参考・引用文献(手話という視点2019用)
授業の範囲を超えた問題を扱っている本であっても、受講者が関心を持っている/持ちそうなものはここに挙げてあります。深く調べてみたいテーマに関する資料を見つけやすいように、一部の文献に関しては目次を抜粋してあります。ただし、あくまでも抜粋であり完全な目次ではありませんので、詳しくは実際に本を手にとって確かめてください。
ここにある本はすべて私が自分で買ったものか、校費で購入して研究室に置いてあるものです。北大の図書館・研究室に所蔵されている文献については、北大図書館の蔵書検索WWWページへのリンクをつけてあります。図書館にないもの、個人研究室蔵書のため借りられないものについては私の本をお貸しできる場合もありますので、問い合わせてください。(あ、もちろん受講者だけです。)
このリストは、2017年度第2学期の一般教育演習「手話という視点」のために作った参考・引用文献をもとにしています。2019年度第1学期の授業に合わせて増補改訂をします。
なお、このリストには、お勧めできない本、あやしい本など、私にとって批判の対象となっている本も含まれています。
配列は著者名の五十音順です。
あ い う え お か き く け こ
さ し す せ そ た ち つ て と
な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ
ま み む め も や ゆ よ
ら り る れ ろ わ A-Z ビデオ・DVD
-
秋山なみ、亀井伸孝『手話でいこう:ろう者の言い分聴者のホンネ』ミネ
ルヴァ書房、2004。
-
安積純子、岡原正幸、尾中文哉、立岩真也『生の技法:家と施設を出て暮らす障害者の社会学』増補改訂版、藤原書店、1995。
- 安積純子、岡原正幸、尾中文哉、立岩真也『生の技法:家と施設を出て暮らす障害者の社会学』第3版、生活書院、2013。
- 東俊裕監修、DPI日本会議編『障害者の権利条約でこう変わる Q&A:Nothing about us, without us!』解放出版社、2007。
- はじめに―日本の福祉を障害者の権利条約からみてみよう―
- Q1 条約ってなんですか?
- Q2 障害者の権利条約で「障害」の範囲はどう変わりますか?
- Q3 障害に基づく差別にはどんなものがあるのですか?
- Q4 合理的配慮とはなんですか?
- Q5 「手話は言語」と聞きましたが、どういう意味ですか?
- コラム(1) 手話をめぐる中国の対応
- Q6 障害のある女性の権利について条約ではどのように書いてありますか?
- Q7 バリアフリー施策はどう変えていけばよいのでしょうか?
- コラム(2) 障害者の表記
- Q8 情報バリアフリー施策はどう変えていけばいいのですか?
- 視覚障害者の立場から
- 聴覚障害者の立場から
- 盲ろう者の立場から
- 知的障害者の立場から
- Q9 精神障害者にとって、この条約はどのような意味がありますか?
- Q10 逮捕された障害者はどのように扱われますか?
- コラム(3) 司法へのアクセス
- Q11 この条約では自立生活をどのようにとらえていますか?
- Q12 インクルーシブ教育ってなんですか?
- Q13 教育はどう変わりますか?
- Q14 障害者の労働政策にどのような影響がありますか?
- Q15 職場における合理的配慮とはなんですか?
- コラム(4) 消えた「ノーマライゼーション」のなぞ
- Q16 障害者の投票権はどのように保障されますか?
- Q17 この条約にはなぜ、「国際協力」が書かれているのですか?
- Q18 条約はどのように実施されるのでしょうか?
- Q19 障害者差別禁止法はなぜ必要なんですか?
- Q20 三度目の正直、これまで国連は障害者の問題にどのように取り組んできましたか?
- Q21 障害者の権利条約はどのようにしてできたのですか?
- コラム(5) 障害者の権利条約とJDF(日本障害フォーラム)
- 障害者の権利条約関連年表
- 障害のある人の権利に関する条約(川島聡・長瀬修仮訳)
- 「新しい聴覚障害者像を求めて」編集委員会編 『新しい聴覚障害者像を求めて』財団法人全日本聾唖連盟出版局、1991。
- まえがき・・・安藤豊喜
- 第1章 聴覚障害と聴覚障害者
- 第2章 教育・労働・福祉の現状
- 第1部 聴覚障害者の教育
- 教育制度から見た聴覚障害児教育の歴史と展望・・・中野善達
- 高等教育の現状と展望・・・小畑修一
- 聴覚障害児教育の教育課程と専門性・・・石原保穂
- 難聴学級における教育・・・星名信昭
- 言語指導とコミュニケーション・・・小田侯朗
- 重複障害教育・・・佐藤紘昭
- 諸外国の聴覚障害教育の現状と課題・・・菅原廣一
- 第2部 聴覚障害者の労働
- 聴覚障害者の労働状況の変遷と展望・・・野沢克哉
- 聴覚障害者の雇用の特徴と問題点・・・手塚直樹
- 中・高年者の就業状況・・・大谷暹
- 手話協力員から見た聴覚障害者の再雇用について・・・大竹泰江
- 第3部 聴覚障害者の福祉
- 聴覚障害者の福祉と歴史と今後の展望・・・小出新一
- 重複障害者の現状と課題・・・高橋秀志
- 福祉サービスの概要と関連施設・・・鳥越隆士
- 第3章 手話・手話活動・手話通訳の歴史と現状
- 第1部 コミュニケーションの現状と課題
- 第2部 手話活動
- 手話活動の歩み・・・伊東雋祐
- 手話サークルの現状[1]健聴者の立場から・・・森谷誠
- 手話サークルの現状[2]ろうあ者の立場から・・・西滝憲彦
- 全国手話通訳問題研究会の活動・・・石川芳郎
- 第3部 手話通訳
- 手話通訳の歴史・・・石原茂樹
- 手話通訳について思うこと[1]通訳者の立場から(1)・・・川根薫
- 手話通訳について思うこと[2]通訳者の立場から(2)・・・花村有利子
- 手話通訳について思うこと[3]通訳者の立場から(2)・・・稲豊
- 手話通訳について思うこと[4]ろうあ者の立場から・・・福島艶子
- 第4章 聴覚障害者の歴史と現状
- 第1部 ろうあ者の歴史
- 戦前のスポーツ・文化活動・・・大家善一郎
- 戦争中の手記・・・設楽進
- ろうあ者の夢とコミュニティ・・・鈴村博司
- 第2部 ろうあ者の社会生活
- 流れの中で・・・坂本秀男
- 真有美と共に・・・岩田恵子
- 音楽の情景・・・大槻芳子
- 手話を知らずに社会へ出た私・・・十河美博
- 重複障害の仲間と共に・・・吉見輝子
- ろうであること・・・中村一義
- ろうあ者の社会生活・・・竹島春美
- 障害を持つわが子と共に歩んで・・・石野富志三郎・巳津子
- 第5章 ろうあ運動と全日本ろうあ連盟の目指すもの
- 第1部 ろうあ運動の歴史・・・板橋正邦
- 第2部 社会参加を阻む壁とろうあ運動
- 法律問題を中心に・・・松本晶行
- ろうあ者の裁判と人権・・・河合洋祐
- 第3部 障害者福祉の理念と全日本ろうあ連盟の目指すもの・・・高田栄一
- 第4部 ろう教育への願い
- 聴覚障害教師として願うこと・・・前田浩
- ろう教育と聴覚障害者の願い・・・遠藤勝
- 網野善彦『「日本」とは何か』日本の歴史 00、講談社、2000。
- 荒木兵一郎、中野善達、定藤丈弘編『講座 障害をもつ人の人権(2):社会参加と機会の平等』有斐閣、1999。
- 江時久『本当は聞こえていたベートーヴェンの耳』NTT出版、1999。
- 『現代思想』特集 身体障害者、Vol. 26、No. 2、1998。
- 瞬間のかたち:劇団「態変」の軌跡・・金満里、崎山政毅、細見和之
- 自立とプロレスの両立・・・ドッグレッグス
- 「障害者」にとって「自立」とは何か?・・・小佐野彰
- 「介助」をどう位置づけるのか?・・・横山晃久
- ピア・カウンセリングって何?・・・堤愛子
- 当事者幻想論:あるいはマイノリティの運動における共同幻想の論理・・・豊田正弘
- 介護料制度はいかにしてかちとられていったか・・・新田勲
- 介助者とは何か?・・・究極Q太郎
- 私は、如何にして〈介助者〉となったか?・・・小倉虫太郎
- 一人の障害者が、住みなれた地方の町を離れ東京で自立生活を始めるまで・・・古波蔵武美
- 養護学校は、やっぱ、あかんねんか?・・・須田雅之
- 重度障害者にして養護学校教師であること・・・遠藤滋
- 現行カリキュラムへの障害研究の導入:ハワード大学における「女性と文学」講座の試み・・・R・G・トムソン
