どの時代でも、生きていかねばならないのは、命の宿業です。
では、1 現代において、
あるいは 2 今後化石燃料が枯渇して現在の社会システムが維持できなくなるまでの期間
さらに、 3 混乱の過渡期
そして、 4 最終的な、平常状態の社会体制にあるとき、
それぞれの生活を、どのように形成して、維持して、守っていけるか。平和と友愛を多くの人と共有していけるか、その手段を知りたいものです。
私の考えるところは、こうです。
1 現代において
災害リスクの少ない場所に住む。家庭に太陽電池パネルを中心とした設備投資をして、家庭の消費エネルギーをゼロ、あるいは売電により収支をプラスにする。
自前の菜園と親戚に農家を持ち、収穫物をわけあう。現金収入源を複数確保する。税金に補足されない実物資産を着実に手元に備蓄、資産形成する(貯蓄する)。持ちきれない土地、資産は持たない。金融資産は、リスクに備えて適切な分のみとする。
知的財産権を蓄積する。特許、著作権などである。また、電子化した個人蔵書図書館、各種ノウハウ、人脈を形成する。
2 今後数十年
生活基盤を、地方の人口密度の少ない条件の良い場所に移す。エネルギーの販売はさらに拡大する。その他に、家業を形成して販路を広げる。突発災害に対する対処を万全にする。そのために耐久性のある高性能住宅を用意して子々孫々利用できるようにする。
1の方針はそのまま維持。地方移住したら、同様な行動をとる人々とコミュニティを作り始める。最初は遠隔地同士の連絡でも良い。やがて身近に協力し合える体制をとる。
3 混乱期
蓄積したノウハウ、築いた人脈、確立した農業生産で、家族とコミュニティを守る。世界は不安定となるが、積極的に隣人を助けるか、あるいは避難のため、目の前の犠牲を放置せざるをえないかは、究極の選択として覚悟しておくべきか?
4 平常社会
拡大も縮小もしない社会。人は平和に、個人が尊厳をもって、隣人を助け合って生きる。
家業は世代によって村内で交換し合ってよい。
また、村内で一つの仕事をローテーションで担当をまわしていって、ノウハウを個人独占せず、能力を多様化していく。
個々人の実務能力が高まり、多様化すれば、生産性が高まって、その分、個人の自由時間が確保でき、知的作業を高度化、拡散して世界共有できる。
基本的な考えは、
・生存に必要な資産・土地・資材・資本を個人で持って経営すること。
・地産地消のローカルコミュニティを活躍の場所とする。
・他者を支配せず、させないこと。しかしコミュニティとして成立するための援助をしたり、うけたりすることは行うが、これは名誉ある無償の経営指導とすること。
いますぐ、できることは実に多い。スタートの号砲はすでに鳴っていると思います。
2016/05/10 T.Sakurai