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200人の村
Village of 200 people



 モデル地域 日本 中部地方 春夏秋冬あり 平地 軽度の積雪あり とする。

 一世帯あたりの人数 2人から10人 平均6.3人

 最小自立集落設定 24世帯 最大240人 中央値150人程度 とする。

 一世帯あたり耕作面積 1ヘクタール 村内所属で24ヘクタール

 一世帯あたり家屋敷・管理敷地 約490坪 40x40メートル 1600平米 
 (家畜・家業施設・販売部門含む)

 村の敷地面積 272x252m 68000平米 約2万坪 約6ヘクタール分

 その他、山林利用権所有 材木林 竹林 採集・狩猟林 など

 村内に4箇所の共有倉庫 中心に村内行政 宿泊施設 集会施設 公民・公共設備 広場がある。

 公共設備 脱穀・製粉所 木材チップによる発電設備 氷温食糧倉庫100トン分 

 街道に連絡所・販売施設がある。

 村内の道はすべて幅6m 舗装 道の両側の家屋分から2メートルの幅のひさしがあって、村内は雨でも雨具なしでどこへも行けるようになっている。

 村の全周囲は、水路があり、収穫物や重量物の運搬は船で行える。

 4つの倉庫(大蔵)は耐火で、これだけが二階建てであり、屋上は平屋根で太陽光パネルなどは設置されていない。 食糧の備蓄、重機、防災・防衛物資などをおさめる。大型設備や船などの建造も行う。

 

 耕地を含めた平地の1村の占有面積は、水路も含めて1000x500メートル程度(50ha) つまり1k平米に二つ村ができる。人口密度は約300/平方キロである(日本の人口密度は336人2006年 アメリカ32.7人 中国140人)

2016/05/01



村内の職業

(数箇所の村が分担して近距離圏内での地産地消をめざす)
(生産設備は、生産品の販売・修理も同時に行う)

 堆肥製造(各家庭からのコンポスト物資を均一化、衛生化して再分配する)
 メタンガスの発生とボンベ充填

 味噌・しょうゆ製造(大豆・コメを使って生産) 
 脱穀・製粉 (ムギの製粉 コメ・そばなども)
 パン・もち・菓子製造 (集中して作ることにより村内需要を効率よく満たす)
 製糖 (保存年限の過ぎた余剰コメ・ムギをつかって大麦麦芽酵素・酸で分解し糖・水あめを作る) 養蜂・メイプルシロップ製造を含む
 食肉解体・加工・製造 (解体 精肉 燻製 ハム・ソーセージ 雑部肥料化)
 鮮魚加工(解体 干物 燻製 かつおぶし 練り物 雑部肥料化)
 野菜・果物加工(ジュース化、ジャム ペースト 乾燥野菜、干し柿 生薬製造)
 乳製品(生乳殺菌・ビンづめ バター チーズ 粉末ミルク)
 製茶(荒茶にして保存・消費  蒸す 揉み 乾燥)
 酒造(各種発酵食品も 付加価値をあげて交易商品として有効)
 製塩(海岸部のみ) その他、温泉からの硫黄採取など土地の産物に応じて生産

 製材・チップ製造・木工
 漆器 (漆の精製 生地の加工 漆の塗布(乾燥には高温多湿の環境が最適) プラスチック製品の代用として、多方面に活用可能)
 製陶・ガラス (食器 保存用容器 建材・タイル・窓ガラス)
 製紙(コウゾなどを和紙にする トイレットペーパー 懐紙 包装紙 油紙 など)
 製糸・紡績(綿を布にする ろ紙(フィルター)の製造(廃物綿から作る))染色も

 鋳掛・金属加工
 金属精錬(リサイクルスクラップを溶解して素材を再生産) 
 各種日用品 靴・雨具・衣類・その他多種多様
 修理業 農機械・車・重機・パワーアシストの整備
 バッテリーリサイクル(鉛バッテリーを分解して完全再生する)

 高齢者のデイケア・看護サービス(看護士常駐) 保育所(乳児・学童含む)
 理髪・美容院
 写真業(写真データ保存も)
 ファイナンシャルプランナー あるいは ソーシャルワーカー (職安・結婚相談・不動産仲介なども)
 出版メディア(書籍は作らない 村内のポスターや、電子媒体のニュース、各人の情報発信援助である。村の広報機関でもある。コンピュータの相談メンテなども 図書館は基本的に電子化されていて、各家庭のものが統合して利用可能とする)
 公民館(映画館・美術館・イベントホールかねる 巡回の催し物はひんぱんにある **展、**美術展、**回顧展、**即売会、**上映会、**園遊会、**祭り、**花見)大規模なものは、中央合併4集落の学校施設を使う。
 クリーニング
 仕立て屋
 健康ジム・運動施設 マッサージ
 パブ、社交酒場・ゲーム業
 共同浴場
 仕出・弁当店
 生花・茶の湯などの文化教室
 葬儀全般
 薬屋(日常医療相談を、リアルタイム・オンラインで提供)
 ホテル・旅館(村内に1箇所は迎賓用としても必要。公民館がかねても良い)

 これらすべてを人口150人の集落で維持できないので、当然近隣集落との分業が必要となる。
 小中高校は、4km四方の「里村」(32集落 人口5000人程度)が、集団で維持する。
 行政・消防・警察も同様である。(意見集約としての選挙は里村で実施する)

村内で製造・調達困難なもの

 医療サービス 緊急 高度医療 製薬

 電子機器
 精密機械
 太陽パネル
 モーター製造
 ゴム製品 シリコンゴム 天然ゴムは温室生産をめざす
 セメント製造
 ラップ製造
 薬品製造
 鋼材製造
 ボンベ製造(ガス・水素貯蔵用など)
 銃火器・火薬製造
 アスファルトリサイクル