月波通信


Vol.8 2002年夏号


今年は、とりわけ暑さの厳しい夏でした。


◆ふたつの企画展◆

この夏は、ふたつの企画展に参加させていただきました。
ひとつは、ペンギンアート展(coffee&gallery リベラル/芦屋)。
板に描いて看板風、のつもり。

もうひとつは、うちわ&手ぬぐい展(OPA GALLERY/青山)。
うちわを3点出品しました。


THE GIFT TO BE SIMPLE


”シンプル”という贈りもの
〜アーミシュの暮らしから
/Bill Coleman

CHRONICLE BOOKS/フレックス・ファーム

素敵な写真集に出会いました。
北アメリカに住み、今も電気を使わず昔ながらのシンプルな暮らしを続ける「アーミシュ」。
彼らは、写真を撮られる事を嫌うのだが、
静かに受け入れられ、25年も彼らを撮り続けたビル・コールマン。
ヨーロッパの田舎のような風景の中で、モノトーンの服を着て、馬車に乗り、
お祈りをし、パンを焼き、みんなで家を作る。
アーミシュの暮らしぶりが垣間見れるのもさる事ながら、
写真集としても秀逸。そして、子供達の表情のなんと愛らしい事!


◆引越し計画ザセツ、模様替えしました◆

不動産屋をたくさんまわったけれど、結局ピンと来る部屋が見つからず更新、
せめて気分転換をと、思いきり模様替えをしました。
家具を全移動!まったく違う部屋になりました。

今まで寝室にしていた4,5畳の和室を、茶の間にしてみました。
新鮮かつ落ち着く!!やっぱり畳はいいねえ。
出窓に、クッションと植物を並べてみました。

もっと仕事をしやすい環境にするために、仕事部屋と居間をわける事にしたのだけれど。
実は、仕事もけっこう和室に持ち込んでやってます…。意味ない!?



お魚くわえて、得意げ。うにゃ。


◆Blue Moon◆

葉山の一色海岸へ、海水浴に行きました。遠かった!!
知人おすすめの海の家があって、一度行ってみたかったのです。
Blue Moon
竹とよしずでできていて、Barコーナーがあり、時々ライブもあるのです。
海は、台風の影響でけっこう波が高く、楽しかった!!うきわで激しくゆられてました。
時々失敗して、波にのまれてくるくる流されたりして。3回転。ごほ。
湘南の海も、このへんまで来ると、わりにきれいです。
Blue Moonは、たまたまライブの日でした!
着替えたあとも、そこで軽く食べたり飲んだりしてくつろいでいると、
日が暮れるにつれて続々と人が集まって来て、日が沈む頃からライブのスタートです。
目の前は海、波の音と音楽がまざりあい、なんかもう、
日本じゃないみたいな、非日常な空間でした。

湘南に住む人達って、独自の文化を持っていて、うらやましいです。あのユルさ加減。


Blue Moon in Hayama


◆最近のお気に入り◆


みっちゃんお手製の
小鳥のネックレス。

NOJESSの帽子。
セキユリヲ氏のテキスタイル。

小振りのやかん。
取っ手が小鳥さん。
(水アカが取れない…)


◆ワニさんの珈琲講座◆


知る人ぞ知る、珈琲豆のばい煎師「中川ワニ珈琲」のワニさんの珈琲講座が、
カフェBA Salonであると聞き、行ってまいりました!
本日の参加者は、全部で6人。ワニさんの説明+お手本のあと、
各自でいれて、みんなで飲み比べました。
同じ豆の粉なのに、人によって味が全然違うのにびっくり!
しかも、違う粉でいれても、「いれた人の味」になってしまうのです(笑)。
人によって、酸味が強かったり、エグミが強かったり。
いれ方によって、ここまで味に差が出るとは思いませんでした。
ワニさんは、自分の好きな味を求めて、いろいろ研究して今の入れ方に至ったそうで、
いわゆるフツウの入れ方とはちょっと違うかも。
たとえば、お湯は低い位置からそそぐし、粉の量も、通常より相当多いし。
そして、何気なく入れてるようで、泡の立ち方とか、全然違うのです。見事な盛り上がり!!
もちろん味も、全然違います。おいしいコーヒーをいれるのが、こんなにむつかしいとは。
「泡の立ち方とその時の味を覚えておいて、お湯の量など少しづつアレンジしてみて、
自分の好きな味に近付いていって下さい」だそうです。
コーヒーに関するちょっとした雑談もおもしろく、楽しい時間をすごせました。
講座の後は、濃いコーヒーの飲み過ぎで、さすがに胃がもたれましたが(笑)。


BA salon
外苑前にあるカフェ。ベルコモンズからスペースYUIへ行く途中の小道。
食事もスウィーツもおいしいです。
もちろん、コーヒーは中川ワニ珈琲の豆使用。
シンプルなインテリアなので、男女問わずおちつけます。


「ヒマラヤ旅の玉手箱」辻和子著

月波通信Vol.6に書いたネパール旅行に、一緒に行った辻和子さんが、
なんと、あの旅の体験をもとに、イラストエッセイの本を書きました!!
その名も、「ヒマラヤ旅の玉手箱」。
旅での出来事はもちろんのこと、私の知らなかったヒマラヤの話もいっぱいあり、
とても興味深く読めました。
旅行中から、時間があると、人や景色をスケッチしていた辻ちゃん。絵もすばらしいです。
そして…。嬉し恥ずかし、私も「Nちゃん」でちょこっと登場しています。
是非、本屋さんで手に取ってみてね!!

辻和子さんHP


2002.9.25発行
(C)minami kawai


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