School Workshop in Plymouth

20日 曇り、小雨
 Plymouth 市の北西部にあるSouthway Community College で。

学校正面(?) ホール スクール・ランチ

 コミュニティー・カレッジと言うので、もしかしたら専門学校か、あるいは社会教育的なものかと想像したが、11才から16才までの子供達が通う、生徒数450人ほどの学校だった。
 年齢層を聞いただけでも、教育制度が日本とは明らかに違うことだけは良くわかる。しかも数年前に大きく変わったらしく、昨年来た時も何人かの先生から「悪くなった」と言うような悪評を良く耳にした。そんなこと言われても私には、昔も今もわからないのだが…。
 学校はきれいで明るく、”荒れた”様子は一切見られない。「落書きひとつ無い。」と言うのはこの年頃の子供達が大勢いるにしては、逆にちょっと奇異にも思える。Plymouth は軍港であり、何らかの形で軍に関わる人達が大勢生活している街だ。そのせいなのかは判らないが、Devon が保守的と言われることとあながち無縁ではないだろう。好意的に解釈すると「流石は英国の中の英国 Devon の学校」と言ったところだ。
 総じて子供たちは素直で、私の酷い英語も我慢して聞いてくれる。横から茶々をいれるようなお調子者にも出くわさなかった。真面目なジェントルマン予備群達。
 参ったのは、50分の演目をやって、食事、それからさらにワークショップをやると言う計画になっていたことだ。いくらなんでもそんなハードな…!「獅子舞」と「終演」はやらないことにするが、それでも大変だ。
 終わってみれば、年齢層が広すぎることと、子供達と学校、我々の要望が上手くかみ合わず、やはりワークショップが上手くいかなかった。音楽を専門にとっている子供達と聞いたので、ちょっとレベルを上げすぎたかも知れない。
 それにしても疲れ切る。これから毎日これが続くのかと思うと、流石に応える。何か手立てを考えなければ…。スクール・ランチが美味しかったのが、救いだ。

21日火曜 雨、雨、雨 Lipson Community College
 本当に雨が降り続く。おそらくこの辺りは英国の中でも最も雨の多い地方なのだろう。

スタジオ外景 スタジオ内 とっても盛り上がった

11:30 小雨の中搬入。小さなダンススタジオのような教室。
 11才から18才まで、1300人以上もいる大きな学校だ。広い敷地に、複雑に校舎が建っている。何処となく学校らしい殺風景さと、退廃的な感覚がある。構内で平然とタバコを吸っていたり、抱き合っていたりする光景も目にした。
 ここで僕らを呼んでくれたのは、歴史や社会の先生達だ。約40人の11才クラス。小学生くらいまでは英国の子供の方が日本より子供っぽく、ヒネタところが無くこちらも楽しい。 かつて日本も13才で元服、大人になることを求められたが、英国は今でも12.-3才で自覚を求められ、大人の扱いになる。具体的な根拠は、親の接し方、学校、レストラン、観察するとあらゆるところで発見できる。この辺りに英国と日本の教育を巡る価値観や社会的問題の根本的な秘密が隠されているように思う。
 今日のワークショップは大成功。何よりも子供達の笑顔と積極性が素晴らしい。


連日のようにParty
  満腹!布袋のテツ


 お隣のDabbie さんが夕食をご馳走してくれた。大量のチリコンコンーンにデザートのケーキ、アイスクリームまで…。
 Dabbie さん一家はお父さんがいない。隣どうしで助け合っている、と言うところか…。
 それにしてもテツは良く食う。また太って帰るんだろうな。

22日水曜日 雨後曇り Hele's School

Ian'sfamily今日はホームステイ先のIan さんの息子やお隣のAmelia(エミリア)が通う最も近くの学校。
 Ian さんの息子Peater とAllan は、きっと我々を迷惑に思っているに違いない。なんて言ったって突然大勢の他人に自分の家を占拠されてしまっているわけだから…。
 お返しをする意味でも頑張らなければ…。

緑に囲まれた広大な学校 劇場で 正面玄関

 Hele と言う名前が何処から来ているのか知らないが、街を見下ろす丘の上に、広大な芝生に囲まれて建つ大きな学校だ。11才から18才まで、1300人以上の生徒がいる。お隣のDabbie さんはこの学校で補助的先生をやっている。この補助的先生と言うのは、例えば英語が全くわからない子供が入ってきた場合、特別に面倒をみるとか、精神的に問題のある生徒をケアするとか、まさに”ケア”、教えると言うよりも面倒を見る、そんな感じだ。私が英国で生活した時、”子供達の学校にそう言う先生がいる”と聞いただけで、何となく安心した記憶がある。
 今日が試験日のクラスもあり、僕らのパフォーマンス時間も色々難しい。最初は学校全体をチンドンで練り歩く希望があったらしいのだが…。しかもPeter 達のクラスは参加しない、なんだ。
 Main Hall と書いてあるが、講堂と言うよりは倉庫に近く、実験的劇場の趣がある。事実、演劇製作をかなり力を入れてやっているようだ。舞台写真やマスクなども沢山展示してある。中・高校生の段階で、こう言う空間を創作に使えるなんて、羨ましいかぎりだ。我々が準備をしていると、新しい照明卓が運ばれてきたりもした。また隣は厨房で、昼時には食堂にもなるようだ。講堂が突然食堂になるのは、Scotland でも経験したが、清潔感と言う意味では日本人の我々にはちょっと抵抗がある。
 午前中1時間半のワークショップをし、昼食後に学年全体と校長、担任を前に10分太鼓を叩けと言うことだ。校長が入ってくる前は緊張感が漂い、10分以上も私語一つない、そして全員起立で迎え入れる、まるで軍隊のようで流石に驚いた。これがPlymouth の姿なのか…?

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