U―12山形県トレセン研修会レポート

実施日:平成12年10月28日(土)〜29日(日)
会 場:蔵王温泉総合グラウンド(蔵王竜山荘 宿泊)

毎年、これまでの各地区トレセン活動の総括として、この時期に県内6地区
トレセンによる研修会を兼ねた対抗試合を行っています。
 この対抗試合の目的は、勝敗を決するためのものではなく、各地区が
テーマ"を持ってゲームを行い、チームとしてのゲーム内容及び選手個人の
テーマに対する理解度等を各地区指導者がゲームを通して分析し、今後の
トレセン活動及び選手の意識向上を目的とした研修会です。
また、指導者はテーマに沿った的確なゲーム分析及び課題の抽出等、指導
力向上を目的とした研修会でもあります。

【各地区のテーマ及び分析内容】

・山形地区トレセン
     システム  3:5:2
     テーマ   ・ボールを味方へ繋ぐ(方向性も求める)
・off the ballの動き、タイミング
・ワンタッチコントロール
 分析内容  ◇off the ballの選手がボールウォッチャーになっているた
               めボールが出てからの判断が悪い。
              ◇サポートには入っているが、深さと広がりが足りない。
              ◇ゲーム中にテーマに対する声が出ていて、やろうとしてい
                ることが分かりやすかった。

・新庄地区トレセン
     システム  3:5:2
     テーマ   ・アプローチの速さ
・予測の速さ
・積極的にインターセプトを狙う
 分析内容  ◇DFの優先順位を正しく行う(正しいポジショニング)ボール
               ウォッチャーになっているためマークがずれている。
             ◇FWのディフェンスがないため、DFが読みにくい。
              (ワンサイドカット等)
       ◇インターセプトを狙う姿勢は感じられた。


・米沢地区トレセン 資料提出無し

・酒田地区トレセン    
システム  3:5:2
     テーマ   ・ワンタッチコントロール
・1vs1のディフェンス
   分析内容    ◇ ワンタッチコントロールを重視させるには、質の良いパス、
                     出来ればグラウンダーのパスを多用させる。
                  ◇ドリブルに対するディフェンスは意識しているが慎重になり
                     すぎ、遅らせる方法を取っている選手が多い。周りのコーチ
                     ングが有れば積極的なディフェンス(インターセプト)も可
                     能。DFからフェイントを仕掛ける方法もある。
                 
・長井地区トレセン
     システム  4:3:3
     テーマ   ・中盤でのプレッシャーの掛け方(遅らせる)数的優位を作
                        るまでの時間を作る。
・2列目からの攻撃参加、シュートで終わる。
  分析内容  ◇ 相手攻撃がロングパスだったので中盤でプレッシャーを掛けら
                    れない。
                ◇	2列目からの攻撃を有効にするには、FWにボールを当てポスト
                    プレーを増やした方がよい。裏をつくパスが目立った。
                ◇	速攻と遅攻の変化を付ける。

・鶴岡地区トレセン    資料提出無し

【対抗試合結果】

山形A   1−3 長 井     酒 田 1−0 鶴 岡
米 沢 1−0 新 庄     山形B  8−1 長 井
山形A  4−1 鶴 岡     酒 田 0−1 新 庄
長 井 2−0 酒 田     山形B  5−1 米 沢
鶴 岡 1−2 米 沢      新 庄 2−1 山形A
山形A  5−0 米 沢      山形B 4−0 酒 田
新 庄 3−0 長 井      鶴 岡 1−0 山形B
山形A  1−0 酒 田     米 沢 0−4 長 井
鶴 岡 2−1 新 庄     山形A     山形B

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