- 異文化コミュニケーション、マスコミュニケーション、そして障がい者・・・岩隈美穂
- 障害の文化、障害のコミュニティ・・・長瀬修
- THE BODY SILENT: 身体の奥の眼から社会を見る・・・新原道信
- 一九七〇年・・・立岩真也
- 重さくらべや後回しからは何も生まれない:優生保護法問題をめぐる女性解放と障害者解放・・・米津智子、大橋由香子(聞き手)
- 戦時下の断種法論争:精神科医の国民優生法批判・・・松原洋子
- 障害者運動から見えてくるもの・・・市野川容孝、立岩真也
- 現代思想編集部編『ろう文化』青土社、2000。
- ろう文化宣言:言語的少数者としてのろう者・・・木村晴美、市田泰弘
- 聾文化理解のまえに立ちはだかる人間の脆さ・・・山田尚勇
- なぜ聴覚活用か・・・田中美郷
- 聴者による、聾者のための学校・・・金澤貴之
- 同化的統合から多様性を認めた共生へ・・・矢沢国光
- 「対峙」と「共存」と:「ろう文化宣言」から見えてくるもの・・・西垣正展
- 〈障害〉の視点から見たろう文化・・・長瀬修
- 「言語学エリート主義」を問う・・・新井孝昭
- 日本ろう文化の悲劇・・・末森明夫
- ろう・中途失聴・難聴:その差異と基本的問題・・・上農正剛
- 「ろう文化」という言葉になじむまで・・・中澤美津枝
- CODAから見たろう文化・・・星野正人
- ろう文化を考える・・・神田和幸
- 「聾文化宣言」の知識社会学的意義: another deaf-communist manifesto・・・ましこ・ひでのり
- 異文化としての「ろう文化」に対峙する聴者・・・江藤双恵
- アメリカ聾唖史にみる手話導入・・・上野益男
- 映画における聾文化をめぐって・・・石原郁子
- 「ろう文化宣言」、「ろう文化を語る」を読んでの疑問・・・長谷川洋
- 聾者とは誰か/手話は誰のものか・・・木村晴美、長谷川洋、上農正剛
- デフ・イズ・ビューティフル・・・A・ソロモン
- 手話とろう者のトポロジー:ろう文化の境界線・・・森壮也
- ろうの民族誌・・・木村晴美
- ろう演劇と言葉・・・米内山明宏、多木浩二
- ろう者村長・横尾義智・・・野呂一
- メディアとろう者・・・棚田茂
- ろう者とスポーツ・・・砂田武志
- デフ・ユーモア・・・MJ・ビエンヴニュ
- 誤解される言語・手話・・・市田泰弘
- スピーチ・コミュニティーが存在するための条件・・・菊地久一
- スーパー言語としての手話の可能性と先天的結社としてのデフ・・・池田清彦
- ポスト・エディプス的言語共同体:母語イデオロギー批判・・・田崎英明
- 戦略から交渉へ:エピソード的断片の《歴史》をつうじてみた手話の可能性・・・崎山政毅
- 語ることの(不)可能性・・・大澤真幸
- 「音楽批判」としてのデフ・ミュージック・・・平井玄
- ろうであること、ゲイであること・・・高嶋拓志
- ろうと洞察・・・L・デイヴィス
- 視覚、空間、肉体の詩学へ向けて:手話と文学理論・・・D・バウマン
- ある鷲の子の物語・・・B・バーハン
- ろう文学とは何か・・・B・バーハン、米内山明宏
- ろう者の誇り・・・MJ・ビエンヴニュ
- ろう学校との対話・・・MJ・ビエンヴニュ
- 挑戦するろう者・・・MJ・ビエンヴニュ、木村晴美
- ろう者と宗教・・・広川博之、P・マーク
- Codaに目覚める・・・中村恵以子
- 起源の他者:啓蒙時代の野生児とろうあ者・・・糟谷啓介
- 偽の聾者/偽の他者・・・原毅彦
- CODAとは何か・・・M・ブラザー
- 小嶋勇監修、全国ろう児をもつ親の会編『ろう教育と言語権:ろう児の人権救済申立の全容』明石書店、2004。
- はじめに・・・岡本みどり
- I 言語学からみた日本手話・・・市田泰弘
- II ろう児の母語と言語的人権・・・古石篤子
- III なぜ二言語教育なのか――言語権の観点から・・・木村護郎クリストフ
- IV 言語権について――国際人権と日本国憲法・・・小嶋勇
- V 言語抹殺とろう者・・・トーヴェ・スクトナブ=カンガス
- VI 学生相応のカリキュラムへ――ろう児に内容が伝わるためのろう教育の基本原理・・・ギャローデット研究所紀要/澁谷智子訳
- VII 水俣学という鏡に映し出す「ろう教育」・・・板垣岳人
- VII 人権救済申立書
- IX 人権救済申立に関するQ&A・・・小嶋勇
- 付録 人権救済申立とその後・・・全国ろう児をもつ親の会
- おわりに・・・小嶋勇
- 小嶋勇監修、全国ろう児をもつ親の会編『ろう教育が変わる!:日弁連「意見書」とバイリンガル教育への提言』明石書店、2006。
- 子どもの権利条約の趣旨を徹底する研究会編『統合教育へ一歩踏み出す―条約・規則・宣言を使って』現代書館、2000。
- はじめに・・・古川清治
- I 子どもの権利条約を再読する―新しい視点に立って―
- 1 国連・子どもの権利委員会は何を求めたか・・・平野裕二
- 2 子どもの権利行使保障と障害児・・・矢吹芳洋
- 3 子どもの権利条約における能力と発達・・・堀正嗣
- 4 世界行動計画、機会均等基準規則と障害者の条約・・・長瀬修
- 5 サラマンカ宣言、子どもの権利条約、そして共生・・・嶺井正也
- II 権利条約をめぐる争点
- 1 文部省通知と政府報告書を斬る・・・矢倉久泰
- 2 就学相談と就学時健診の問題点・・・小俣軍平
- 3 「障害にもとづく差別」を考える・・・古川清治
- 4 「障害児普通学級入級訴訟」の判決を再読し、条約の活かし方を考える・・・古川清治
- 5 教育行政のあり方について・・・大谷恭子
- III 統合教育に踏み出すために
- 1 今、「普通学級で障害児を見る目」は・・・熊谷直幸
- 2 特別なニーズに応じた教育と手厚い教育・・・田口康明
- 3 学習指導要領体制を超えるために問題点を考える・・・北村小夜
- 4 「別学」制度の改革こそが、閉塞的状況にある普通学校を見直す契機になる・・・小川恭司
- 5 統合教育へ向けた世界の動向・・・落合俊郎
- IV 資料編
- 1 障害者の機会均等化に関する基準規則・・・長瀬修訳
- 2 サラマンカ宣言・・・嶺井正也訳
- 3 条約四四条に基づき締約国によって提出された報告の検討―子どもの権利委員会総括所見:日本・・・平野裕二訳
- あとがき・・・嶺井正也
- 小林春美、佐々木正人編『子どもたちの言語獲得』大修館書店、1997。
- まえがき
- I はじめに
- 第1章 言語獲得理論の動き――生得性をめぐって――・・・小林春美
- II ことばの獲得
- 第2章 言語的音声の獲得・・・正高信男
- 第3章 身振りとことば・・・喜多壮太郎
- 第4章 語彙の獲得――ことばの意味をいかに知るのか――・・・小林春美
- 第5章 文法の獲得〈1〉――動詞を中心に――・・・岩立志津夫
- 第6章 文法の獲得〈2〉――助詞を中心に――・・・横山正幸
- III ことばをささえるもの
- 第7章 養育放棄事例とことばの発達・・・藤永保
- 第8章 障害児のことばの発達――初期言語発達と認知発達の関係――・・・小椋たみ子
- 第9章 手話の獲得・・・鳥越隆士
- 第10章 「ことばの獲得」を包囲していること・・・佐々木正人
- 財団法人全日本ろうあ連盟日本手話研究所外国手話研究部編『アジアの手話―「手話に関する国際セミナー」を通して―』財団法人全日本ろうあ連盟、1998。
- 財団法人全日本ろうあ連盟日本手話研究所外国手話研究部編『アジアの手話 第2集』財団法人全日本ろうあ連盟、2000。
- 財団法人全日本ろうあ連盟日本手話研究所外国手話研究部編『アジアの手話 第3集』財団法人全日本ろうあ連盟、2001。
- 斉藤くるみ「脳神経言語学の発達と手話の社会的地位の向上」『ことばと社会』7号、三元社、2003、154-67。
- 斉藤くるみ『少数言語としての手話』東京大学出版会、2007。
- はじめに
- 第1章 手話からわかった人間の言語能力
- 手話と生み出す脳
- 手指記号と非手指記号
- ろう児の言語発達と人間のコミュニケーション能力
- 第2章 マジョリティー言語に囲まれる手話
- 手話とろう文化の継承
- 手話と音声言語の関係
- 少数言語者・母語話者としてのろう者
- 第3章 手話のバリエーション
- 手話のバリエーションと手話者のサブグループ
- ろう者の連帯と国際手話
