超漢字ウェッブコンバーター、ここを何とかして欲しい!


  超漢字ウェッブコンバーターが無ければホームページ作成など思いもよらぬことであり、結果には概ね満足しています・・・が、やはり使っているうちに「ここは何とかして欲しい!」という切実な欲求不満が出てきました。ということで、改善して欲しいと思うことを列記します。不満点は、適宜追加して行きたいと思います。改善要望が多くなれば実現の可能性も大きくなるので、それを願いつつ・・・。パーソナルメディアさん、宜しくお願い致しますよ。(2002.9.11記、2008.9.10追記)



<項目>

(1)サポートする画像フォーマットについて
(2)ホームページのファイル数やその中の仮身=実身の参照が多くなると・・・・
(3)変換される実身の名前について
(4)たまに出現するHTML変換時のエラーメッセージ
(5)空白の変換について
(6)「変換設定」-「文字セット」の項目について
(7)サムネイルからホームページにジャンプ!(裏技)
(8)jpeg, png, MS-Windows DIB(bmp)実身を直接コンバートする方法(裏技)
(9)HTML文書の文字サイズについて
(10)url仮身の変換について
(11)助太刀ソフト
(12)基本ブラウザ と url仮身の怪



<内容>


(1)サポートする画像フォーマットについて

  PNG(256色、1600万色)だけでなくJPEGもサポートして頂きたいと思います。写真ファイルが多い場合はその方が容量の節約になるので。256色では写真は駄目ですし、かと言って1600万色はファイル容量がかさむし・・・。複雑な設定はいりません。出来るだけ単純に、PNG,JPEGと画質(ファイル容量)を3段階程度選択が出来ればいいのです。画像ファイルが写真中心の私のページでは JPEG の方がメリットは大きいのです。

  なお、JPEGについては、その変換方法である離散コサイン変換についての特許を主張する会社が現れて問題になっています。現在のディジタルカメラの殆どが写真の保存ファイルとしてJPEGを採用しているので、影響は大きいものがあります。JPEGもGIFと同じ運命を辿るのかもしれませんが・・・。



(2)ホームページのファイル数やその中の仮身=実身の参照が多くなると・・・・

  たった一つの文書実身を更新しただけ(中の文章をちょっと手直ししただけとか、仮身を一個貼り付けたりとかそのようなレベル)なのに、コンバートすると生成された更新ファイル数が30とかとんでもない数になることがあります。私のウェッブコンバーターの設定は、

  ファイル名生成方法-「英数字の実身名はそのまま」

にしてありますがが、これはあくまで文書実身のみであり、画像・図形(又は画用紙の開いた仮身)についてはファイル名は自動生成されます。(例:_tys67ZA.png)

  なお、「画像・図形を含む画用紙の開いた仮身」をコンバートすると、サムネイル用とサムネイルクリック時に表示する画像・図形用に2つのPNGファイルを生成します。(つまり、写真や図形を画用紙の開いた仮身にしておくとその倍の数のPNGファイルを生成してしまうので、写真等を多用するページを作成する場合は、サムネイル表示目的でない限り画用紙等の開いた仮身を使わず、文書に写真を直接貼り込む方が生成ファイル数や容量を節約できます。)

  ウェッブコンバーターは「実身-仮身」をHTML変換する度全部の実身を変換しているようで、その結果と前回の変換結果を比較して更新ファイルを決定しているようです。従って、ホームページの実身数やその中の仮身による参照が多くなると、更新実身数は1個か2個でも、仮身ネットワークの解釈方法次第で中身が変わらない実身でも生成ファイル名が変更されてしまうことで、「更新ファイル」にされてしまうようです。(文書の実身は実身名を英数字のみにしておけばその名前で固定されるのですが、画像・図形はどうしようもありません。)

  ブロードバンド接続であればさほど問題にはならないのでしょうが、ダイヤルアップのユーザーにはちとつらい。最近は、一つか二つのファイルの文章を手直ししてそのファイルに仮身を1個か2個貼り付けただけなのに、更新ファイル数百で更新ファイル容量が数MBとか、困った状況になっております。これは、実身=仮身のファイルシステムをディレクトリファイルシステムに変換する過程において仕方のないことかもしれませんが・・・ダイヤルアップも限界かな・・?

