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カント 永遠平和のために より



(メモ書きであり、正確な引用ではありません)

 諸国は諸国に対して 人道的内政干渉を、おこなうべきである。

 そして民主制でなければ、国際連合に加入できない。(カントいうところの共和制)

 民主制とは、行政権と立法権が分離されている。

 直接民主制は、行政と立法が分離できないため、全体主義となり、専制政治となるため、否定されねばならない。(人民独裁も同じ)

 世界政府は潜在的に危険である。均一、同一の環境をめざすため、弱者・少数民族の抑圧・略奪の危険が高い。

 個人の権利の剥奪 信教 言語 などの少数民族の習慣への圧迫は許されない

 市民は、民主的自由で立法を選択し それに万人が公平に義務としてしたがわねばならないが、強制になれば民主でなくなる。

 国家も同じである 統治というか、自発的秩序形成は、個人レベルも民族国家レベルも、同じということ。


 また、民族国家は移民を一定以下にしか受け入れることはできないということだろう。

 民族ごとに小国家、やがては一人国家を容認するのか どこかで歯止めは必要だろう。 結局は、意識問題で、問題ないとなったら問題ないのだろう。

 また、同じ民族であっても別国家を作る場合はどうなるか(スイスとリヒテンシュタイン)

 分離独立は認められるべき ミニ世界国家の弾圧が領域国家の運命か どこまで市民が連帯できるだろうか。


 バスクもカタルーニャもスコットランドも琉球も分離独立するべきか 少なくとも武力併合されたチベットは独立すべき


 独裁で、民主政治が行えない国家は、どうすべきか 

 内政干渉して、独裁を排除するべきが国際連合 民主普通選挙を実施しないと一人前とみなさない

 国家の主権を制限して、干渉してしまう。 ターゲット は北朝鮮 その他 独裁国家 中国も

 国際連合の加入条件(市民としての条件と同じ)

 法に従う 法を自ら選択する ということは、選挙のある、民主政治の国家の領域で生活するということ。

 難民は認めない。移民も認めない。人口増加を認めない

 独裁国家をどうする 国家連合の中の二流国家として扱う、 改善するよう、 国際法に国家は従い 市民に民主法を選択できるよう変化することを勧告する

 貿易の制限 武力の封じ込め 独裁国内部向けの大規模宣伝(平和的抵抗 圧制への不服従)などを実施

 独裁国家の勢力拡大を非軍事的に阻止する。それでもだめなら、軍事的背景をつかって、実力を持って平和裏に封じ込める。

 独裁国家の国民に対する圧制を許さない。市民に独裁の平和的不支持を呼びかけ続ける。

 基本的考え方は、

 誰がおこなってもよい 万人がおこなっても問題がなく、おこなうべきなのが、形式的(万人が義務とするという意味)の道徳である これで公平性が確保される。

 機会の均等が確保された社会こそ正義にそった社会である 

 言論・情報の公開がなければ公平性は担保できない。

 すべてのまなざしに耐えなければ正義ではないし、だれもが従うべき法ではない。

 それを根源的に目指さなければ法は存在する意味がない。

 公開性が法の生命線。法は神聖で尊重されねばならない。

 法に対する心からの尊敬によって義務として遵守する人間は、ようやく理想と、愛を語ることができる。とする。なかなか怖いね。

 個人・一市民のわたしが天下国家を論じる意味は、ほぼない。だからこれは、単なる脳裏に描いたスケッチである。




2016/09/08
T.Sakurai