- 盲ろう者の触手話
- 第4章 手話と芸術
- 言語芸術としての手話
- 資格芸術としての手話
- モダリティーの変換と新たな芸術
- 第5章 教育の中の手話とろう文化の未来
- ろう教育の歴史
- バイリンガル・バイカルチュラル教育
- 人工内耳の出現と手話の存続
- おわりに
- 斉藤道雄『もうひとつの手話:ろう者の豊かな世界』晶文社、1999。
- I 聴者社会のろう者たち
- II 手話の歴史
- III 言語としての手話
- IV ろう者の新しい世界
- 斉藤道雄『手話を生きる:少数言語が多数派日本語と出会うところで』みすず書房、2016。
- 酒井邦嘉『言語の脳科学:脳はどのようにことばを生み出すか』中公新書、中央公論新社、2002。
- 第1章 脳―心―言語
- 第2章 獲得と学習 人間はチンパンジーとどこが違うか
- 第3章 モジュール仮説 言語はどこまで分けられるか
- 第4章 普遍文法と言語獲得装置 言語学とは何か
- 第5章 言語の脳科学 言語はどのようにして調べられるか
- 第6章 言語の機能局在 言語に必要な脳の場所
- 第7章 言語野と失語 左脳と右脳の謎
- 第8章 自然言語処理 人工知能の挑戦
- 第9章 言語入力の脳メカニズム 単語から文へ
- 第10章 文法処理の脳メカニズム 文法は脳にある
- 第11章 手話への招待 音のない言葉の世界へ
- 第12章 言語獲得の謎 言葉はどのようにして身につくか
- 第13章 感受性期とは何か 子どもは言語の天才
- 坂田加代子、矢野一規、米内山明宏著、関西手話カレッジ、(有)手話文化村編『驚きの手話「パ」「ポ」翻訳:翻訳で変わる日本語と手話の関係』星湖社、2008。DVD2枚+書籍。
- まえがき
- 第一章 手話翻訳について
- 一.翻訳を始めたきっかけ
- 二.翻訳と通訳の違い
- 三.翻訳の中でポイントは何か
- 四.手話翻訳の可能性
- 五.字幕翻訳
- 六.ろう文化の翻訳
- 七.大阪弁で翻訳
- 八.手話翻訳の指導方法
- 九.翻訳効果―今後への期待―
- 一〇.漢字とふりがなについて
- 第二章 手話講習会と手話サークル
- 一.手話講習会について
- 二.手話講習会での教え方
- 三.文法/感情
- 四.ノーマル/ウィスパリング/シャウト
- 五.導入とインタラクション
- 六.ろう文化/ろう教育/ろう歴史
- 七.手話サークルについて
- 第三章 手話について
- 一.手話について
- 二.手話の特性
- 三.共通手話と地方の手話
- 四.老人手話と若者手話
- 五.ろう学校手話と集団手話
- 六.大原先生の手話考察について
- 第四章 手話文法について
- 一.手話の文法
- 二.語彙
- 三.音韻
- 四.CL
- 五.ロールシフト
- 六.口型
- 七.うなずき
- 八.NMS
- 九.文末と語尾
- 一〇.脚色
- 第五章 みんなの声
- あとがき
- 佐々木倫子編『ろう者から見た「多文化共生」:もうひとつの言語的マイノリティ』シリーズ 多文化・多言語主義の現在5、ココ出版、2012。
- はじめに 「ろう者」と「手話」と「多文化共生」・・・佐々木倫子
- 第一部 日本手話話者の道のり
- 一章 日本手話を第一言語とするろう者の道のり・・・木村晴美
- 二章 ろう親をもつコーダの道のり・手話通訳者の道のり・・・宮澤典子
- 三章 ろう児をもつ親たちの道のり・・・玉田さとみ
- 四章 言語圏をめぐる道のり・・・小嶋勇
- 第二部 自然言語としての日本手話
- 五章 脳が示す自然言語としての日本手話・・・酒井邦嘉
- 六章 文法が示す自然言語としての道のり・・・赤堀仁美・岡典栄・松岡和美
- 七章 世界における自然言語としての手話・・・森壮也
- 第三部 「多文化共生」を標榜する社会を変えるために
- 八章 ろう教育のこれから・・・榧陽子
- 九章 ろうコミュニティのこれから・・・田門浩
- 十章 言語教育政策のこれから・・・古石篤子
- 第四部 〈座談会〉ろう者の歩んできた道のりと今後
- ろう者の文化・言語の位置づけ―ろう者の文化・言語はどのように位置づけられてきたか
今後、どのようにあるべきか・・・久松三二(全日本ろうあ連盟事務局長)/川島清(Dプロ代表)/田中慎也(日本言語政策学会会長)/佐々木倫子(桜美林大学言語教育研究所長ー司会)
- 佐々木倫子編『マイノリティの社会参加:障害者と多様なリテラシー』くろしお出版、2014。
- 序 少数派のリテラシーと社会参加・・・佐々木倫子
- 第1部 当事者が語る教育と社会の現実
- 第1章 ビジュアル・リテラシーの重要性—1ディスレクシア当事者の声・・・神山忠
- 第2章 テクノロジーとリテラシーの多様性ー1ロービジョン当事者の声・・・森田茂樹
- 第3章 聴者の家庭に生まれた1ろう者の声・・・小野広祐
- 第4章 デフファミリーに生まれた1ろう者の声・・・川島清
- 第5章 モンスターの分析—不確かな人類学とろうのスーパーヒーローの生い立ち・・・ヴァレンティ,ジョセフ M
- 第6章 ろう者がろう者に聞く—ろう学校でリテラシーは育成されたか・・・中山慎一郎
- 第2部 当事者と社会参加
- 第7章 当事者と非当事者・・・斉藤道雄
- 第8章 デフ・インタープリター入門・・・アダム,ロバート
- 第9章 ろう児に対する教育政策—障害児教育かマイノリティ言語教育か・・・岡典栄
- 第3部 社会のバリアフリー化と多様なリテラシー
- 第10章 情報のユニバーサルデザイン・・・あべやすし
- 第11章 ろう児のバイリンガル・リテラシーの育成・・・ガラテ,マリベル
- 第12章 マイノリティと多様なリテラシー・・・佐々木倫子
- あとがき 当事者と非当事者の協働・・・佐々木倫子
- 真田是、長尾ひろみ『社会福祉と通訳論』手話を学ぶ人たちの学習室 全通研学校講義集1、文理閣、2005。
- はじめに
- 福祉大転換期、私たちはなにができるか-今日の社会福祉と実践・運動の課題-・・・真田是
- 司法通訳から考える人権-外国人裁判の通訳活動から-・・・長尾ひろみ
- 清水睦美『ニューカマーの子どもたち:学校と家族の間の日常世界』勁草書房、2006。
- 『手話コミュニケーション研究』特集・人工内耳をめぐって、No. 35、2000.3。
- 特集にあたって 小児人工内耳をめぐって
- 小児人工内耳をめぐって:医師の立場から・・・益田慎
- 小児人工内耳リハビリテーションをめぐる考察・・・城間将江
- 人工内耳装用児を受けとめるろう学校をめぐる諸問題・・・加藤慶子
- [以下略]
- 『手話の世界:ろう者・難聴者・聴者を結ぶ多彩なコミュニケーション』マガジンサポート、2002。
- 手話の魅力―手話はリンガ・フランカ・・・鳥越隆士
- 第1部 手話の現在 手話の未来
- 第2部 手話・魅力のパフォーマンス
- 第3部 手話を学び 手話を生かす
- 第4部 聴覚障害者&手話関係団体案内
- 第5部 手話イエローページ
- 第6部 手話Q&A・・・米内山明宏
- 障害学会『障害学研究 1』明石書店、2005。
- 創刊の言葉・・・石川准
- 特集 障害学とはなにか-障害学会第1回大会企画から
- 《シンポジウム「障害」概念の脱構築》
- 【メイン報告】「障害」概念の脱構築-「障害」学会への期待・・・杉野昭博
- 【コメント】杉野「障害概念の脱構築」へのコメント・・・森壮也
- わかりやすさとあやうさ-杉野報告へのコメント・・・倉本智明
- 《対談》「見えないものと見えるもの」と「自由の平等」・・・石川准×立岩真也
- 論文
- 遺伝子介入とインクルージョンの問い・・・堀田義太郎
- 障害者運動と「新しい社会運動」論・・・田中耕一郎
- 障害と身体の「語り」・・・田中みわ子
- 「障害児の親」が感情管理する主体となるとき・・・堀智久
- 障害児家族の父親のケアとジェンダー-障害者家族の父親の語りから・・・中根成寿
- 聞こえる人々の意識変容-手話学習者の語りから・・・澁谷智子
- 障害者と健常者、その関係性をめぐる模索-1970年代の障害者/健全者運動の軌跡から・・・山下幸子
- エッセイ
- ユニークフェイスとメディア・・・石井政之
- 情報倫理的ディレンマ・・・蝙翔武夜
- よくある反省文・・・二階堂(角野)祐子
- 「暗闇」と「視覚障害」の狭間で考える-ダイアローグ・イン・ザ・ダークの経験から・・・伊藤丈人
