中村由利子Yuriko Nakamura 
[作曲家・ピアニスト]

■画家であった父の影響から芸術に親しむ環境に育ち、幼少より雨音や絵本からインスピレーションを受けて自ら作曲を始める。13才の時には横浜市主催の作曲コンクールに入賞。■フェリス女子短期大学音楽科ピアノ科卒業後、数々の音楽活動を経て、'87年に、自作曲を集めたアルバム『風の鏡』でCBSソニーよりデビュー。このアルバムが、ベストセラーを記録。類いまれなるメロディーメーカーとして、幅広い層に支持される。■自己のアルバム、サウンドトラックの他、グループ「アコースティックカフェ」や、都留教博とのユニットでもCDをリリース。その数は20枚を越える。■'97年には、デビュー10周年を記念して初のライブ盤「イン・コンサート」を、そして、2002年のデビュー15周年には、エッセイと本人撮影の風景写真も添えた、CD-BOOK「メロディアス・ライフ」を、自主レーベルより発売。■2003年には、コンピレーションアルバム「10人のピアニスト」に参加、オーチャードホールの同コンサートに出演。■海外では、香港、ベネズエラ、フランスに次いで、2000年から韓国でもCDが(現在までに13枚)リリースされ、好セールスをあげると共に、様々なメディアで取り上げられ、話題となった。■2001年11月には、日韓共同制作アルバム「ソロベスト」が日韓同時発売され、また2002年4月には、ソウルの国立・芸術の殿堂でコンサートがおこなわれ、好評を博す。この模様は、韓国EBS(教育テレビ)でも放送された。■2003年には、8月には、二度目のソウル公演を「HOAM ART HALL」でおこなう。前回を上回る多くのファンがつめかけ、韓国での人気を不動のものとした。2004年9月、文化芸術村Heyriのフェスティバルで演奏。日本人初の参加が話題に。■2004年秋からは、日本人音楽家として初めて、韓国ドラマの音楽を担当。高視聴率を記録した「ごめんね、愛してる」(KBS)「春の日」(SBS)に続き、人気作「頑張れクムスン」(MBC)「かわいいあなた」(KBS)などにも楽曲が使われ、5月にスタートした「環生〜NEXT〜」(MBC)では、主題歌を担当。主題歌に起用された日本人作曲家は、彼女で二人目である■「韓国人の感性に合う」と、多くのラブコールに応え、現在は月に一度のペースでソウルを訪れ、ファンとの交流や人気音楽番組の出演などを通じ、韓国でのファンを着実に増やしている。■毎年恒例となった「ピアノファンタジー」他、彼女の全てのコンサートでは、お客さまから頂くイメージによる即興演奏「イメージリクエスト」も行い、好評。ソウル公演でも行い絶賛をあびた。■楽曲のクオリティは特に評価が高く、国内外での今後の活動に期待が寄せられている。(2005年6月現在)



1997.11/14東京文化会館“Piano Fantasy/10th.Anniversary Concert”


2000年3月に行われた、ソウルでの記者会見の模様