Exeter の隣町。ここのアンティークセンターは3階建てで大きいことで有名だ。Eric は「殆どゴミです」と言うが、我々にはそんなゴミでも手がでない値段だ。
 とにかく英国にはAntique shop が多い。古いものを大事にし、楽しむ英国人気質と言えるだろう。やはり「宝探しの国」なのだ。

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