- 書評
- C・バーンズ他著(杉野昭博他訳)『ディスアビリティ・スタディーズーイギリス障害学概論』・・・土屋葉
- C・パッデン他著(森壮也訳他)『「ろう文化」案内』・・・松波めぐみ
- 「障害者差別禁止法制定」作業チーム編『当事者がつくる障害者差別禁止法:保護から権利へ』現代書館、2002。
- はじめに・・・金政玉
- I 障害をもつ人の現状と権利
- 1 差別禁止法制定に向けて考えること・・・東俊裕
- 2 障害とは、障害に基づく差別とは?・・・金政玉
- 3 障害をもつ人の雇用の現状と権利規定の在り方・・・桑木しのぶ
- 4 利用の権利に向けて――建築物、公共交通について・・・川内美彦
- 5 障害児教育と障害者差別禁止法・・・姜博久
- 6 権利としての情報保障・・・高田英一
- 7 事例紹介――なぜ差別禁止法が必要なのか・・・金政玉・鎌田真和
- II 障害者差別禁止法【要綱案】
- 1 障害者差別禁止法【要綱案】・・・障害者政策研究全国実行委員会内「障害者差別禁止法」作業チーム
- 2 障害者差別禁止法要綱案【補足説明】・・・障害者政策研究全国実行委員会内「障害者差別禁止法」作業チーム
- III 資料・国際的な動向
- 1 障害に関する国際法、比較法、地域法改革概観・・・テレジア・デゲナー/ジェラルド・クィン 秋山愛子・訳
- 2 国連総会決議五六/一六八 障害者の権利及び尊厳の促進及び保護に関する包括的かつ総合的な国際条約・・・川島聡・訳
- 3 障害者の権利条約に関する第一回国連特別委員会
- 障害者生活支援システム研究会『障害保健福祉改革のグランドデザインは何を描くのか-これからどうなる障害者福祉』シリーズ 障害者の自立と地域生活支援 7、かもがわ出版、2005。
- 1 グランドデザインで、どうなる利用者負担
- 2 グランドデザインで、どうなる福祉の質
- 3 なぜ、グランドデザインが提案されたのか
- 4 グランドデザイン実施で、障害者・家族のくらしはどうなる-直面する四つの不安-
- 5 「障害児の社会的支援ニーズ調査」と私たちのねがい
- 障害者生活支援システム研究会編『障害者自立支援法と応益負担:これを福祉と呼べるのか』シリーズ 障害者の自立と地域生活支援 8、かもがわ出版、2005。
- 1 障害者自立支援法が示す利用者負担
- 2 障害者・家族のくらしは負担に耐えられるか
- 3 障害者福祉サービス利用負担の変遷と応益主義導入のねらい
- 4 社会保障原則と利用者負担
- 5 応益負担主義のイデオロギー性―平等原則への挑戦
- 白井恭弘『ことばの力学:応用言語学への招待』岩波新書、岩波書店、2013。
- プロローグ 問題解決のための言語学
- 第I部 多言語状況
- 1 標準語と方言
- 2 国家と言語―言語政策
- 3 バイリンガルは悪か
- 4 外国語教育
- 5 手話という言語
- 第II部 社会の中の言語
- 6 言語と文化
- 7 無意識への働きかけ―政治・メディアのことば
- 8 法と言語
- 9 言語障害
- 10 言語情報処理はどこまで来たか
- あとがき
- 白澤麻弓、徳田克己『聴覚障害学生サポートガイドブック:ともに学ぶための講義保障支援の進め方』日本医療企画、2002。
- 第1章 聴覚障害学生と進学について
- 第2章 コミュニケーションについて
- 第3章 講義保障について
- 第4章 授業におけるサポートについて
- 第5章 授業形態によるサポートの違いについて
- 第6章 クラスでのコミュニケーション面のサポートについて
- 第7章 大学・高校におけるサポートの事例
- 第8章 利用できる資源
- 新生児聴覚スクリーニング検査を考えるシンポジウム記録資料集編集委員会『新生児聴覚スクリーニング検査を考えるシンポジウム記録資料集』トライアングル出版部、2003。
- 企画趣意書
- シンポジウム実施要領
- 予稿集
- プログラム・・・木島照夫
- 新生児聴覚スクリーニングの意義と実際・・・三科潤
- 臨床心理学からみた新生児聴覚スクリーニング検査・・・河崎佳子
- 医療技術と生命倫理・・・松原洋子
- ひとつのコンテキストを理解するために・・・大杉豊
- 新生児期に聴覚障害の疑いを告げられた一人の親として・・・橋倉あや子
- 耳鼻科医の立場から・・・田中美郷
- 早期発見・早期治療という医療概念は私たちを何処に連れていくのか・・・上農正剛
- 開会の辞・・・池頭一浩
- 開会挨拶・企画趣意説明・・・木島照夫
- 午前の部・講演 司会・・・池頭一浩
- 「新生児聴覚スクリーニングの意義と実際」・・・三科潤
- 「臨床心理学からみた新生児聴覚スクリーニング検査」――早期親支援のあり方をめぐって――・・・河崎佳子
- 「医療技術と生命倫理」・・・松原洋子
- 午後の部・シンポジウム基調発表 司会・・・上農正剛
- 「ひとつのコンテキストを理解するために」・・・大杉豊
- 「新生児期に聴覚障害の疑いを告げられた一人の親として」・・・橋倉あや子
- 「耳鼻科医の立場から」・・・田中美郷
- シンポジウム討議
パネリスト:三科潤(東京女子医科大学母子総合医療センター)、河崎佳子(佛教大学)、松原洋子(立命館大学院先端総合学術研究科)、大杉豊(全日本ろうあ連盟)、橋倉あや子(東京都稲城市聴覚障害児をもつ親の会)、田中美郷(田中美郷教育研究所)
司会:上農正剛(九州保健福祉大学)
- 参加者アンケートのまとめ
- 資料集
- 「新生児聴覚スクリーニング」・・・三科潤
- 「新生児聴覚検査事業の手引き」作成にかかわる要望・・・全日本ろうあ連盟
- WHOの新しい国際障害分類~ICFについて
- 朝日新聞記事「新生児全員に聴覚検査」
- 朝日新聞「声」・・・戸石泉
- 朝日新聞「論壇」・・・米内山明宏
- 朝日新聞「私の視点ウイークエンド」・・・橋倉あや子
- 朝日新聞記事「新生児聴覚検査 産科施設の26%実施」
- 「新生児聴覚スクリーニングに思う」・・・立木孝
- 「新生児聴覚スクリーニングにいま求められているもの」・・・田中美郷
- スクリーニング検査を受けた親たちの声・・・橋倉あや子
- 後援団体連絡先一覧
- あとがき
- 新生児聴覚スクリーニング検査を考えるシンポジウム記録資料集編集委員会『新生児聴覚スクリーニング検査を考える京都シンポジウム記録資料集』トライアングル出版部、2004。
- 企画趣意書
- シンポジウム実施要領
- 当日プログラム
- 予稿集
- 岡山県新生児聴覚検査事業の実施状況と今後の課題・・・御牧信義
- 秋田県における新生児聴覚検査事業の現状と課題・・・片桐貞子
- ろう教育現場にあるろう者の立場から・・・前田浩
- 両親に対する情報の提供と選択の援助について・・・稲田利光
- 早期発見と早期支援・・・當間正敏
- 開会挨拶・企画趣意説明・・・木島照夫
- 午前の部・講演 司会・・・南村洋子
- 「岡山県新生児聴覚検査事業の実施状況と今後の課題」・・・御牧信義
- 「秋田県における新生児聴覚検査事業の現状と課題」・・・片桐貞子
- 「コロラド・プログラム」ビデオ――早期支援――・・・邦訳・河崎佳子
- 午後の部・パネルディスカッション基調発表 司会・・・上農正剛
- 「ろう教育現場にあるろう者の立場から」・・・前田浩
- 「両親に対する情報の提供と選択の援助について」――聴覚障害児の親の立場から――・・・稲田利光
- 「早期発見と早期支援」――聴覚障害者(団体)の立場から――・・・當間正敏
- 質疑応答・討議
パネリスト:御牧信義(倉敷成人病センター小児科)、片桐貞子(難聴幼児通園施設オリブ園)、前田浩(全国聴覚障害教職員協議会)、稲田利光(全国難聴児を持つ親の会)、當間正敏(京都府聴覚障害者協会)
司会:上農正剛(九州保健福祉大学)
- 京都シンポジウムを終えて・・・木島照夫
- 参加者アンケートのまとめ
- 資料集
- 「岡山県新生児聴覚検査事業の実施状況について」・・・御牧信義
- 「新生児聴覚スクリーニング」・・・中澤操
- 「全乳児聴覚スクリーニング検査(UNHS)導入への疑問」・・・服部浩
- 「Infant-Parent Psychotherapyと聴覚障害者臨床との接点」・・・河崎佳子
- 後援団体連絡先一覧
- 杉野昭博『障害学:理論形成と射程』東京大学出版会、2007。
- 序章 障害学の理論視角
- 1章 障害学を担うのは誰か?
