RF-101C/CF-101B ペーパーモデルの作り方                   
                                          


    

みくちゃんです。
 2011年、TSMCホームページリニューアル記念のペーパーモデルです。
F-100の次はF-101、ということはセンチュリーシリーズをペーパーモデルで作ることになりそうです。
今回のF-101は大きな機体で、1/72統一スケールで作るとA4一枚に入りきれませんでした。
 ペーパーモデルシリーズの第一作はセスナ172でしたが、あれはTSMC展示会へ見に来ていただいたお子様にプレゼントするつもりで計画しました。従って作り易さに気を付けましたが、シリーズを重ねるとともに、モデルとしての正確さなどを追求するあまり、段々作りにくくなってしまったようです。このF-101は残念ながら何箇所か作り難いところがあります。出来るだけわかりやすく解説するつもりですが、不明の場合はメールで問い合わせてください。

□一般的な注意事項
 1.部品の切り抜きは出来るだけ正確に。ただし、のりしろの部分は多少の脱線は問題ありません。
 2.接着の際は、外形やパネルラインを正確に合わせて、ズレの無いようにします。
 3.接着は確実に。しかし接着剤で表面を汚さないように気をつけましょう。

□胴体の組立

   
 1.胴体右左を切り抜きます。狭いくさび形の切込みが4箇所あります。丸みくせを付けます。ノリシロは写真の
   ように折り曲げます。

    
   機首の側面カメラ窓の箇所は、曲線に沿って折れ目を入れます。(左右4箇所) 後部排気口部分は主翼の
   ノリシロからエアブレーキの下側あたりをねらって折れ目を入れ、濃い色の部分を逆Rに丸みくせを付けます。
   後部のノリシロ3枚は写真のように中央寄りの一枚を鋭角に折り曲げます。

    
 2.左右の接着は胴体中央の上の部分から始めます。黄色いストライプの部分は、やや寄せ気味に接着します。
   次に胴体上の風防の箇所、機首、後部の順に接着します。センターライン、左右のパネルラインを正確に合わ
   せてください。
   
   機首の2箇所の切り込みは、内側から紙片を貼り付けて段差が付かないようにします。

   
   下部も中央寄り、機首、後部の順で接着します。後部は写真のようになります。

    
 3.前脚箱を組み立てます。胴体下面の角窓部分に接着します。ノリシロはピンセットで押えてください。

   
 4.尻餅突き防止用に機首に錘を入れます。印刷された部品の倍の面積の錘を入れてください。

    
 5.機首カメラを切り出し写真のように折り曲げます。機首に接着。切断面は黒マジックなどで黒く塗る。

    
 6.尾端部品を組み立てて、胴体後部へ接着。

    
 7.胴枠前後を切り出し、ノリシロを写真のように折り曲げます。胴体へ接着します。

    
 8.胴体フレームを切り出し、ノリシロを写真のように折り曲げます。胴体に接着します。その際、フレーム側面の
   ノリシロのパターンが胴体側面のノリシロを折り曲げたラインと合わさるように貼り位置を調整します。正確に
   合わせてください。主翼を取り付けた際の左右の傾きなどに影響します。

    
 9.風防を切り出し丸み付けをします。風防の正面部分は、窓枠に合わせて折れ目を付け平面になるようにし
   ます。

□主翼の組立

    
 10.主翼を切り出し、丸み付け、ノリシロを折り曲げます。主翼上面の赤線で示した箇所に切り込みを入れます。
   主翼の前縁を折り曲げる際は平らな台の上で後縁のラインを合わせて折り曲げます。

    
 11.主脚箱、主翼フレーム前後を切り出し、写真のように折り曲げます。主翼フレーム前後を主脚箱に接着しま
    す。

    
 12.主脚箱を主翼に接着します。中心合わせ、左右の傾きに注意します。主翼上面の切込みを入れた箇所は
   浮き上がらないように、しっかりと接着します。その後、主翼下面を接着してください。

    
 13.吸入口左右を切り出し写真のように丸み付けし、折り曲げます。赤線の箇所に切り込みを入れて、エッジを
   少し外側に曲げておきます。狭いノリシロの箇所は折り曲げ線に沿って軽くカッターを入れると楽に曲がります。

    
 14.吸入口左右を主翼に接着します。主翼のノリシロの線にピッタリ合わせます。正面から見て吸入口の形が
   左右対称になるように、さらに、吸入口の胴体側(下の写真の境界層制御板の接着位置)が垂直になるよう
   に調整します。単純ですがなかなか難しい作業です。
   フラップ左右を接着します。

    
 15.境界層制御板、導風板を切り出し、写真のように曲げます。先に境界層制御板を接着します。

   
   次に吸入口の形を整えながら導風板を接着します。

□全体の組立

    
 16.矢印の10箇所のノリシロに接着剤を付けて、主翼を胴体に接着します。ピンセットなどでつまんでノリシロを
   密着させます。

    
 17.胴体下、エンジンカバー下を切り出し写真のように曲げます。エンジンカバー下の丸みを崩さないように
   注意しながら胴体下に接着します。

    
 18.胴体下を主翼下面に接着します。エンジンカバー上左右を胴体に接着します。

    
 19.垂直尾翼左右を切り出し、写真のように折り曲げます。矢印の燃料放出口は内側を黒く塗って丸み付けをし、
   断面形状が薄い紡錘形になるように後端を接着します。(中空にする) 垂直尾翼を胴体に接着します。前から
   見て垂直になるように調整します。

    
 20.水平尾翼を切り出し、写真のように折り曲げます。翼端と後縁のみを接着し中空にして厚みを付けます。
   垂直尾翼にやや上反角をつけて接着してください。

    
 21.噴射口を組み立てます。内側は黒く塗っておきます。噴射口を胴体に取り付けます。アレスチングフックの
   先端を鉤状に曲げて胴体に接着します。

    
 22.脚を組み立てます。厚紙をはさんで接着すると強度、実感があがります。写真は1mmの白ボールに貼り付け
   て切り抜き、組み立てました。(合計2mmの厚さ増) 前脚、主脚はそれぞれ前脚箱、主脚箱のノリシロ部分に
   接着してください。

    
 23.脚カバーを切り出し写真のように組み立ててください。脚カバーを取り付けます。前脚カバーは「ハ」の字に
    開いて取り付けます。

    
 24.整流版を主翼に取り付けます。(4箇所)
   

□CF-101Bの場合の補足
  
  大部分はRF-101Cと同じです。以下に相違箇所の説明をします。

    
 25.レードーム前後を組み立てて機首に取り付けます。赤外線センサーを折り曲げて風防前の胴体に接着し
    ます。

    
 26.エンジン冷却空気取り入れ口を折り曲げ、胴体下面に取り付けます。(2ヶ所)

    
 27.アレスチングフックとアンテナ?を取り付けます。

    
 28.ミサイルベイの整流板を取り付けます。

完成写真
     
     


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