関係者 各位 平成13年12月26日 宮城県トレセンスタッフ 勝又 透 2001清水市長杯チャンピオンズカップ少年サッカー大会に参加して 1.主催 (財)静岡県サッカー協会 2.共催 清水市 清水市教育委員会 静岡第一テレビ 3.主管 NPO法人 清水サッカー協会チャンピオンズカップ少年サッカー大会 実行委員会 4.後援 清水市体育協会 フォッササッカーのまち清水市民協議会 読売新聞社 報知新聞社 5.協賛 コサ リーベルマン・ヒットユニオン 他各社 6.大会期間 2001年12月22日〜12月24日 7.大会会場 蛇塚スポーツグラウンド 南・北、清水NTC 西、清水市営グラウンド 8.参加チーム 全24チーム 1SSS札幌2室蘭FC3岩手県選抜4宮城県TC5江南南 6新座片山FC7イーグルスユナイテッドFC8JACPA東京FC9GP10名古屋 グランパス11富山県TC12高田FC13神戸FC14高倉台FC15明治北SSC 他静岡県内9チーム 9.試合結果 宮城県TCはA〜HのブロックのCブロックでの予選リーグに臨んだ。 ・ 12/22(土) リーグ戦1試合目 対 GP(ゴールプランターズ神奈川) 0−0の同点。 ・ 12/22(土) リーグ戦2試合目 対 富士JFC(静岡) 5−0で勝利 *リーグ戦はGPと富士の結果待ちとなりGPが3-0で富士に勝ったものの得失点で 宮城が上回りCリーグ1位で通過(清水NTC西グラウンド) ・ 12/23(日)1位トーナメント 1試合目 対 名古屋グランパス 0−1で惜敗 ・ 12/23(日)2試合目 対 清水FC 0−1で惜敗(完敗) 1位トーナメントの結果7・8位決定戦に… ・ 12/24(月) 7・8位決定戦 対 新座片山FC(埼玉) 3−3PK戦1-4で負け8位 となる。(23・24両日 蛇塚G南グラウンド) 10.試合内容と課題 今回の大会は関東大会と違いメンバーを戦術的に組合せる事が出きたが、個人の身体 能力や闘いの意識、個人のゲームプランの違いに差が出た内容となった。 ・リーグ戦の 初日1試合目は、いつもの様に緊張気味で終始身体に切れが見えなかった。 又、ピッチ状態が前日の雨でスリッピーになっていた事で踏ん張りが利かず転ぶ選手が多く 見られた。ゲームの進め方として両サイドの高いスペースへボールを運び崩す事、守備 はラインを上げコンパクトに3方から挟み込む方法で早いアプローチから奪う様指示した が、前半相手がラインを下げドリブルのスペースが出来ていた為、ドリブルが非常に多 く見られたが、コートが大きくゴール前では疲労が有った。後半は相手が宮城の背後へロング パスを多用しセンターの2バックのカバーリングが非常に悪くなっていた。予測と準備、攻守の切 り替えが非常に遅い事が得点に繋がらない原因となった。グラウンドが大きい事も疲労に つながった。 なんとかGPに引き分ける事が出来た、コンディションとしては相手より 良いはずの宮城が引き分けで終わった事には不満が残った(GPは当日神奈川から来ている) が、負けなかった事が幸い。2試合目は、DFである村上を右サイドのMFへコンバートしスペースへ のドリブルとキックに期待した。ゲームはコンバートが上手く行き村上が2得点2アシスト奥埜が2得点2 アシスト増子が1点と5点を取る事が出来、他チームへプレッシャーを与える結果となった。 ・1位トーナメントの1試合目は名古屋GPで、前日のスカウティングが功を奏しKeyマンを押さえる事が出 来た、10番・11番・8番・6番をそれぞれのポジションで付かせた、10番には村上を付かせた が、相手もそれを感じポジションチェンジを繰り返してきた。決して悪い内容ではなく、プラン 通りにゲームは進んでいたが、ちょっとした隙を突かれPKを奪われ0−1で惜敗した 攻守の切り替えと決定力不足、選抜チームとしての個人の順応性の悪さが今後の課題とな る。2試合目は負け同士の試合で相手は清水FC、身体能力に圧倒的差が出た。ゲーム運び などは、そんなに上手さを感じられないがボール際での個人の意識の高さが伺えた。宮城 でも初日から頑張っていた増子であったが、相手選手との接触で左手を骨折する事態とな り、その後得点され0−1で完敗となる結果であった。個人技術は名古屋でもそうである が、宮城の子供達が劣っているとは思わない。ただ、どの場面で、どの様な方法で行うの か等サッカーを知らない。チームでも選抜でもまず何が必要なのか、性格、意識(向上心)、 能力の中身を吟味しなければ技術の更なる発展へとつなげる事が難しくなると考える。 最後の新座片山戦は、結果的に3-3のPK戦となったが子供達は相手チームを見下していた様な ゲーム運びとなっていた。このゲームは子供達自身で考えさせゲームプランからすべてを任せた。 この事で子供達が何を感じ何をやらなければいけないかを少しでも学んでもらいたいと考 えたからである。今回の清水の大会は子供達もそうであるが、宮城のベースアップの為に指導 者が今後何をやらなければいけないのかを痛感させられる内容であった。 対戦したチームの皆さん、またご協力頂いた関係者の方々へ感謝申し上げます。 以上