<後日談>ウェッブコンバーターの「変換設定」について
  ある時期、ウェッブコンバーターの「変換設定」-「ファイル名」の対象実身深さ(初期値:10)・変換制限ファイル数(初期値:10)・変換制限サイズ(初期値:10MB)をその設定値が取りうる最大値にしていました。ホームページの更新を続けていくうちに、変換制限サイズの初期値の10MBを超えたからなのですが、どうせ変更するのならMAXにしてしまえと安直に考え実行しました。つまり、対象実身深さを999・変換制限ファイル数を9999・変換制限サイズを999MB としたわけです。もしかしたらこれが、「ファイル一個更新しただけで更新ファイル数百で更新ファイル容量が数MBとかいう原因」ではないかと思い、対象実身深さを10・変換制限ファイル数を3000・変換制限サイズを50MB と小さくしました。合わせて変換対象の文書実身名も英数字で一義的に確定する名称にしたところ、そのむちゃくちゃな症状(?)は殆ど出なくなりました。どうやら、これらの設定値はむやみやたらに大きくしない方が良いようです。



(3)変換される実身の名前について

  現在、ウェッブコンバーターのファイル名生成方法の設定を-「英数字の実身名はそのまま」にしております。これは、

  英数字の実身については、英数字の実身名.htm(html)

というファイル名に変換してくれます。しかし、

  実身名に空白や"&"等の文字があると自動生成の名前(例:_tys67ZA.htm)

となるので、注意が必要です。

"abcd.htm(html)" という実身名を付けるとそのまま "abcd.htm(html)" というファイルに変換してくれます。それでは、"Phila.Orchestra" という実身名はどのようなファイル名に変換してくれるかというと・・・そのまま"Phila.Orchestra" というファイル名に変換してくれます。ピリオドがあると".htm"を付けてくれず、ブラウザで見るとHTMLのソースファイルがそのまま見えてしまいます。(始めは理由が分かりませんでした・・・)従って、『ファイル名生成方法の設定を-「英数字の実身名はそのまま」』に設定した場合、英数字のファイル名にピリオドは使用しないほうが良いです。

  更に、変換する実身に同じ実身名のものがあると拡張子の前に-1,-2と番号を付けるようです。例えば、abcというファイルが2つあったとすると、

  abc.htm
  abc-1.htm

というファイルを生成します。それでは、abc.efgという実身が2つあると・・・・どうなるかは試していないのでどうなるか分かりませんが・・・

超漢字は実身名文字数の制限は厳しいですが、使用する文字の制限は殆どありません。それが、ウェッブコンバーターのコンバート時のファイル名生成に大きな影響を与えているようです。これは利用者側で気をつけるしかないようです。



(4)たまに出現するHTML変換時のエラーメッセージ

  超漢字4にアップグレードしてから殆ど出なくなりましたが、HTML変換時に

「処理プロセスからエラー応答がありました。」
「(エラーコード:********)」

というエラーメッセージが出て処理が停止してしまうことがあります。再度HTML変換をすれば問題なく処理は終了するので基本的に問題はありませんが、何故このエラーメッセージが出てくるのかはよく分かりません。



(5)空白の変換について

  私はHTML文書の形式はよく分からないのですが、変換設定のタグ設定において、半角空白と全角空白を&nbspに変換するよう指定しています。というのも、半角空白や全角空白をそのまま半角空白や全角空白に変換するよう指定すると、こちらの意図した通りの大きさ空白になってくれないからです。(全然空白にならなかったり、空白が思ったより小さかったり・・・)結局、現在は空白が必要な部分は半角空白で文書を記述し、HTML変換時は&nbsp指定としています。これが、(あくまで私個人の印象ですが)超漢字上の作成文章の表示とブラウザ上の表示イメージが一番近いので、とりあえずこの方法に落ち着いています。でも、あまりよいやり方ではありませんね。



(6)「変換設定」-「文字セット」の項目について

  木目晴彦氏の「すべての執筆活動をパソコンで」を読んで、超漢字ウェッブコンバーターの「変換設定」-「文字セット」の項目を変更しました。

   ・日本語(Shift-JIS)->日本語(ISO-2022-JP)
   ・半角カナ:ON->OFF

この2つはデフォルトの設定だったのですが、より一般的な設定(とのこと)にしました。でも、そうであればこの設定をデフォルトにしておくべきでしょうね。今後の改善を期待しましょう。



(7)サムネイルからホームページにジャンプ!(裏技)

 きゃんた/かにばんまん さんの「 調布ヶ丘第2倉庫別館」にて、「サムネイルからホームページにジャンプ」する手法が紹介されています。方法の詳細は上記ホームページにてご覧頂くとして、KAKKOさんの「画像ビューア/BrV版」(最新版はB-Soft Libraryにて公開、超漢字4なら「超漢字サンプル集」に含まれています)を使用することで実現できます。

