セスナ172 ペーパーモデル の作り方                   
                                          


             

みくちゃんです。
2019年、年賀のペーパーモデルです。
セスナ172は、このペーパーモデルのシリーズ第1回で取り上げました。あのモデルは初心者用として設計しましたが、私自身ペーパーモデルの設計に関しては初心者でした。胴体は平面図、側面図のアウトラインをそのまま使用して箱型としました。結果としてモデルの外観はありふれたペーパーモデルに過ぎませんでした。その後、胴体の上から1/3辺りに、紙の切れ目や継ぎ目を無くすことで、外観が洗練されたものになることに気が付き、F-100Dのモデルでその方法を採用しました。以後のモデルは目立つ個所に継ぎ目を作らない様に苦心しました。そして光沢の写真用紙を使うことで紙の素材感を無くし、一見してソリッドモデルのような外観を作ることが実現出来ました。
今回のセスナ172は胴体断面に丸みを付けて、より実機に近い外観を目指しました。


□ 一般的な注意事項
 1.部品の切り抜きは出来るだけ正確に。ただし、のりしろの部分は多少の脱線は問題ありません。
 2.接着の際は、外形やパネルラインを正確に合わせて、ズレの無いようにします。
 3.接着は確実に。しかし接着剤で表面を汚さないように気をつけましょう。
 4.製作例はコクヨの厚さ t 0.15mmのインクジェット用薄口写真用紙で作りました。
   (表面のコートが割れにくくお勧めです) 厚い紙で作ると曲げにくい箇所があります。

□ 組立手順
1..胴体1.と胴体2.を切り出し写真のように丸み付を行います。A.の個所はシャープに折り曲げ、B.の個所は小さなRで曲げます。C.の個所は平面で残します。
  

2.胴体1.と胴体2.を接着します。その際、一度にすべてのノリシロに接着剤を付けずに番号順に1箇所ずつ接着します。
先ず胴体下側のノリシロを番号順に接着します。
  

3.胴体床3.を胴体の内側に接着します。次に胴体上側のノリシロを番号順に接着します。
   

4.主翼5.を切り出し、丸みを付けます。外翼の前縁を接着します。前縁部に小さなRを付けてから折り曲げて、後縁のノリシロを接着します。
   

5.主翼に主翼中央6.を接着します。その際、約1.5°の上半角を付けます。主翼が捩れたりしない様にテーブルの上で丸棒などを介して中央部にオモリを乗せて接着剤を硬化させます。
  

6.水平尾翼7.と垂直尾翼8.を組み立てます。 胴体に水平尾翼と垂直尾翼を取り付けます
   

7.主翼を胴体に接着します。主翼中央部のフィレットを下向きに折り曲げて胴体に接着します。
   

8.機首カバー4.を組み立てて、胴体に取り付けます。
   

9.風防前10.と風防後11.を胴体に取り付けます。
   

10.主翼支柱12.、主脚13.、前脚14.、.主輪15、プロペラ16.、スピナー17.、排気管18.、吸気口19.、支柱20. を組立てて胴体に接着します。
   

以上で完成です。


完成写真
   


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