雲井龍雄作(と伝えられるが、別の作者) 江戸時代末期の漢詩 斯身飢斯兒不育 斯兒不棄斯身飢 捨是耶不捨非耶 人間恩愛斯心迷 哀愛不禁無情涙 復弄兒面多苦思 兒兮無命伴黄泉 兒兮有命斯心知 焦心頻屬良家救 欲去不忍別離悲 橋畔忽驚行人語 残月一声杜鵑啼 斯(この) 身(み) 飢(うゆ) れば斯(この) 兒(こ) 育(そだ) たず 斯(この) 兒(こ) 棄(すて) ざれば斯(こ) の身(み) 飢(う) ゆ 捨(す) つるが是(ぜ) か捨(すて) ざるが非(ひ) か 人間(にんげん) の恩愛(おんあい) 斯(こ) の心(こころ) 迷(まよ) う 哀愛禁(あいあいきん) ぜず無(む) 情(じょう) の涙(なみだ) 復(また) 兒(じ) の面(めん) を弄(ろう) して苦(く) 思(し) 多(おお) し 兒(じ) や命(めい) 有(あ) らば斯(こ) の心(こころ) を知(し) れよ 焦心(しょうしん) 頻(しきり) に屬(しょく) す良(りょう) 家(か) の救(すくい) を 去(さ) らんと欲(ほつ) して忍(しの) びず別(べつ) 離(り) の悲(かなし) み 橋畔(きょうはん) 忽(たちま) ち驚(おどろ) く行人(こうじん) の語(かたらい) 残月一声(ざんげついっせい) 杜(と) 鵑(けん) 啼(な) く
一言・・この子はもう死んでいるのだろう。漢詩などにして、軽薄に嘆き、自分の大罪をおおいかくして、いい気にうそぶく。最低な作者だと感じた。 |