月波通信


Vol.19
布を染める、布に描く


桜の枝で染めてみた
プリントゴッコTシャツ
クッションカバーを染めてみた
COFFEE TIME BOOK


桜の枝で染めてみた

友人の家の敷地内の、桜の木の枝が剪定されたというので、
それを使って布を染めてみる事にしました。
友人には、枝をこまかく切って、乾燥させて持ってきてもらって。
私は、あらかじめ、さらしの布を、染まりやすくするための前処理をしておきます。

さて、いよいよ染めます。
鍋で枝を煮だす。部屋じゅうにむわっと、青くさいにおいがひろがり、思わず窓を開ける。
そのあいだに、布にひもを巻いて、きつくしばっておく。簡単絞り染めです。
30分ほど煮だし、枝をとりだし、布をいれて30分ほど煮る。

桜の木は、枝でも葉っぱでも、花の色のピンクに染まるのです。
それも、開花前が、一番濃く染まるらしい。
木全体が、咲こうとする花のエネルギーを全身にこめているのですね。

取り出し、軽く絞り、みようばん液にて媒染。
これで、定着と発色をさせるわけだけど、うまく染まってるかな〜。

うーん、いまいちうすいかな?もう一度、鍋で煮る。

完成!あわ〜いピンクに染まりました。
ひもをほどくと、うっすら模様が現れます。
初めてにしては、まあこんなもんかな?

洗ってかわかして、アイロンかけて。

後日、布用絵の具で、桜の花をステンシルしてみました。
ちょっといい感じになりました♪


プリントゴッコTシャツ


 


 

クッションカバーを染めてみた

学生時代からの友達が、ついに結婚するというので、
たまには手作りの品なんぞ…と思い、クッションカバーを染めてみました。
自分の作品って、趣味もあるだろうしとか思って、なかなかお祝いでもあげないんだけど、
これは極力シンプルなデザインにしてみました。
自分の分と2コづつ、計4枚。
が、すごいスローペースですすめたので、完成したのは結婚半年後!すまぬ。

クッションカバーじたいは、市販のもの。
アカネとコーヒーで染めました。
手順は上記の桜染めと一緒だけど、工程ごとに完全に乾かしていたので、
日数はかかっています。



染めあがったものに、ステンシルの要領で、布用絵の具を使って、絵を入れる。

アカネの方に、小さな花をひとつ、刺繍。


 

COFFEE TIME BOOK

COFFEE TIME BOOK」川口葉子/藤原ゆきえ/狩野知代著(青山出版社)の中で、
私の珈琲染めハンカチをちらっと紹介していただきました。

オールカラーで、珈琲に関する情報が満載のビジュアルブック。
いわゆるハウツー本ではなく、珈琲まわりのさまざまな知識がみっしり詰まっていて、
読んでも眺めても楽しめます。

このハンカチが載っています。
ちょっとわかりにくいですけど…。

2007.1発行
minami kawai

 

 

 

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