薄板の突合せ接着のヒント 大石会員   

  

ソリモでは余り用いませんが、薄板の「航空ベニア※」は、フィレットなどに重宝します。
この薄板の突合せ接着では接着面を斜めにカットします。 板厚1に対し長さは5の比率で斜めに削ぎますが、調整はこの斜めカットの間にサンドペーパーを挟んで擦り合わせます。
長所は強度が出ますので曲げても全体がしなります。 0.5mmの薄板でも可能。なお実機ではサンドペーバーは使用出来ずノミで削ります。 接着は水性のカゼインを用います。

  
小林会員(蛇足の補足)
一般のベニア合板(ごうはん)の厚さは4mm〜12mm厚に対して、航空ベニアは薄手ですが緻密な為に精度と強度が高い。 輸入物が主力で価格も高い。 グライダー等以外には楽器、RC模型、建築模型に多用されている。 最薄のもので0.4mmと0.6mm厚、他0.8mm・1.0mm・1.5mm・2.0mm、サイズは30×30、30×60など