- 1 障害学は当事者のもの?
- 2 「非障害研究者」論争
- 3 日本の障害者運動で論じられたこと
- 4 「研究の自由」論争
- 5 研究と運動の線引き問題
- 6 「当事者の視点」はいかに担保されるのか?
- 7 「実践」としての障害学会
- 8 「観衆」としての当事者とアクセス
- 2章 障害学とリハビリテーション学-ICFをめぐる論争
- 1 障害学のインパクト
- 2 国際障害分類改訂の経緯
- 3 障害学からの批判-ファイファーによる批判
- 4 WHOの改訂チームによるファイファーへの反論
- 5 論争が障害学に与えた影響-社会モデル理論の分類と整理
- 6 死人に口なし
- 3章 マイノリティ・モデルと普遍化モデル-アーヴィング・ゾラの障害学
- 1 「アメリカ障害学の父」
- 2 ゾラが語る個人史とマイノリティ・モデル
- 3 障害アイデンティティとマイノリティ・モデル
- 4 医療化批判と自己決定
- 5 障害の普遍化戦略
- 6 ゾラのラディカリズム
- 4章 社会モデルの広がりと再編-イギリス社会モデルの展開
- 1 混迷する論争と文脈依存性
- 2 社会モデルの功績
- 3 オリバー障害理論の真価-労働の近代化と障害
- 4 オリバー後の社会モデル論争-内在的批判と外在的批判
- 5 社会モデルの拡張作業-インペアメントの社会学
- 6 社会モデルの再編成-唯物論的モデルと観念論敵モデル
- 7 「個人的経緯」の社会性
- 5章 「障害」の政治と障害学-マイノリティ・モデルの展開
- 1 アメリカ障害学に関するいくつかの疑問
- 2 「公民権」としての障害者の権利
- 3 「人種」としての障害者-アメリカ社会モデルの淵源
- 4 リハビリテーション理念と「メルティングポット」
- 5 戦後リハビリテーション施策の展開
- 6 「貧困との戦争」におけるリハビリテーション理念の挫折
- 7 自立生活運動と利用者の権利
- 8 リハビリテーションから公民権へ
- 9 障害者権利運動-504条施行規則からADAへ
- 10 消極的な司法判断
- 11 障害文化-マイノリティの主張
- 12 障害の政治とマイノリティ・モデル
- 6章 障害学の課題-日本における論争点
- 1 日本の障害学-国際比較の視点から
- 2 障壁としての「家族」-脱「家族」と障害者福祉改革
- 3 「能力主義」をめぐる問題と差別禁止法
- 4 フェミニズム理論と障害学-「平等派対差異派」論争
- 5 障害学の実践課題-実践モデルとしての社会モデル
- 6 「利用者主権」と「当事者主権」-個人モデル実践の改革に向けて
- 鈴木孝夫『教養としての言語学』岩波新書、岩波書店、1996。
- 鈴木淳一、小林武夫『耳科学:難聴に挑む』中公新書、中央公論社、2001。
- リチャード・K・スコッチ『アメリカ初の障害者差別禁止法はこうして生まれた』竹前栄治監訳、明石書店。2000。
- 須藤貢明、濱田豊彦、荒木紫乃『聴覚障害児の残存聴力活用』教育出版、1997。
- 垰田和史監修、全国手話通訳問題研究会編『手話通訳者の健康管理マニュアル』文理閣、2000。
- 第I章 手話通訳者の健康保障への取り組みの経過
- 第II章 手話通訳者の健康障害
- 第III章 予防対策
- 第IV章 手話通訳の歴史と役割
- 第V章 スイスの手話通訳者と健康問題
- 第VI章 静岡県の手話通訳者の健康管理実践例
- 附録1 予防対策チェックリスト
- 附録2 ストレッチング
- 関係資料
- 労働安全衛生法(抜粋)
- 職場における「頚肩腕症候群予防対策」に関する検討結果報告書の取りまとめについて
- 職場における頚肩腕症候群予防対策に関する検討結果報告書
- 上肢業務に基づく疾病の取扱いについて(通知)
- 障害者生活訓練・コミュニケーション支援等事業の実施について
- 手話奉仕員及び手話通訳者の養成カリキュラム等について
- 手話通訳士倫理綱領
- 手話通訳士の実態と健康についての全国調査報告(一九九六年二月調査)
- 高村真理子『アメリカ手話留学記』径書房、1993。
- 高柳泰世『つくられた障害「色盲」』1996; 朝日文庫、朝日新聞社、2002。
- 立岩真也『良い死』筑摩書房、2008。
- 序
- 序章 要約・前置き
- 1 要約と前置き
- 1 急ぐ人のために―最も短い版
- 2 急ぐ人のために・2―短い版
- 3 考えてきただろうか
- 4 知ったらよいこと
- 2 それがある場所:不死性
- 1 二〇〇五年/一九八三年
- 2 尊厳死思想の不死性
- 3 それがある場所:汎用性
- 4 それがある場所:反事実性・抗事実性
- 第1章 私の死
- 1 私のことである、しかし
- 1 論を積んでみることについて
- 2 決めることが大切であること
- 3 至上のものではないこと
- 4 そのまま受け入れないことを言う不正確な言い方
- 5 受け入れられないことがある理由
- 2 困難
- 1 介入という危険
- 2 より大きな困難
- 3 再び選択について
- 3 他を害さない私のことか
- 1 いくらか内在して考えてみる
- 2 自分のために自分を決めているという説について
- 3 他を害してはいないという説について
- 第2章 自然な死、の代わりの自然の受領としての生
- 1 人工/自然
- 1 「自然な死」という語
- 2 すべてが自然の中にある
- 3 サイボーグは肯定される
- 4 無限の欲望という説
- 5 単純に苦痛を感じる身体という自然
- 2 生―政治
- 1 むしろ面している
- 2 与えられて/与えているもの
- 3 延ばされ閉じられる
- 3 好き嫌いのこと
- 1 好き嫌いのこと
- 2 作りものだと、まず言ってみるが
- 3 抜けられそうにないように思えること
- 4 会ってしまうこと
- 1 告発との不整合?
- 2 普及と変容
- 3 それでも会ってしまうこと
- 5 思いを超えてあるとよいという思い
- 1 普遍の不可能性?
- 2 個別から語ることの流行
- 3 思いを超えてあるとよいという思いの実在
- 4 誰もが、について
- 5 誰をも、について
- 6 多数性・可変性
- 1 並存していること変わること
- 2 死に賭けられているものを軽くすること
- 7 肯定するものについて
- 第3章 犠牲と不足について
- 1 不安と楽観
- 2 避けられない場合
- 1 共有財―生命の犠牲
- 2 私見
- 3 犠牲は不要であること
- 3 不足/の不在
- 4 移動/増加
- 5 どこから計るか
- 1 「自分のため」が届く範囲
- 2 生産への貢献という理由
- 3 代わりに―いっそ原則をはっきりさせること
- 6 枯れ木に水、がよいについて
- 1 そう景気のよい話はできない
- 2 ただし、条件を加えた場合
- 7 何が妨げているのか
- 1 利害
- 2 だが味方の方が多い
- 3 生産・成長のための我慢という話
- 4 国際競争という制約
- 5 どこでもできることではないという話に対して
- 8 それでよい/それでも
- 1 それでよい
- 2 それでも憂える良識的な人たち
- 3 受け答えについて
- おわりに
- 1 まず言っておけること
- 2 言ってみたらよいと思うこと
- あとがき・1
- 立岩真也『ALS 不動の身体と息する機械』医学書院、2004。
- 田中清、緒方リナ『歌を手話で楽しもう』DVD、手話文化村、2006。
- 田上隆司、森明子、立野美奈子『手話の世界』日本放送出版協会、1979。
- 長南浩人編『手話の心理学入門』東峰書房、2005。
- 推薦の言葉・・・中野善達
- 第1章 手話の表現と理解・・・長南浩人
- 第2章 聴覚障害者の言語記憶と手話・・・長南浩人、井上智義、清水寛之
- 第3章 手話はどのように獲得されるか・・・武居渡
- 第4章 手話と聴覚障害者のアイデンティティ・・・岩田吉生
- 第5章 第二言語としての手話の学習心理―聴者の手話認知メカニズム―・・・松見法男
- 第6章 手話通訳の技法と心理言語学的過程・・・白澤麻弓
- 第7章 手話言語環境にないろう者のホームサイン・・・武居渡
- 辻幸夫編『認知言語学への招待』大修館書店、2003。
「第2章 認知言語学の史的・理論的背景(野村益寛)」17-61が言語観を考えるうえで大変有益。
- 永井哲『マンガの中の障害者たち―表現と人権』解放出版社、1998。
- 第一章 ろうあ者って、こんなふうに見られているの?
