富士 T-7  ペーパーモデル の作り方                   
                                          


               

みくちゃんです。

2025年 72周年TSMC展示会記念のペーパーモデルです。
今回は航空自衛隊のT-7初等練習機を取り上げました。以前、T-3を作ったのですが、T-7はエンジン部(機首)の変更のみで行けるとおもわれたのですが、
詳細に調べると違う箇所が所どころに見つかり、結局ほとんどすべてを書き替えました。その際リベットラインの追加など外観のグレードアップを行いました。
基本構造はT-3と同じで、比較的組み立てやすいものですが、新しい機首の部分などは組立に少し注意が必要です。標準塗装の機体に加えて、防府北基地の
華やかな梅がデザインされた特別塗装機もモデル化して見ました。





□ 一般的な注意事項
 1.部品の切り抜きは出来るだけ正確にライン上をカット。余白を付けないように気を付けます。
 2.接着の際は、外形やパネルラインを正確に合わせて、ズレの無いようにします。
 3.接着は確実に。しかし接着剤で表面を汚さないように気をつけましょう。
 4.用紙は厚さ t 0.15mm程度のインクジェット用薄口写真用紙がお勧めです。
     印刷がシャープで鮮明となり、光沢紙を使うと紙の素材感を無くすことが出来ます。
   
 

□ 組立手順
1..1.胴体左、2.胴体右を切り出して丸み付けをします。丸棒や机の角などを使ってしっかりと丸味癖を付けます。
  その際、図示のの箇所は丸めず平面のままとします。尾翼を取り付けるノリシロは90度に山折りします。

  


2.胴体左右を接着します。ノリシロは後から順番に接着します。

  


3.胴体後下を切り出しノリシロ2箇所を直角に折り曲げます。ノリシロは先に片側だけを接着します。前後位置は写真を参照してください。
  反対側のノリシロも接着します。

    
 

4.主翼を切り出して丸味付け、折り曲げを行います。

  


5.主翼中央桁を切り出し折り曲げ、主翼内側中央に接着します。

   

6.主翼後縁のノリシロを接着します。

  


7.前縁材左、前縁材右を切り出し、丸味を付けます。前縁材左右を主翼に取り付けます。

   


8.主翼フレームを切り出し、ノリシロ部を直角に折り曲げます。主翼フレームを主翼の中央に取り付けます。

   


9.胴体を主翼に取り付けます。主翼フレームのノリシロが外に出ないように気を付けながら胴体を主翼に乗せます。ピンセットやヘラを使って
  ノリシロを密着させます。モデルを真上から見て、胴体と主翼の取付が直角になっていることを確認します。

   


10.胴体前下のノリシロを接着します。後から番号順に接着します。

   


11.翼端カバー左、翼端カバー右を主翼に取り付けます。

   


12.胴体下面パネルを切り出しノリシロを山折り、全体に丸味を付けます。胴体下面パネルを胴体機首部の内側に差込みながら
  主翼に接着します。

   


13.水平尾翼を切り出して組み立てます。水平尾翼を胴体に取り付けます。傾かないように注意します。

   


14.垂直尾翼、フィンを切り出して組み立てます。フィンは余白を残した状態で折り曲げ線に沿って浅くカッターを入れて折り曲げてから、
   外形をカットします。鋭角な先端をシャープに折り曲げることが出来ます。

   


15.垂直尾翼とフィンを胴体に取り付けます。モデルを後から見て正しい角度で取り付けられているかを確認します。

   


16.風防を切り出して組み立てます。風防を胴体に取り付けます。風防の後半部を先に取り付けてください。

   


17.胴体前面を切り出して組み立てます。

  


18.胴体前面を胴体に取り付けます。尻もち防止バーを使用しない場合は機首に3.5g程度の錘を入れてください。

   


19.前輪、前脚、主輪、主脚、及び脚カバーを切り出し組み立てます。前脚柱正面は前照灯付きのAタイプを使用します。
  作例は脚の強度確保と外観向上のため厚紙を貼ってから切り出しました。厚紙の厚さはそれぞれ、脚柱は1mm、前輪は2mm、主輪は3mmです。

   

20.先に前脚カバーを胴体に取り付けてから前脚を取り付けます。同様に先に主脚カバーを主翼に取り付けてから主脚を取り付けます。

   


21.プロペラ前、プロペラ後を切り出して裏表に接着します。切り出すときピンなどで中心を通して重ね合わせブレードの一か所を合わせておくと、
   表裏を一度に切り出すことが出来ます。スピナー先、スピナー前、スピナー後を切り出し、組み立てます。

    


22.排気管を組み立てます。左右がありますのでご注意ください。排気管の裏面(内面)を黒く塗っておきます。

    


23.尻もち防止バーを取り付けます。(機首に錘を入れている場合は不要です)

  


24.ディテールアップ パーツの取付。 少々工作が難しく厄介な部品ですが、よりリアルな仕上がりになります。腕に自信のある方はこちらを選択してください。
  プロペラブレードは表側(色の薄い方)に丸味付けを行います。また表裏とも取付側をφ1.5~φ2程度の丸棒に押し付けて半丸断面します。
  表裏接着時は写真のように捩りを加えてください。

   

  


  排気管及び排気管取付板は裏面を黒く塗っておきます。排気管は切り出す前に丸棒などでしっかり丸味付けを行います。
  排気管取付板は余白付きの状態でエッジにカッターを入れてシャープに折り曲げます。
  排気管及び排気管取付板を切り出し、排気管取付板に排気管を載せて準備完了です。

    

  冷却器カバー、排気口カバー、アンテナ類を切り出し、組み立てます。写真を参考にディテールアップ パーツを取り付けてください。

   


以上で完成です。お疲れさまでした。不明な点がありましたらメールしてください。


完成写真

     



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