  ただ、一つ面倒なのが既に「画用紙」に取り込まれた画像ではうまくいかないということ。画像ビューアはJPEG,GIF,PNG等の他OSのフォーマットの画像実身を見るものなので、「画用紙」の画像をこの目的に使用するには、一旦その「画用紙」をファイル変換でそれらの画像フォーマットに変換しなければなりません。私のノートパソコンは超漢字専用機でWindows区画がありませんから、DOSフォーマットされたフロッピーディスクに一旦「画用紙」をファイル変換(フォーマットはなんでも良いのですが、PNGでやってみました)してから、それをまたファイル変換を用いて「無変換(基本)」で超漢字区画に戻してからやったらうまくいきました。まあ、そう大した手間ではありませんが・・・。

  サムネイルによるジャンプを実現する専用の原紙があれば(もちろん「画用紙」がそのまま使えるもの)いいのですがね。

※追記(2005.2.19)

 サムネイルから他のurlへ飛ぶのはもっと簡単な方法がありました。いっぺいさんが公開された方法です。(いっぺいのホームページ:"http://www.h2.dion.ne.jp/~ippei/",現在工事中でアクセス出来ませんが)url仮身を用意し、基本文書編集で開いて、その2行目以降に画像を入れて、あとは開いた仮身にしてウィンドウの位置と仮身属性と仮身属性を調整するという、これだけの簡単な方法です。お試しあれ。


(8)JPEG 実身を直接コンバートする方法(裏技)

  美崎薫さんのホームページの未来を見に行く掲示板2にて、JPEGの特許が話題になりましたが、その中でかずのりさん(トンパな部屋)にJPEG実身(ファイル変換で無変換(基本)で作成した実身)を直接コンバートする方法を教えていただきました。これは、パーソナルメディア社が超漢字の開発者用に公開している超漢字4サンプルアプリケーションプログラムソース集の「画像閲覧」とKAKKOさんの「画像ビューア/BrV版」を利用する方法です。なお、「画像閲覧」については C++ のソースコード(tar+gzip形式で配布)で提供されているので、利用するにはパーソナルメディア社が提供している 開発者環境(注)が必要です。

(注)詳しい方法については、ソースコードに ReadMe 等の解説ファイルがありますので、それらをご覧頂くことになります・・・が、私も正直、超漢字の開発者環境を使用したこともないし(TRONWAREの記事を読んでインストールはしたのですが・・・)、Unixライクな操作やCのソースコードのコンパイル等などはるか昔の大学の授業でやったきりで殆ど覚えていないので、色々勉強しないと手が出せない状況でした。ということで、かずのりさんのご厚意で実行可能なファイルを頂いて試しました。 ソースコードのアーカイブに添付されている ReadMe を良く見ずに質問したりと色々お手数をお掛けしてしまいました。 ReadMe をちゃんと読むのは鉄則ですね。 気をつけましょう。
  ちなみに、私はこのソースコードを Windows 上で解凍して ReadMe だけは読むことが出来ました。超漢字の開発環境を使うには(あたりまえですが)勉強が必要ですね。また、この「画像閲覧」についてはアプリケーションID番号が仮のものであり、利用者の超漢字環境によってはアプリケーションID衝突の可能性があるということで、あくまで自己責任で使用するということが前提です。とはいえ、これは正式アプリケーションIDを付与して公に出して頂きたいですね。ですから、現在の状況では超漢字ユーザーにお勧めする・・・というわけには残念ながらいかないようです。

  やり方は、「画像閲覧」と「画像ビューア」をインストールした後、JPEG実身に「画像閲覧」と「画像ビューア」の付箋を貼り付けるだけです。開いた仮身での縮小表示及び実画像表示も可能となります。(起動アプリケーションを「画像閲覧」にしておくと実画像を仮身を開いた分だけ見えますし、「画像ビューア」にすると開いた仮身のウィンドウの大きさに合わせた縮小表示となるようです・・・がちょっと挙動が不安定な部分があります)ダブルクリックすればウィンドウが開いて実画像が表示されます。とは言え、使ってみると完全というわけではなく、色々と訳のわからない挙動や不具合もあるようです。

 このJPEG実身をウェッブコンバーターで変換すると、(ウェッブコンバーターの変換設定を「仮身画像」にした場合ですが)仮身(開いた仮身も)はPNGファイルとなり実画像はそのままJPEGファイルとして生成されます。これなら、いちいちHTMLファイルを直接編集しなくても、超漢字上の原稿用紙と画用紙上で直接JPEGファイルを扱って編集することが可能でしかもウェッブコンバーターで変換できるという大きな利点があるわけです。さらに、実画像はPNGではなくJPEGで生成されるので、ファイル容量も大幅に節約できます。