- 1. 声をつぶせば、口止めできる!?
- 2. 摩訶不思議な「読唇術」の世界
- 3. 女として、障害者として―二重の差別構造―
- 第二章 街角の、あたりまえのろうあ者たち
- 1. 愛は地球を救う……のだろうか??
- 2. え?こんな仕事についているの?
- 3. 教育、そしてマンガの中のろう学校
- 4. 音楽と聴覚障害者
- 第三章 ここにも、あそこにも…:さまざまな聴覚・言語障害者たち
- 1. マンガの中のさまざまな手話
- 2. 阪神・淡路大震災の時のろうあ者たち
- 3. いくつかの障害のあるい人びと
- 4. 吃音者たち
- 第四章 主役になったろうあ者たち
- 1. 山本おさむの世界―その1 甲子園は、なぜ、遥かに遠いのか?
- 2. 山本おさむの世界―その2 さまざまな差別を超えて
- 3. 少女マンガの中の主役たち
- 第五章 マンガの中のさまざまな障害者たち
- 1. 全体としての障害者
- 2. 身体障害者たち
- 3. 精神・知的・情緒障害者たち
- 4. マンガの中の差別
- 第六章 あたりまえに ありのままに
- 1. 時代背景を反映
- 2. マンガの中の障害者観と現実の障害者
- 中園秀喜「聴覚障害者に情報確保を」『朝日新聞』論壇、1999年11月11日、4。
- 長瀬修、東俊裕、川島聡『障害者の権利条約と日本: 概要と展望』生活書院、2008。
- 中園秀喜『拝啓病院の皆様:聴覚障害者が出会うバリアの解消を』現代書館、2007。
- 中園秀喜『「聞こえ」のバリア解消への提言:共生社会を目指して』日本放送出版協会、2008。
- 中野聡子『大人の手話 子どもの手話:手話にみる空間認知の発達』明石書店、2002。
- 中野聡子、金澤貴之「小児人工内耳と優生思想」中村満紀男編『優生学と障害者』明石書店、2004、691-724。
- 中野善達、赤津政之『世界最初のろう学校創設者 ド・レペ:手話のよる教育をめざして』明石書店、2005。
- 中野善達、伊東雋祐、松本晶行編『手話への招待:聴覚障害者問題入門』福村出版、1977。
- I 手話への招待
- II 手話と手話通訳
- 一 手話とろうあ者
- 二 私と手話通訳活動
- 三 手話サークル案内
- III 聴覚障害児教育と手話
- 一 教育の歴史的な展開
- 二 口話法―手話法の論争
- 三 教育の現状
- 四 今後の展望
- IV ろうあ者と権利
- 中野善達、伊東雋祐、松本晶行編『手でおしゃべり:手話への招待』福村出版、2002。
- I部 手話の成立ち
- II部 手話と手話通訳
- 第三章 手話と聴覚障害者
- 第四章 私と手話通訳活動
- 第五章 聴覚障害者の情報保障
- III部 聴覚障害者教育と手話
- 第六章 日本の聴覚障害児教育と手話
- 第七章 口話、手話、トータル・コミュニケーション
- 第八章 諸外国の状況
- IV部 聴覚障害者と権利
- 中野善達、吉野公喜編『聴覚障害の心理』田研出版、1999。
- 第1章 聞こえの世界
- 第2章 聴覚障害者の世界
- 第3章 知能と知的発達
- 第4章 認知と言語
- 第5章 言語の発達
- 第6章 社会性の発達
- 第7章 パーソナリティの形成
- 第8章 コミュニケーション
- 第9章 ろうと文化
- 第10章 ろう者の社会生活
- 補論 聴覚障害の心理研究の歩み
- 中村満紀男、荒川智編『障害児教育の歴史』明石書店、2003。
- 第I部 障害児教育史●世界編
- 第1章 障害児教育の黎明――近代以前の障害者と障害児の教育
- 第2章 障害児教育の本格的始動――市民革命・産業革命期の障害児教育
- 第3章 公教育制度と障害児教育――帝国主義・ファシズム期の障害児教育
- 第4章 第二次大戦後の世界と障害児教育――民主主義・経済成長と障害児の教育
- 第5章 特別ニーズ教育とインクルージョン――21世紀に向けて
- 第II部 障害児教育史●日本編
- 第1章 日本の障害児教育の黎明
- 第2章 戦前における障害児教育の成立・展開と変質
- 第3章 戦後「特殊教育」制度の整備と問題点
- 第4章 権利としての障害児教育の展開と課題
- 第III部 障害児教育史研究の到達点と課題
- 《地域障害児教育史》
- アジアの障害児教育史(1)――南アジア(スリ・ランカを中心に)・・・古田弘子
- アジアの障害児教育史(2)――韓国近代特殊教育史研究の概観と課題・・・鄭仁豪
- 北欧におけるインテグレーション(インクルージョン)の成立と展開・・・石田祥代
- 福祉国家と障害児教育・・・二文字理明
- 日本障害児教育史の時期区分・試論・・・平田勝政
- 《人物研究》
- 障害児教育史におけるJ. J.ルソーの役割・・・荒川智
- E. セガンはどう評価されてきたのか――アメリカ合衆国・・・米田宏樹
- 《現代的問題の歴史的理解》
- 手話・口話論争の再評価・・・金澤貴之
- ファシズムと障害児教育・・・荒川智
- 優生学と障害・・・中村満紀男
- 「特殊教育」はどう理解されてきたか・・・新井英靖
- 《学校的機能の変化と福祉的機能との接点》
- 近代社会における障害者の「自立」・・・佐々木順二/青柳まゆみ
- 学校機能の拡大とその可能性――19世紀第4四半期アメリカ合衆国における盲学校教育の発展・・・岡典子
- 障害児の施設における教育・・・蒲生俊宏
- 付録
- 戦後障害児教育資料
- 障害児教育史を主題とする公刊博士論文紹介
- 障害児教育史略年表
- 那須英彰『手話が愛の扉をひらいた』宙出版、1996。
- 第1章 ろう者同士の結婚、そして愛の日々
- 第2章 孤独な″音のない世界″で
- 第3章 限りなき夢への挑戦
- 第4章 ひらかれたアメリカ大陸への扉
- 第5章 声のない芝居に魅せられて
- 第6章 ドリームウエーを突っ走れ!
- スーザン・H・フォスター=コーエン『子供は言語をどう獲得するのか』今井邦彦訳、岩波書店、2001。
- 第1章 言語獲得にあたって子供はどういう能力を用いるか?
- 第2章 言語が使えるようになる前に子供はどのようにして伝達を行うか?
- 第3章 言語発達はいつ始まるのか?
- 第4章 幼児は言語の働きをどう見ているか?
- 第5章 言語発達を左右するものは?
- 第6章 子供はみな同じように言語を獲得するのか?
- 第7章 どの言語を習うかによって違いが出るか?
- 第8章 言語発達が終わるのはいつか?
