
みくちゃんです。
2016年、年賀のペーパーモデルです。
センチュリーシリーズからF-4,F-5と作ってきましたが、今年は時代をさかのぼり初期ジェットの中の名機F-86Fセイバーを作ることにしました。亜音速機セイバーの胴体は緩やかな曲面で構成されていて、紙で表現するのには多めの切込みが必要になりました。年賀のモデルは標準塗装、2月にはブルーインパルスをはじめアクロバット機を取り上げてみたいと思います。
□一般的な注意事項
1.部品の切り抜きは出来るだけ正確に。ただし、のりしろの部分は多少の脱線は問題ありません。
2.接着の際は、外形やパネルラインを正確に合わせて、ズレの無いようにします。
3.接着は確実に。しかし接着剤で表面を汚さないように気をつけましょう。
4.製作例はコクヨの厚さ t 0.15mmのインクジェット用薄口写真用紙で作りました。
(表面のコートが割れにくくお勧めです) 厚い紙で作ると曲げにくい箇所があります。
□組立手順
1.胴体左、2.胴体右を切り出し、丸み付けを行います。上部のノリシロを接着します。

下部のノリシロは前側だけを接着します。3.前脚箱を組み立てます。

胴体に前脚箱を接着します。

4.主翼を切り出し、丸み付け、折り曲げを行います。主翼中央部は胴体になじむように進行方向に沿って丸み付けします。

5.主脚箱を組み立てます。主脚箱を主翼の中央に接着します。

主翼のノリシロを接着します。主翼には3°の上半角を付けます。左右の捩れが無いように、また後縁がうねらず直線になるように気を付けます。翼端はややねじり下げ気味にすると機軸と平行になります。後縁の中央部は下に膨らむように調整します。

主翼に6.主翼フレームを接着します。胴体のフィレット部を外側に少し飛び出すように丸み付けします。(左右)

主翼を胴体に接着します。ヘラなどを使って完全に密着させます。胴体下後部のノリシロを接着します。

7.胴体下を接着します。

8.胴体前を切り出しノリシロを折り曲げます。Rに沿った折り曲げはパイプやペンのキャップ等のR部に押し当てながら曲げます。胴体前のノリシロを接着しリング状にします。

9.吸入パイプを組み立てて、胴体前を吸入パイプに接着します。胴体前のノリシロを内側に曲げてパイプの内側に接着します。丸棒などを使い、しっかりと接着して下さい。この時吸入口の形状を整えます。パイプにはしりもち防止の錘を取り付けて下さい。(作例は鉛薄板を接着)

パイプの端に10.圧縮機を接着し、実機のようにパイプの中央上側(操縦席の下になるところ)を少しへこませます。
胴体前を胴体に接着します。

11.尾翼台を組み立てます。左右の折り曲げは前1/3はRで、後ろ2/3はシャープに折り曲げます。最後部は細かく微妙な個所ですががんばって作って下さい。


12.水平尾翼を組み立てます。水平尾翼を尾翼台に取り付けます。

尾翼台を胴体に取り付けます。胴体の尾端は少し上向きに変形させて尾翼台に密着させます。胴体排気口の内側は黒く塗っておきます。

13.垂直尾翼を組み立てます。下端はパネルラインに合わせて左右2ヶ所づつ切り込みを入れて外側にRで曲げます。
垂直尾翼を尾翼台に取り付けます。垂直尾翼、水平尾翼が正面から見て均等になるように調整して下さい。

25.排気パイプと26.タービンを組み立てて胴体に接着します。

14.風防を組み立てて、胴体に取り付けます。

脚と脚扉を組み立てます。脚や車輪は厚紙を挟んで接着します。タイヤの切り口は黒く塗装してください。脚と脚扉を機体に取り付けます。
増槽を組み立てて主翼に取り付けます。

34.境界層板を組み立てて主翼に取り付けます。境界層板の取り付け部は定規の端のRに当てて曲げると上手く曲がります。

27.胴体上カバーと28.冷却空気取入口を取り付けます。33.燃料排出口を取り付けます。

以上で完成です。お疲れ様!
完成写真




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