都留教博 Norihiro Tsuru 
[作編曲家・ヴァイオリニスト]

詩人の父、声楽を学んだ母のもとに生まれ、母より音楽の手ほどきを、父より文学的影響を受ける。■'89年、CBSソニーよりソロアルバム『月をつくった男』でデビュー。'93年、セカンド・ソロアルバム『太古の太陽』がソニーレコードより、'94年にはサード・ソロアルバム『千の砂漠の夢』が東芝EMIレコードより、リリースされている。■主な映像との仕事としては、'91年から角川映画『アルスラーン戦記』シリーズの音楽を担当し、'95年には自らがリミキシングした『Best of アルスラーン戦記』をリリース。さらに映像と音楽の融合作品として、ポリドールよりビデオ・LD作品『ガウディ讃歌』『バリ・美の幻想』『アラスカ オーロラ幻想』などのBGVシリーズを、またTV東京の二時間ドキュメンタリー『日本人の源流シリーズ』などの音楽&プロデュースを手掛ける。'96年1月にはTV東京系列でドキュメンタリー作品「バリに生きる」に自ら出演・語り・音楽で参加した。■また、'91年より、ピアニストの中村由利子、チェリストの前田善彦と、“アコースティックカフェ”というグループを結成。その時その時で、参加可能なメンバーが参加する、というユニークな形で活動、現在は7人編成にまでなり、7枚のアルバムを発表している。■'98年にはこれまで映像のために作りためた音楽を、「エアーズ」「ボヤージュ」「フェノミナ」三部作としてリミックスし発表。■中村由利子と、初の二人名義のアルバム「ビギニングス」「ジェミニ」「プログレス」3枚を、パイオニアLDCより三部作として発表した。さらにこの年、音楽を担当したNHKのハイビジョンドラマ「水の中の八月」が、ギリシャ映画祭にてグランプリを獲得、審査委員から音楽が高く評価されている。■また、中村由利子を始めとしフォークシンガーの山木康世・細坪基佳・高橋忠史、TOSHI(X-JAPAN)や、辻仁成、女性ヴォーカリスト愛美等のアルバムで、プロデュース、作・編曲、演奏、ミキシングをつとめる。音楽以外でも写真展を行ったり、雑誌にエッセイを連載し、ラジオのパーソナリティーをつとめる、と幅広い活動を行っている。