飯田選手が乗る旧車紹介ビデオ(DVD)製作協力レポート。

初夏の良い天気に恵まれ箱根でのDVD撮影会は行われました。
トヨタスポーツ800とホンダスポーツ800との比較企画はけっこうありますが、時代や
本当のライバル?という面ではこの「エスロク」が必要不可欠であると思っていたのでこの
企画の車両手配を引き受けたからには僕のもてるかぎるのネットワークを駆使し当日までこ
ぎつけました。なんと撮影のためにエスロクは車検を取り、撮影のためにヨタハチは記念の
101番のゼッケンを剥がし、一緒に剥げた塗装に倒れそうになりながらもたった一日で板
金塗装までこなしてくれたタキグチ自動車さんの頑張りもあってこの日を迎えました。
なんてったって憧れのレーサー飯田章選手に会えるとあって前夜から興奮状態でした。


002-w400.jpg 急遽出演が決まったエスロクとオーナーの
 S野氏。氏は免許を取ってからエスを絶や
 すことなく乗り続け、このS600にたど
 り着いたそうだ。純正色ではないけれど、
 とってもキレイな青で鏡のよう。
 集合場所の芦ノ湖スカイラインのレストハ
 ウスフジビューに8時に集合。


004-w400.jpg ほどなくして飯田さんが到着。
 早速撮影が始まる。オーナーに注意点を確認
 し、インプレッション開始。


005-w400.jpg やっぱりエスはこの角度がカッコイイ。
 まんまホンダCB系のエンジン音を響
 かせ峠を駆け抜けていく。
 飯田さん、かなり気に入った様子。
 「これ売ってくれないかなあ」とつぶ
 やいていました。


007-w400.jpg エスのあとはヨタの出番。飯田さんは
 ヨタに乗るのがはじめてとの事ではじ
 めはカブリ気味でしたが走行を重ねて
 いくうちに気持ちのいい音に変わって
 きました。


008-w400.jpg エスと違って低回転でもパワーが出て
 るので気がつくとスピードがのってい
 て驚いたようです。
 足がトヨタっぽいとのことで、ヨタし
 か乗ってない僕にはむずかしかったけ
 れど性格がまるで違う2台だけれど運
 転が楽しい事にはかわりないみたい。


023-w400.jpg お昼のあとは2台並べての撮影。やっぱり
 屋根が無いと全体のフォルムが良くないと
 銀ヨタのオーナーは注文をつけ屋根を装着。


029-w400.jpg DVDパッケージ用?のショットに
 なるのかな?飯田さんは笑顔ですが
 照りつける日差しが結構暑いんです。


030-w400.jpg 記念に屋根内側にサインを戴きました。
 脇には#1とGT選手権で乗るスープラ
 のゼッケン番号が。昨年のチャンピオン
 ですからね。良い記念になりました。


032-w400.jpg その後へリポート場で定点撮影が行われて
 いましたがオーナーはヒマなので近くの芝
 生で寝転がっていました。これが後に日焼
 けで大変な目に遭うとは知らずにスヤスヤ。


038-w400.jpg エスのエンジンはテンロク並に大きい
 けれど軽より小さい600ccなんです。
 それでも時計のように精密な・・・と謳わ
 れたエンジンだけあって素人には手を出せ
 なさそうなにおいがプンプン。


039-w400.jpg インパネだってオシャレ。ハンドルも純正で
 これまた味があるウッドです。意外と足元は
 広く箱形状なためドア内張りはまっ平らです。
 シートは厚みがあり立っているので僕の身長
 167cmでちょうど良いくらい。それにし
 てもこの開放感はすばらしく改めてオープン
 の魅力を再認識しました。
 待ち時間にオーナーにお願いしてドライブさ
 せてもらいました。ヨタ持つ前でよかった。
 これにハマる人の気持ちが痛いほどわかりま
 した。ハンドルとヘ゜タ゛ルのオフセットが
 気になりましたがバイクのようなエンジン音
 は「もっと回せ〜」と誘うようでバイク好き
 な僕にはその衝動を抑えることができません
 でした。ホントに面白い車です。


040-w400.jpg 日も暮れ撮影はいよいよ終盤へ。
 飯田さんの乗るエスとのランデブー走行を
 繰り返し、スタッフの要求に応えながらヨ
 タハチを走らせる。それでも最後まで緊張
 していたのがこの写真でわかります。
 飯田さんのリラックスした笑顔の横で妙な
 ポーズとってます。カメラ慣れしてないと
 いうか素人まるだしですな。もうすでに顔
 面は日焼けでヒリヒリしていました。帽子
 とサングラスを使えば良かったと気づくも
 後の祭り。


DVD製作は株式会社マジカルさんが製作。今秋発売予定との事ですのでおたのしみに。
「名車伝説」シリーズで今回は2シータースポーツ特集ってことになるのかも。

飯田選手は週末にはFポンの取材をしてその足でルマンへ旅立ちます。過密スケジュールを笑顔で
乗り切るバイタリティーにはほんとにオドロキです。今後の活躍が楽しみですね。

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