神 奈 川 遠 征 報 告 書
2001. 3.10〜11
トレーニング内容
3月10日 横浜マリノス 新子安グランド PM12:30〜14:30
宮城トレセン・神奈川トレセン 合同トレーニング
神奈川トレセン 小宮氏より トレーニング内容の説明
1. 5vs5 4コートを作成
宮城vs神奈川 フリーゲーム
・20×40 背の高いミニゴール
・30×45 GK有り少年用ゴール
・30×45 縦長にし4ゴール
・フットサルコート 背の低いゴール
2. 5vs5 1.と同じ4コート
宮城・神奈川をミックスしチームを作る
条件を設定
・ フリーゲーム
・ 3タッチ
・ ダイレクトシュート
・ フリーゲーム
3月10日 横浜マリノス 新子安グランド AM 9:30〜11:30
宮城トレセン・神奈川トレセン・東京トレセン 合同トレーニング
1. 8vs8 ハーフコート(45×60) 10分間
Aコート Bコート
1 宮城A − 神奈川B 1 宮城B − 東京A
2 宮城A − 東京B 2 東京A − 神奈川A
3 東京B − 神奈川B 3 宮城B − 神奈川A
4 宮城B − 神奈川B 4 宮城A − 東京A
2. 8vs8 ハーフコート(45×60) 10分間スリータッチ
1 宮城B − 東京B 1 東京A − 神奈川A
2 東京B − 神奈川B 2 宮城A − 神奈川A
3 宮城B − 神奈川B 3 宮城A − 東京A
4 宮城B − 東京B 4 東京A − 神奈川A
5 東京B − 神奈川B 5 東京A − 神奈川A
3. 11vs11 フルコート(60×90) 15分間
@ 宮城 − 東京B A 東京A − 神奈川
B 宮城 − 神奈川 C 宮城 − 東京A
D 宮城 − 神奈川 E 東京B − 神奈川
コメント
小古井コーチ
全体として感じたのは、5vs5.8vs8.11vs11のゲームにおいて、フ
リーゲームの場合は、それほど差は感じないが条件が付き制限されるとなかなか組み
立てられないのが目立つ。スピード・パスの質・コース等が悪く差を感じる。
毎年のことだが、東京トレセンの身体能力の高さが一段と目立つ。
フィジカル面の強さ、要するに1vs1の場面の強さ、くさびのパスが無く(受け
手が居ない)、ダイレクトプレーの意識、オフ・ザ・ボールの動き→受けるための
準備不足(ポジショニング)、体で示し要求したり声をかけるコミニケーションの
大切さは、分かっているが日常のトレーニングで習慣化していないと出来ないこと
が多く、意識としてはあると思うが難しいのが現状。
勝又コーチ
宮城県トレセンと神奈川トレセン・東京トレセンの違い
ゲームの中で一番感じたことは、トレーニングで3タッチ以内と言う原則が設けられ
ていたことが全然生かされていないことが解った。
それは、彼らが自ら考え向上心を持つことが欠けている事だろう。この原因は、指導
法やそれを理解させることが一番の問題だったかもしれない。
選手には、目で見せデモンストレーションが一番必要で、そのためにはどの様な練習
法がグットイメージとして養われるのかを指導者が考えなければならない。
この点が神奈川・東京との差として現れている気がする。
<具体的な違い>
・グットイメージが少ない
・役割分担(自分がやるべき事)
・3スピード パスの早さ・考える早さ・コントロールの早さ
・ヘディングの対応
・何のためのボディーシェープか 全体の見えるポジション
次にプレーしやすいポジション
パスのもらえるポジション
・ダイレクトプレー、パスの強さ
・戦う意識
菅 井
今回の遠征は、『コミニケーション』をテーマに行った。声を出し手を使い、味方
に具体的な指示が出せる様コミニケーションを取らせたが、東京・神奈川は、それが
習慣化されており宮城との差を感じた。トレーニングでは出来ている1vs1の対応
やポジショニングの取り方も、ゲームになるとボールウォッチングになり対応が遅れ
る事が多かったのでお互い修正し合うようにした。11vs11のゲームでは、全体
的に差は感じなかったが選手個人の能力・プレーの理解度は、関東の選手に比べまだ
まだ劣る部分が多く、時間をかけてもこの年代で修正してやらなければ将来的に差は
縮まらない様に思う。今までの指導法に、差を感じた。
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