MiG-21SM   1/32

作 安土 潤吉   登場 2017年3月




MiG-21SMとは、どんな機体ですか?
MiG-21は50年代半ばに登場したソ連の戦闘機で、1万機以上生産されたベストセラーです。今なお数カ国で使用されている長寿機でもあります。数多くのタイプがありますが、SM型は60年代後半に登場した中期の中核をなすモデルで、70年代半ばまでソ連の航空戦力の主力を担いました。


作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
アルミ張りの第1作です。MiG−21SMは好きなデザインですし、基本形態がシンプルで比較的アルミ張りしやすそうなので作ることにしました。スケールも、アルミ張りしやすさを考え、今までより大きい1/32としました。
ともかくアルミ張りで完成させることが目標で、パネル目地の不揃いや凹みなど多少の不出来は目をつむり、難しいパネル割りも一部省略しました。
アルミ張り以外では、1/32スケールでも見た目が間伸びしないよう、コクピットや脚回りなどのディテールは今まで以上にこだわってみました。



良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
アルミ張りはなかなか難しくしんどい作業でしたが、金属感あふれるリアルで重量感のある仕上がりに苦労が報われた思いです。アルミは中程度の磨きとして、ソ連機らしいギンギラではない鈍い輝きとしました。
国籍マークと機体各所のコーションの文字はプラモデル用の別売りデカールの流用ですが、特に無数のコーションは精密感アップに効いたように思います。
不満なところは、やはりアルミのパネル目地の不揃いと各所の凹みで、次回作に向けての課題です。


(合成写真)


その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
アルミ張りは勝手がわからず苦戦しましたが、会員の皆様の幾多のアドバイスとご協力のおかげで何とか完成にこぎつけることができました。ありがとうございました。
次回作ではギンギラのアルミをやってみたいと思います。


(合成写真)

○モデルデータ
機体名:MiG-21SM
縮尺: 1/32 
材料: 朴、アルミ
完成年月:2017年3月(製作期間18カ月)

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