サーブ 35 ドラケン  ペーパーモデル の作り方                   
                                          


            

みくちゃんです。
TSMCホームページ開設11周年記念のモデルです。
ヨーロッパ戦闘機シリーズの第3弾はスウェーデンのドラケンです。子供のころからジェット戦闘機の興味がアメリカ機に偏っていたため、ドラケンは知っているものの孤高の存在のように見えて近寄りがたく、プラモも含めて一度もモデルを作ったことがありませんでした。今回モデル化にあたり図面や写真を集めて隈なく調べました。奇妙に見えていたダブルデルタ翼は実は合理的な形で他に先駆けて採用され、後の時代でライバル達も取り入れることになったのですね。新技術のパイオニア的機体です、改めて見ると機体各所のラインには未来的でもありアメリカ機に無い美しさが感じられます。
ドラケンには面白い特別塗装の機体が多くあり、モデル化したかったのですが今回には間に合いませんでした。




□ 一般的な注意事項
 1.部品の切り抜きは出来るだけ正確に。ただし、のりしろの部分は多少の脱線は問題ありません。
 2.接着の際は、外形やパネルラインを正確に合わせて、ズレの無いようにします。
 3.接着は確実に。しかし接着剤で表面を汚さないように気をつけましょう。
 4.製作例はコクヨの厚さ t 0.15mmのインクジェット用薄口写真用紙で作りました。
   (表面のコートが割れにくくお勧めです) 厚い紙で作ると曲げにくい箇所があります。

□ 組立手順
1..1.胴体左、2.胴体右を切り出して丸み付けをして上側のノリシロを接着します。中央部のノリシロを最初に接着します。次に下側のノリシロを接着します。
   

2.3.前脚箱を組み立てます。前脚箱を胴体内側に接着します。
  

3.4.胴体フレームを”T”字形にして胴体の内側に接着します。胴体フレームの前端を胴体の切れ目”*”に合わせます。胴体を上から押すようにして、胴体の上部のラインが一直線になるようにします。後の工程に影響しますので接着剤が硬化するまでは直線を維持して下さい。
  

5.5.主翼取付板左右を切り出してノリシロを折り曲げます。主翼取付板を胴体に接着します。
  

6.6.主翼上左、7.主翼上右、8.主翼下左、9.主翼下右を切り出し、10.主脚箱左、11.主脚箱右を組み立てます。8.主翼下左、9.主翼下右の後端は”コ”字形に折り曲げます。
  

7.6.主翼上左、7.主翼上右を胴体に取り付けます。主翼上と胴体の間に隙間を作らないように気をつけます。前端部はピンセットなどを使い内側に巻き込むように接着します。胴体のノリシロに37.胴体フレーム補助板を接着し胴体幅を正確に決めます。
   

8.8.主翼下左、9.主翼下右の前縁部のノリシロだけに接着剤を付けて主翼上に接着します。パネルやリベットラインが揃うように接着位置を調整します。
  

9.10.主脚箱左、11.主脚箱右を主翼上の内側に接着します。主翼下の脚格納部切り欠き形状に合わせて接着位置を決めます。主翼下、主翼上の順でセンターラインを合わせながらノリシロを接着します。胴体下を接着します。
   
  

10.12.胴体上にφ3mm位の丸棒に押し付けてRが付いた折れ目を2本入れます。 その際、外形を切り出さず余白を残したままにします。垂直尾翼取付の角窓も切り抜かないようにします。胴体上内板を厚紙で補強します。しっかり曲げくせが付いたら垂直尾翼取り付け位置に角穴を開けます。垂直尾翼を組み立てます。垂直尾翼をつぶさないように気をつけながら胴体上に取り付けます。接着剤が完全に硬化してから胴体上内板を内側に入れて接着します。胴体上の余白部分を切り取れば完成です。
     

11.垂直尾翼を胴体に取り付けます。
 

12.15.エンジン吸入口左右、16.吸気ダクト左右を組み立てて主翼前端に取り付けます。吸気口の前端切断面部は黒く塗って下さい。
  

13.18.風防を組み立てて胴体に取り付けます。
  

14.17.レードームを組み立てて胴体に取り付けます。
 

15.19.前脚、20.前脚扉、21.前脚リンク、22.下部フィン、23.主脚左、24.主脚扉左、25.主脚右、26主脚扉右、27.着陸灯、28.主輪を切り出して組み立てます。それぞれを機体に取り付けます。
   

16.29.尾輪パーツ一式を組み立てて胴体に取り付けます。
  

17.32.ドラッグシュート箱、33.冷却空気取入口、34.エンジン、35.ピトー管を組み立て機体に取り付けます。
  

18.30.上部フィン、31.補助空気取入口、36.整流板を組み立てて機体に取り付けます。
  

19.J型では38.赤外線追尾センサーを取り付けます。
 

20.ミサイルを取り付ける場合。B型では36.Rb.24空対空ミサイルを4機、J型では36.Rb.24空対空ミサイルを2機、37.Rb.28空対空ミサイルを2機取り付けます。
  

20.増槽とパイロンを組み立てます。増槽を胴体下面に取り付けます。
  
完成です。

完成写真
  

  



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