残念ながら、我々人間は、総体としては地球を食いつぶすつもりだ・・
と、いうのは、誰の目にも明らかなのではなかろうか。
これに歯止めがかけられるメドはないし、いきつくところまでいくであろう。とも考える。
だから、化石エネルギーが供給できる限り、この体制は続いていく。
先進国の破綻は、他地域の犠牲により、おそらくぎりぎりのその時・・全面崩壊の時・・までないかもしれない。
しかしエネルギーの減少にともなって経済力の下位の国から脱落していき、グローバル経済の餌食となるだろう。
脱落すれば、ただ一方的に、貪り食われる、そんな国がやがて続出するだろうし、それは、すでに現実であろう。
強いものは寡占して、低位・中位から略奪して使い捨てる。
この連関から逃れるには、すべての個人が小規模に生活を完結させて、グローバル経済から我が身を切りはなしても存続可能にせねばならない。
(一時的に生活水準が下がる可能性が高いから、その期間は短ければ短いほどよいだろう。しかし、できるとできないでは大違いだ)
やがて大きなシステムが予告なく機能しなくなり、その下にあった人々が切り離され、無防備に見捨てられても生き延びられるようにだ。
いずれ必然の全面崩壊を待っているのもひとつの方法だが、その場合、激しく運命が翻弄されることは覚悟せねばならない。
どうせ、いずれは様々な必要に応じて、避難し、身を守らねばならない。
自ら動かねば、グローバル経済による、実質奴隷からいつまでも抜け出せない。
その時はいつくるのか。
自覚したその時にやってくる。
2014/09/22 T.Sakurai (「食いつぶすつもり」 を改題)