コロナ禍でのワンダーフォーゲル部、活動再開
レポート担当
| 2021年11月28日、約1年半ぶりにTSMC例会が新橋で行われました。本当に久しぶりに会員の方々と顔を合わせることが出来ました。皆さまはお元気そうで安心しました。東京のコロナ新規感染者数は10月中頃から二桁に落ちて、例会が行われた11月28日はわずか9人でした。絶好のタイミングでしたね。 例会の席で正月は七福神巡りをやろうということになり、メンバーもすぐに集まりました。このままコロナは終息し来年はまた自由に活動できそうな雰囲気でした。12月に入るとオミクロン株による外国での感染者数が爆発的に急増し不穏な情勢になりましたが、日本国内は新規感染者数二桁程度の微増に留まり、不思議な静寂を保っていました。そうした中、国内でオミクロン株感染者が出始め、年が明けると新規感染者数が三桁になり、遂に第6波がやってきたと思われました。その後の感染拡大は急激で、毎日の新規感染者数は驚くほどに増加し続けました。七福神巡り実施日の1月5日の新規感染者数は390人、我々はまさに、オミクロン株感染者数の巨大な山の登山口に居たわけです。 さて、ここからは本題の七福神巡りです。 今回は東京で最古の七福神巡りと言われる谷中七福神巡りです。途中、谷中銀座などがあり江戸の風情やうまいものを堪能しつつ歩けると期待が膨らみます。 集合はJR田端駅、ここで早くも問題発生。参加予定の2名が欠席とのこと、さらに時間になっても、もう一人が現れません。しびれを切らして電話すると、なんと最初のお寺、東覚寺にいるとのこと。気が早いなァ、江戸っ子か？ 落語にでもありそうです。集合問題は無事解決、先ずはこのメンバー4人で谷中七福神巡りの開始です。   歩き始めて特に江戸を感じることもなく普通の民家が続きます。道の形だけが狭く緩くカーブしていて昔のままなのかもしれません。ある家の庭に美しく咲いた花を発見、梅かな？などと話していると家の奥様が出てきて、ボケの花と教えてくださいました。この家に越して来た際に鉢植えを置いておいたら、その場所に鉢を破って根付いてしまったそうです。真冬にピンクの花、何とも暖かくていいですね。   この辺りはお寺が多く、七福神ではない寺が次々と現れます。その中の一つに「陸軍少年飛行兵慰霊」の碑があり、遠い関係者とも言える我々も手を合わせてきました。  竹細工の店を発見、しかし残念ながら店は閉まっていました。ウインドウに竹の干支があり、ガラスの反射を避けながら撮影しました。（ピンポイントのブラインドをありがとう） さらに、店の奥を覗くと竹細工の品が展示してありました。繊細に加工されたヒゴで編んだ作品で、竹が持つ反発力を感じさせる曲線はとても美しいと感心しました。   谷中銀座に到着。正面奥が有名な夕やけだんだんです。コロナの影響かあまり賑わいは感じられませんでした。しかし到着後すぐにお汁粉の店を発見。よし！お汁粉を食べていこうとなったのですが、着いたばかりだし銀座通りの端まで見てからにしようと歩き始めたところ 運悪く、各地の銘酒を飲ませる店を発見、当然飲んでいこうとなりました。コップ一杯のおいしい酒はすきっ腹に効いていい気分に。お汁粉はパスとなりました。   ネコの街とTVで紹介されたりしますが、撮影できたのは天王寺で出会ったこのネコのみ。近づいてもまるで動ぜず、呼びかけをシカトしつつ去っていきました。ネコグッズはたくさん手に入りますが、本物のネコとはなかなか遭遇出来ないようです。   店先に古いカメラ？幻灯機？、後半部に発熱体が入りそうなので幻灯機と思われます。残念ながらこのお店も閉店中でした。コロナの影響か閉店の店が多く、また七福神巡りをしている人も少な目で正月らしい賑わいはあまり感じられませんでした。   最後のお寺、不忍池弁天堂に到着。ここで仕事があり午後からの参加となったメンバー二人と合流しました。ここは不忍池に浮かぶ島という絶好なロケーションのためか他の参拝客も多く、露店も出ていて急に賑やかな感じになりました。我々も行列に並んで、七福神巡り最後の参拝をしました。   同じく島の中にある不忍池大黒天の前で記念撮影。こちらは谷中七福神には入っていません。   いつものメンバーがそろえば向かうはビール！（文章が正しくない？） 今回は西郷さんの横を通ってアメ横へ向かいました。   ビールで乾杯！ツマミは串カツです。歩いた後の揚げ物は格別うまい。話も盛り上がってふと見るとホッピー初心者の透明なグラスが減っていない。これじゃ酔えないよ。楽しそうな二次会、家を出るときカミさんにくぎを刺されていたので私は失礼してしまいました。早いコロナの終息を祈ります。そういえば今日は7回もお祈りしたのにコロナの終息は一度もお願いしなかったなァ。残念！   今日は気温は低いものの晴天で気持ち良く歩くことが出来ました。東京最古の七福神巡りとのことで江戸の情景に浸れると期待したのですが、東京の膨張パワーは強力でほんの狭い領域に押し込められた感じでした。それでもしっかりと生き残り参拝者を迎えていました。皆さまお疲れさまでした。いろいろなことがありましたが本当に楽しい一日でした。また一緒に歩き、食べて、飲みましょう。次回はというとこれを書いているのが1月28日ですが、本日の東京の新規感染者数は17,631人で過去最高を記録しました。1月5日の時点でこのとんでもない数字を想像できたでしょうか。ピークが高ければすそ野も広がります。3月例会に掛からないことを願います。次回の部活はいつになるか予想が付きませんが、また感染の谷間をねらえば可能かもしれませんね。 |