EE ライトニング ペーパーモデルの作り方                   
                                          


             

みくちゃんです。
2017年、年賀のペーパーモデルです。
センチュリーシリーズのF-100から主にアメリカのジェット戦闘機を作ってきましたが、今回からはヨーロッパに目を向けて、代表的なジェット戦闘機を作りたいと思います。今回はイギリスのEEライトニングを取り上げました。とてもユニークな機体で私のお気に入りです。ネットで多くの詳細写真を参照できたので、機体表面の描画のクオリティをかなり上げることが出来ました。写真用紙を使うと、うまく再現できると思います。
*手順説明の写真は試作品のもので、機体No.の向きなどに誤りがあります。最終データは訂正されています。

□一般的な注意事項
 1.部品の切り抜きは出来るだけ正確に。ただし、のりしろの部分は多少の脱線は問題ありません。
 2.接着の際は、外形やパネルラインを正確に合わせて、ズレの無いようにします。
 3.接着は確実に。しかし接着剤で表面を汚さないように気をつけましょう。
 4.製作例はコクヨの厚さ t 0.15mmのインクジェット用薄口写真用紙で作りました。
   (表面のコートが割れにくくお勧めです) 厚い紙で作ると曲げにくい箇所があります。

□組立手順

1.胴体左、2.胴体右を切り出し、丸み付けを行います。胴体の上下部分はしっかりと丸み付けをしてください。また中央部は平面のまま残します。左右胴体上のノリシロを接着します。
 

5.胴体フレーム上、6.胴体フレーム中、7.胴体フレーム下を折り曲げ、組み立てます。胴体内側に5.6.7.を接着します。胴体の丸み付をしっかり行うと作業が楽になります。
 

胴体の下側のノリシロを接着します。胴体左側のテールバンパーは切り起こして下さい。8.前脚箱を組み立てて胴体に接着します。
 



9.マッハコーンを接着し円錐形にします。11.パーツA、12.パーツBを接着し円筒状にします。
 

12.パーツCと13.パーツDで10の内側に11が同心円状になるように接着します。11.パーツBの内側に約0.5gの錘を接着して下さい。11.の先端に9.を接着します。完成した吸気口ブロックを胴体前部に取り付けます。
 

14.胴体上を組み立てて、胴体に接着します。14.の後部のRが小さい部分は細いピアノ線などに巻きつけてしっかりと成形します。
 



15.キャノピーを組み立てて、胴体に接着します。
 



16.垂直尾翼を組み立てます。16.を胴体に取り付けます。その際、内側からヘラなどを差し込んで垂直尾翼が潰れるのを防ぎます。
 

3,4.胴体後成形板左右を胴体の内側に接着します。紙の反発力が強いので接着剤が硬化する間、2つのエンジンの間の谷間を成形するために何かで抑える必要があります。写真はφ12の丸棒を2本差し込んでエンジン間のくぼみを丸箸で押さえています。
 

17.胴体後部フレームを組み立てます。
 

17.を胴体後部に接着します。


18.テールパイプを円筒状に巻いて接着します。その際外側になる部分を折り返しておきます。19.可変ノズルと20.リヒートを18.に接着します。テールパイプブロックを胴体に接着します。
 

21.主翼フレーム上に23.24.主翼フレームガイドを接着し主翼の下半角を決めます。
 

22.主翼フレーム下を接着します。25水平尾翼フレームを組み立てます。
 

主翼フレーム、尾翼フレームを胴体に取り付けます。


26.27.主脚箱を組み立てます。28.29.主翼左右を切り出し丸みくせを付けます。前縁側は小さなRにくせを付けて下さい。後縁の上下面1箇所に細い丸棒などで小さな折れ目を付けます。
 

主脚箱を主翼の内側に接着します。


主翼のノリシロを外側から順に接着します。その際、前縁のラインに気をつけてください。F.1,F.3は1ヶ所、F.6は2ヶ所で折れ曲がります。完成機の写真を参照して下さい。
主翼を胴体主翼フレームに取り付けます。正面から見て取り付け角度などを調整します。
 
           F.3                                         F.6

30.31.水平尾翼カバーを胴体に接着します。尾翼フレームが入る切込みの前半は外側に、後半は内側に張り出すように折り曲げます。
 

32.33.水平尾翼を組み立てて、胴体の尾翼フレームに接着します。


34.ミサイルパイロンを組み立てて、内側部分を切り取ります。34.を胴体に取り付けます。
 

35.胴体パックを組み立てます。胴体パックを胴体に接着します。F.6の場合は胴体パックの前部両端をミサイルパイロンの切り欠きの下側にはさみます。48.胴体フィンを取り付けます。
 

 

36.37.ケーブルダクト左右を胴体に取り付けます(F.3、F.6)。ケーブルダクトの成形は細い丸棒などに押し付けて丸み付けをします。
 

39.前脚、40.41主脚の左右を組み立てます。あいだに厚紙をはさんで接着すると強度が上がります。タイヤの切断面は黒く塗って下さい。脚を機体に取り付けます。
 

42.43.44.45.46.47脚カバー類を組み立てます。脚、脚カバーを機体に取り付けます。正面から見て取り付け角度などを調整します。
 

48.空中給油パイプ(F.3、F.6)、50.ピトー管を取り付けます。
 

51.胴体上インテーク(F.3、F.6)、 52.アレスターフックを取り付けます(F.6)。
 

ミサイルを組み立てて取り付けます。
 

増槽を組み立てて取り付けます。


以上で完成です。

完成写真
 

 

 

 


 


ホーム(Home)  コーヒーブレイク(CoffeeBreak)