YS−11 ペーパーモデル の作り方                   
                                          


             

みくちゃんです。
TSMCホームページ開設10周年記念のモデルです。
2019年2月でTSMCホームページ開設から10年になります。2月公開を目指して設計を始めましたが機首の形がなかなか定まらないとか以外と手こずり、3月末になってしまいました。YS-11は好きな機体だったので、観賞に堪えうるモデルにしようとディテールに懲りました。図面は簡単な3面図しか手に入りませんでしたので、写真を頼りに各部をモデリングしました。今回は操縦席のルーフなど、適切な切込みを入れればかなりの曲面が表現できることが分り収穫があったと思います。この方法なら零戦のカウリングも作れるかも?


□ 一般的な注意事項
 1.部品の切り抜きは出来るだけ正確に。ただし、のりしろの部分は多少の脱線は問題ありません。
 2.接着の際は、外形やパネルラインを正確に合わせて、ズレの無いようにします。
 3.接着は確実に。しかし接着剤で表面を汚さないように気をつけましょう。
 4.製作例はコクヨの厚さ t 0.15mmのインクジェット用薄口写真用紙で作りました。
   (表面のコートが割れにくくお勧めです) 厚い紙で作ると曲げにくい箇所があります。

□ 組立手順
1..1.胴体左と 2.胴体右を切り出し丸み付を行います。先ず写真のように胴体の上側のノリシロを接着します。3.胴体フレームを写真のように折り曲げて、胴体内側の客席窓の辺りに接着します。
   

2.胴体下側のノリシロを接着します。その際、前側の小さなノリシロだけ接着せずに残します。
  

3.4.操縦席窓を切り出し丸み付けします。窓枠の上端に軽くカッターを入れてからシャープに折り曲げます。ルーフの丸みはゴムなどの柔らかいシートの上でヘラでこすると丸み付できます。作例は大き目の消しゴムの上で滑らかな形状をしたボールペンの端でこすりました。接着は百均で購入したピンセット(力を入れると開き、離すと固定)で押さえて瞬間接着剤で固定しました。
   

4.操縦席窓を胴体に取り付けます。
   


5.5.前脚箱を組み立てて、胴体に取り付けます。しりもち防止のために.前脚箱の上に約1.5gの錘を接着して下さい。
   

  

6.6.機首ドームを組み立てて、胴体に取り付けます。切り込みの線は黒ペンなどで目立たないように塗装します。(写真は未塗装)
   

7.7.主翼左、8.主翼右を接着して一体にします。折り曲げ、丸み付をして写真のように下側に折れ目を2ヶ所(上半角用)と切り込みを4ヵ所追加します。9.主翼フレームを折り曲げて主翼内側の中央部に接着します。主翼の後端のノリシロを接着し主翼完成です。
   

  

8.13.水平尾翼と14.垂直尾翼左、15.垂直尾翼右を切り出し組み立てます。垂直尾翼の下端部に切り込みを入れて胴体取り付け部に馴染ませます。
   

9.主翼、水平尾翼、垂直尾翼を胴体に取り付けます。
  

10.10.フィレット前、11.フィレット左、12.フィレット右を切り出して曲げくせをつけてから、胴体に接着します。
   

11.16.エンジンカウル左、17.エンジンカウル右を組み立てます。エンジンカウルを主翼に取り付けます。18.カウル前、19.カウル前板、20.カウル前吸入口を組み立て、エンジンカウルの前端に取り付けます。
   

  

12.21.カウル下左、22.カウル下右を組み立てて主翼下面に取り付けます。
   

13.27.主脚箱、30.主脚箱側板左、31.主脚箱側板右をかうる下の内側に接着します。28.主脚扉左、29.主脚扉右を組み立てます。主脚扉はゴムシートの上でヘラでこすり曲面に整形します。 主脚扉を主脚箱側板に接着します。
   

  

14.32.前脚扉左、33.前脚扉右を組み立てて、胴体に接着します。
   

15.23.エンジン成形板左内、24.エンジン成形板左外を組み立ててエンジンカウルに接着します。右側も同様に接着して下さい。46.エンジン排気口を組み立ててエンジンカウル後端に差し込みます。
   

  

16.34.前脚左、35.前脚右、36.前脚ステー、37.前輪、 38.主脚左、39.主脚右、40.主脚ステー、41.主輪、を組み立てて前脚と主脚を2個作ります。製作例は脚の強度出しとタイヤのボリュウム感を増すために、厚紙に貼り付けてから切り出し、貼り合わせています。組み立てた、前脚、主脚を機体に取り付けます。
   

17.42.プロペラ前、43.プロペラ後を切り抜きます。プロペラ前後は間の線で折り返してから接着して切り取ります。その場合ブレードの先端などを切り抜いて表裏を正確に合わせるためのガイドにします。44.スピナーは先端が開かないようにきつく巻いてピンセットなどで固定し、瞬間接着剤で接着します。プロペラをエンジンカウルに取り付けます。
   

   

18.47.アンテナ、48.胴体下吸気口を組み立てて胴体に取り付けます。作例では、アンテナは厚紙に貼ってから切り出しました。
  

以上で完成です。


完成写真
   

   


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