- 藤田保、西原泰子編『あなたの声が聴きたい:難聴・中途失聴・要約筆記』文理閣、2003。
- I あなたの声が聴きたい
- 難聴とはなにか・・・江時久
- 人工内耳で復活した人生・・・宇田二三子
- 補聴器で働く・・・幡掛節子
- 「私にノートテイクして下さい」――私の大学生活から――・・・今橋幸恵
- もう一度あなたの声を・・・前田愛子
- 欠格条項に阻まれた夢・・・舟田縁
- もういちど聞きたい・・・永末淑子
- 新しい聞こえ――補聴器普及の時代へ――・・・高岡正
- 初めて補聴器を使うために・・・黒川美富子
- II あなたに声を届けたい 要約筆記
- 難聴者とともに歩んで・・・西原泰子
- いざや かぶかん!――NPO法人をたちあげて――・・・星川美智子
- 教育分野の要約筆記(ノートテイク)・・・太田晴康
- ノートテイクから学んだこと・・・藤田亜衣子・石橋尚子
- パソコン要約筆記は時代の流れなのか・・・田島陽一郎
- 『書く』という文化・・・兼子次生
- III 難聴者・中途失聴者の明日のために 運動を考える
- 世界の難聴者運動で思うこと・・・山口武彦
- サークル・ベートーヴェン・・・兼子次生
- 聴こえないの わかって――情報保障を求めて――吉田俊子
- IV 聴こえる医療・介護・福祉のために
- 病院でのバリアフリーをめざして――聴覚障害者外来の経験から――・・・藤田保
- いこいの村梅の木寮・・・兼子次生
- 要約筆記者のヒューマン活動のために――健康問題の提起――・・・北原照代
- 舩坂宗太郎『回復する聾:人工内耳で聴覚は蘇る』人間と歴史社、1996。
- はじめに
- 1 音が無い世界の辛さ
- 耳が聞こえないということ
- 「聞こえ」を失った人々の思い
- 人工内耳の出現――感覚器で初めての人工臓器
- 2 ヒトの進化の起点――耳
- 3 聞こえのメカニズム
- 4 聾回復を目指して
- 人工内耳との出会い
- 試行から普及へ
- 22チャンネル人工内耳
- 人工内耳の構造
- 人工内耳の対象
- 幼児と人工内耳
- 5 人工内耳の手術とリハビリテーション
- 術前の検査
- 手術の手順
- 手術後のリハビリテーション
- 6 人工内耳の評価
- 装用者の評価
- 装用者の聞き取り能力
- 新型のスピーチ・プロセッサ
- 巻末資料
- おわりに
- 人工内耳関連文献
- ポール・プレストン『聞こえない親をもつ聞こえる子どもたち : ろう文化と聴文化の間に生きる人々』澁谷智子、井上朝日訳、現代書館、2003。
- 星加良司『障害とは何か:ディスアビリティの社会理論に向けて』生活書院、2007。
- はしがき
- 序章 今、なぜ「障害」を問うのか
- 第1節 ディスアビリティという主題
- 第2節 本書の構成
- 第1章 ディスアビリティ理論の現在
- 第1節 ディスアビリティ理論の到達点
- 第2節 ディスアビリティ理論の行きづまる地点
- 第2章 ディスアビリティ理論の再検討I
- 第1節 「社会モデル」の論理構造とその限界
- 第2節 ディスアビリティ理解の再編I-不利益の意味をめぐって
- 第3節 更新される不利益
- 第3章 ディスアビリティ理論の再検討II
- 第1節 不利益の規範的特定の試み
- 第2節 立岩のプロジェクト
- 第3節 ディスアビリティ理解の再編II-不利益の位置をめぐって
-
- 第4章 ディスアビリティとインペアメント
- 第1節 ディスアビリティの非制度的位相I
- 第2節 新たなディスアビリティ概念
- 第5章 ディスアビリティ解消の実践と論理
- 第1節 制度的位相におけるディスアビリティ解消
- 第2節 非制度的位相におけるディスアビリティ解消
- ディスアビリティとインペアメントの「社会モデル」
- 終章 ディスアビリティの社会学に向けて
- 第1節 ディスアビリティ理論への貢献
- 第2節 社会学に何ができるか
- あとがき
- 堀正嗣編『障害者問題ゼミナール:共に生きよう、楽に生きよう』明石書店、1997。
- 1章 ちがうことことばんざい・・・牧口一二
- 2章 障害者の置かれている状況と自立への課題・・・楠敏雄
- 3章 障害者の自立とまちづくり・・・尾上浩二
- 4章 耳によらない世界からきこえてくるもの・・・稲葉通太
- 5章 精神病と共に生きる・・・山本深雪
- 6章 ピープルファーストの活動への思い・・・八木雅弘
- 7章 ゼミナールから視えてきたもの
- 8章 共に生きよう、楽に生きよう・・・堀正嗣
- ジョン・C・マーハ、本名信行編『新しい日本観・世界観に向かって』国際書院、1994。
- 発刊にあたって・・・魚住昌良
- はじめに・・・ジョン・C・マーハ、本名信行
- アイヌ―言語とその人々・・・北原きよ子
- 大阪におけるコリアン文化の復活・・・李栄汝
- 第1章 消えゆく言葉―環境言語学に向けて・・・ジョン・C・マーハ
- 第2章 多言語生活の実態―グアテマラ、イタリア、フィンランドの例から・・・ジョー・デキキス
- 第3章 オーストラリアと日本における文化の多様性・・・ゲイノア・マクドナルド
- 第4章 日本の手話―新しい展開を求めて・・・本名信行、加藤三保子
- 第5章 帰国生と移民の言語―多言語社会の言語教育の観点から・・・八代京子
- 第6章 「死語」という神話―アイヌ語のルネサンス・・・ジョン・C・マーハ
- 第7章 女性というカテゴリー―日本の家族、社会とセクシュアリティーについて・・・西薗マーハ文、松田瑞穂、ジョン・C・マーハ
- 第8章 聴覚障害者と聴者のコミュニケーションを深めるために・・・野沢克哉
- 第9章 日本におけるコリアン維持状況・・・ジョン・C・マーハ、川西由美子
- 第10章 朝鮮総聯の朝鮮語教育―コミュニティー再生産のテクノロジー・・・イリーナ・キム
- 第11章 「多様性」を阻むもの―日本社会の同化・異化作用・・・中野秀一郎
- 第12章 今日の二言語併用の定義と展望・・・岡秀夫
- 第13章 異質性について―少数派の人生打開と適応の道(日系アメリカ人の体験から学ぶ)・・・ジャクリーヌ・ハーウェル・ワシレウスキー
- 正高信男『子どもはことばをからだで覚える:メロディから意味の世界へ』中公新書、中央公論新社、2001。
- 正高信男「言語の獲得に聴覚は不可欠か」『日経サイエンス』9月号、2001、28-33。
- ましこひでのり『イデオロギーとしての「日本」:「国語」「日本史」の知識社会学』三元社、1997。
- ましこひでのり「単一言語支配をかんがえるために」『ことばと社会』3号、三元社、2000、139-50。
- 益田慎「小児人工内耳をめぐって:医師の立場から」『手話コミュニケーション研究』特集・人工内耳をめぐって、No. 35、2000.3、5-11。
- 松岡和美『日本手話で学ぶ手話言語学の基礎』くろしお出版、2015。
- はじめに
- 1. 手話使用者のタイプ
- 2. 日本手話・手指日本語・混成手話
- 3. 日本の手話言語学研究の課題
- 4. この本の特徴と使い方
- 第1章 手話の音韻
- 1. はじめに
- 2. 二重分節性
- 3. 手話単語の音韻パラメータ
- 4. ストーキーの手話表記法とその問題点
- 5. 手話単語の「連続性」をとらえた表記(MHモデル)
- 6. 手話の音韻現象
- 7. 両手を使う手話とバチソンの制約
- 8. おわりに
- 第2章 手話の形態
- 1. はじめに
- 2. 語基と接辞からできる語
- 3. 語と語の組み合わせでできる語(複合語)
- 4. 数字や指文字が含まれた手話単語
- 4.1 数字や指文字が入った手話単語
- 4.2 指文字が入った手話単語
- 5. 手話言語の動詞のタイプと一致現象
- 5.1 3種類の動詞
- 5.2 手話の「一致現象」を巡る議論
- 6. おわりに
- 第3章 手話の統語
- 1. はじめに
- 2. 「構造」の考え方と構造依存性
- 2.1 人間言語にみられる「構造」
- 2.2 文末コピー
- 3. 日本手話の否定表現
- 4. NM(非手指)表現といろいろな手話構文
- 4.1 2種類の疑問文
- 4.2 話題化文
- 4.3 接続表現
- 5. おわりに
- 第4章 意味に関わる手話言語の性質
- 1.はじめに:言語の「意味」の研究
- 2. 日本手話のテンスとアスペクト
- 3. 日本手話のモダリティ表現
- 3.1 認識様態のモダリティ
- 3.2 義務モダリティ
- 4. 語の意味的な性質とNM表現
- 5. 日本手話の情報の並べ方
- 6. おわりに
- 第5章 CL・RS・手話の創造性
- 1. はじめに
- 2. CL表現
- 2.1 CL動詞の特徴
- 2.2 CL表現の分類
- 2.3 フローズン語彙と動詞以外に見られるCL
- 3. RS(ロールシフト・レファレンシャルシフト)
- 3.1 2種類のRS
- 3.2 RSとCLの組み合わせ:複数の視点を同時に表現する
- 3.3 手話語り・手話ポエムと言語の創造性
- 4. おわりに
- 第6章 ろう児の手話の発達
- 1. はじめに
- 2. 手話の音韻の発達
- 2.1 手による喃語(なんご)
- 2.2 手話の音韻発達のステップ
- 3. 手話の発達とジェスチャーとの比較
- 3.1 指さし(代名詞)の発達
- 3.2 手話の一致表現の発達
- 3.3 CL表現の発達
- 3.4 NM表現の発達
- 4. 手話の発達と年齢要因
- 5.手話のクレオール化
- 5.1 ピジンとクレオール
- 5.2 家庭内での手話のクレオール化
- 5.3 コミュニティ内での手話のクレオール化:ニカラグア手話の誕生
- 6. おわりに
- 第7章 手話研究を行うために
- 1. はじめに
- 2. 手話言語学の研究対象:ネイティブサイナーの言語知識
