模型飛行機入選の顛末                

                                                                  レポート担当 


 

 それには詳細な記憶も記録もないが、昭和47年(1972年)だったと思う。
ある日ラジオから聞こえてきた。それによると、エールフランスが日本支社創立20周年を記念して、一般から模型飛行機を募集するとのことだった。
 内容はエールフランスの塗装をした機体であれば、材料、作り方など全く自由であるとあった。飛行機製作には興味を持っていたので、早速事務局に連絡をし、募集要領などを入手した。そこには募集の詳細のほか、エールフランス機の機種ごとの塗装・文字・記号などが表示された機体図が同封されていた。
 その頃の模型店には、もうソリッドモデルは影を潜め、プラモデルの時代になっていた。そこでボーイング747通称ジャンボジェットが就航始めたころだったと記憶しているが、かといって、大型で立派な機体を作る気概も、資金も時間もないし、さてどうしたものかと考えた。
  自由度はかなりあるし、何かアイデアはないか考えた。そこで1/144のB-747のプラモで行こうと考えたが、そのまま制作しても、おそらく勝負にならないと考え、飛行機は銀翼がよく似合う、でも塗装では面白くない。アルミホイルを張り付け新鮮味を出すことにした。



 結果、幸運にも佳作に入選でき、銀座三越で表彰式、昼食会に参画できた。
記念のメダル、エールフランス名入りの角形灰皿、フランス観光旅行ガイドブックなどいただいた。
 表彰式の模様、審査員など雑誌「ヒコ-キ野郎」に記載がありますが、当時の飛行機好きの錚々たるメンバーが集っています。


   2023.7.31 TSMC ツルドラゴン

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