- 3. 手話研究を行う際の注意点
- 3.1 研究トピックの設定
- 3.2 手話データの収集
- 3.3 研究成果の発表
- 3.4 研究成果がまとまったら
- 4. おわりに
- おわりに
- 巻末資料
- 松見法男「第二言語の習得―第二言語の認知過程をのぞいてみよう」森敏昭編、21世紀の認知心理学を創る会『おもしろ言語のラボラトリー』認知心理学を語る2、北大路書房、2001、195-219。[「L2は音声言語だけではない」というセクションで、手話言語の認知心理学研究を紹介]
- 松本晶行『ろうあ者・手話・手話通訳』文理閣、1997。
- I 我が師、我が友
- II 弁護士として
- III ろうあ者の事件
- IV 「善意」の差別
- V 歌への憧憬
- VI 運転免許裁判回想
- VII 聞こえないことと見えないこと
- VIII 手話通訳のあり方のあり方
- IX 閑話「有」題
- X 翻訳と手話通訳
- XI 実感的手話論
- 松本晶行『実感的手話文法試論』手話コミュニケーション双書1、財団法人全日本ろうあ連盟出版局。
- 松本裕治、今井邦彦、田窪行則、橋田浩一、郡司隆男『言語の科学入門』言語の科学1、岩波書店、2004。
- 丸山圭三郎『文化のフェティシズム』勁草書房、1984。
- 南留花『この手が僕らの歌声になる~きこえないけど歌いたい』ヤマハ、2001。
- 宮島喬『文化と不平等:社会学的アプローチ』有斐閣、1999。
- 序論 文化における現代―社会学的アプローチ―
- 第1章 文化と不平等―問題と展開―
- 第2章 芸術の享受と社会的不平等
- 第3章 社会変動と教育拡大―その社会的含意―
- 第4章 同質化、差異、不平等―メリトクラシー論の虚と実―
- 第5章 家族、ハビトゥス、実践―資本としての家族をめぐる覚え書き―
- 第6章 日本におけるマイノリティの文化的諸条件―外国人の子どもの教育における言語と文化資本―
- 第7章 移動・移民と文化変容―適応の動態と再生産―
- 第8章 移民労働者第二世代における剥奪と戦略―言語、教育、統合をめぐる言説と実態―
- 第9章 文化の共存と文化の序列化―ヨーロッパにおける少数文化の位置と可能性―
- 第10章 社会学理論における「近代」と文化
- 展望 問われていること
- 宮島喬、加納弘勝編『変容する日本社会と文化』国際社会2、東京大学出版会、2002。
- 序 他文化化の進行とそれをめぐる諸問題・・・宮島喬、加納弘勝
- 1 ニューカマー外国人の増大と日本社会の文化変容:農村の外国人妻と地域社会の変容を中心に・・・渡辺雅子
- 2 国際結婚にみる家族の問題:フィリピン女性と日本人男性の結婚・離婚をめぐって・・・定松文
- 3 学校世界の多文化化:日本の学校はどう変わるか・・・志水宏吉
- 4 教育達成における日本語と母語:日本語至上主義の批判的検討・・・太田晴雄
- 5 就学とその挫折における文化資本と動機づけの問題・・・宮島喬
- 6 イスラーム教徒における社会文化空間と教育問題・・・杉本均
- 7 エスニック・メディアとその役割:在日ブラジル人向けポルトガル語メディアの事例から・・・アンジェロ・イシ
- 8 定住外国人における文化変容と文化生成・・・谷富夫
- 村瀬嘉代子編『聴覚障害者の心理臨床』日本評論社、1999。
- 聴覚障害者としてのアイデンティティ・・・高橋公子
- コミュニケーション障害とろう教育・・・木島照夫
- 不就学ろうあ老人への援助・・・鳥越隆士
- 聞こえるってどんなこと・・・片倉和彦
- 聞こえない人の体験にふれて・・・古賀恵里子
- 聴覚障害者外来を訪れる人たち・・・藤田保
- 聴こえる親と聴こえない子―聴覚障害青年との心理面接から・・・河崎佳子
- 聴覚障害者の心理臨床―今後の課題・・・滝沢広忠
- 聴覚障害者の心理臨床から問われること―この一書を編んで・・・村瀬嘉代子
- パディ・ラッド『ろう文化の歴史と展望:ろうコミュニティの脱植民地化』森壮也監訳、長尾絵衣子、古谷和仁、増田恵里子、柳沢圭子訳、明石書店、2007。
- 序章
- 第1章 ろうコミュニティ
- 第2章 西欧文明におけるデフネスとデフフッド-新たな概念的枠組の形成に向けて
- 第3章 二十世紀のディスコース
- 第4章 文化-定義と理論
- 第5章 ろう文化のディスコースと定義
- 第6章 ろうコミュニティの研究-サバルタン研究者の方法論
- 第7章 ろう文化のルーツ-寄宿制学校
- 第8章 ろう文化のルーツ-ろうクラブとろうサバルタン
- 第9章 サバルタンの反乱者たちとデフフッド-全国的な広がり
- 第10章 結論と含意
- 第11章 後記
- 推薦文献
- 付録1 慈善の植民地
- 付録2 ブルー・リボンのセレモニーの原稿
- 付録2 ろうの情報提供者に提示した最初の質問と論題の一覧
- 付録3 イギリスろう関係団体連絡会議加盟団体
- 監訳者あとがき
- Cleve, John V. Van, ed. Gallaudet Encyclopedia of Deaf People and Deafness 3vols. New York: McGraw-Hill, 1987.
- Christiansen, John B. and Sharon N. Barnartt. Deaf President Now!: The 1988 Revolution at Gallaudet University. Washington, D. C.: Gallaudet UP, 1995.
- Davis, Lennard J. ed. The Disability Studies Reader. New York: Routledge, 1997.
- Grimes, Barbara F. ed. Ethnologue: Languages of the World. 13th ed. Dallas: Summer Institute of Linguistics, Inc., 1996
- Klima, Edward S., Ursulla Bellugi, et al. The Signs of Language. Cambridge, Massachusetts: Harvard UP, 1979.
- Lane, Harlan. "Constructions of Deafness" in Davis (1997), 153-71.
- Moore, Matthew S. and Linda Levitan. For Hearing People Only: Answers to some of the Most Commonly Asked Questions About the Deaf Community, its Culture, and the ``Deaf Reality''. 2nd ed. Rochester, New York: Deaf Life P, 1993.
- Nakamura, Karen. Deaf in Japan: Signing and the Politics of Identity. Ithaca: Cornell UP, 2006.
- Preface
- Chapter One Introduction
- Chapter Two The Politics of Japanese Sign Language
- Chapter Three The Early History of the Deaf in Japan
- Chapter Four Life History: Nakano Shizuyo A Prewar-Generation Deaf Woman
- Chapter Five Middle-Generation Deaf in the Postwar Period
- Chapter Six Three Women's Lives Sano Hioroe, Horikawa Hiro, and Funata Hatsuko
- Chapter Seven The Post war Generation of Deaf Activists
- Chapter Eight The Japanese Federation of the Deaf and the Welfare State
- Chapter Nine Deaf Students in the Post-Mainstreaming Era
- Chapter Ten Life History: Yamashita Mayumi A Deaf Youth in Contemporary Japan
- Chapter Eleven Language Wars and Language Politics; or, How an Itinerant Anthropologist Introduced a New Sign into the Japanese Sign Lexicon
- Chapter Twelve Conclusions
- 『NHK みんなの手話 2019年4月~6月/10月~12月』NHK出版、2019。
- Shapiro, Joseph P. No Pity: People with Disabilities Forging a new Civil Rights Movement. Times Books, 1993.
- Tennant, Richard A. and Marianne Gluszak Brown. The American Sign Language Handshape Dictionary. Washington D. C.: Clerc Books-Gallaudet UP, 1998.