  ただ、注意すべきは、「変換設定」-「仮身」-「ダウンロード実身タイプ」で  をOFFにすると何故か多量のPNGファイルを生成してしまいファイル容量も増えるということです。試しにやってみたところ、一つのJPEG実身で560個のPNGファイルが生成されてしまい容量も倍近くに増えてしまいました。(変換するJPEG実身の容量により変化するとは思いますが・・・)なんでそうなるのかはよく分かりません。「ダウンロード実身タイプ」をONにして変換すると、ウェッブコンバーターの「変換結果表示」では対象画像をクリックするとダウンロードのウィンドウが現れますが、実際にアップロードしてブラウザで対象画像をクリックすると実画像が表示されるのみです。(まあ、これも考えようによってはダウンロードですが・・・)ということで、これを利用する場合は、「ダウンロード実身タイプ」をONにしておくことをお勧めします。それで特に支障はありません。

   ちなみに、私のホームページでは画用紙に写真を貼り込んだ実身を縮小無しの開いた仮身で表示する使い方なので、開いた仮身画像と実画像の2つのPNGファイルが生成されていました。JPEG実身をコンバートした場合は実画像ファイルはそのままJPEGファイルになるので、ファイル容量をほぼ半分近く減らすことが出来るわけです。(ただ、開いた仮身画像のPNGファイルが容量の大半を占めるし、JPEG実身にしたところでPNGファイルが1つは出来てしまうことに変わりがないので、結局写真についてはその画像を直接文書実身に入れてしまうことにしました。これで、生成ファイル数も1,100から600程度とほぼ半分になり、生成ファイル容量も18MB->10MBとなりました。)ということで、結局今の時点ではJPEG実身を使っていないのですが、これは今後の参考にしたいと思っています。

  なお、この方法については美崎さんがオフィスゼロプロデュース2002にて公開されているので、興味のある方はご覧ください。色々比較対照されていて勉強になりますよ。



(9)HTML文書の文字サイズについて

  ・・・・超漢字ウェッブコンバーターの取扱説明書-応用編には、「HTMLの文字サイズには、「-2」〜「+4」の7段階があります」と書いてあり、それなりに文字の大きさに変化を持たせることが出来る・・・・が、こちらが期待するほど文字の大きさに幅があるわけではなく、例えば「文書の頭に大きなタイトル文字を書こう」としても、文書の文字と比較してそう大きな文字が書けるわけではない・・・・

  というのはあくまで超漢字の「基本ブラウザ」で見た場合であり、他のブラウザ(Mozilla, Netscape Communicator, Internet Exploerer等)では結構文字の大きさにメリハリが出ていた。単に、イメージの確認を「基本ブラウザ」で行っていたので気がつかなかっただけのこと。やれやれ。

  現在のウェッブコンバーターの「変換設定」-タグの文字サイズの設定は、超漢字の原稿用紙(基本文書編集)上の文字の大きさと「基本ブラウザ」で見たHTML変換後の文字の大きさが大体同じイメージになり、かつ文字の大きさに減り張りがつくようにしてある。

  デフォルト設定(左がHTMLの文字サイズ、右が超漢字の文字サイズ)
    -2:5, -1:7, 0:10, +1:12, +2:14, +3:29, +4:38
  変更後
    -2:5, -1:7, 0:10, +1:11, +2:12, +3:13, +4:14

今の設定の変換結果は下記のとおり。(ブラウザによって結果は異なります)

    -2:5, -1:7, 0:10, +1:11, +2:12, +3:13, +4:14 (HTML)

  -超漢字の「基本文書編集」のイメージ(画像)
   

  -超漢字の「基本ブラウザ」のイメージ(画像)
  

  -超漢字のMozilla のイメージ(画像)
  

どんなもんでしょうか?ちなみに、私の場合、通常は「0:10」(この文字がそうです)を使います。トップページ以外のタイトルは+3:13を。ディスク紹介や細かい(注)などは「-1:7」を。タイトル以外の大きな文字は「+2:12」を使うことにしています。本当は超漢字の「基本ブラウザ」に最適化したいところですが・・・。HTMLの文字の指定と表示のポイント数というのはどういう決まりに基づいているのかよく分かりませんね。



(10)url仮身の変換について

 url仮身に、文書として記述されているurlに誤記(例えば、"http:/www." 等、スラッシュが抜けていたりすると)があると、リンク先がurl仮身の実身名になってしまう・・・という現象があり、これに気がつかず数時間悩んだことがあります。仕様としてはおかしくないと思いますが・・・。



(11)助太刀ソフト

 超漢字ウェッブコンバーターは手軽に実身・仮身文書をホームページ化出来るという利点がありますが、残念ながら出来ることが限られており、ある程度本格的に作り込もうとすると不満や不便さを感じることが少なくありません。作り手側でその点を踏まえ、割り切りと妥協で作っている・・・という方も多いと思います。(私もその一人ですが)

 ふとBTRON CLUBのリンク集からいくつかの超漢字関連サイトを眺くと、「蜂の子 超漢字 T-Shell ソフト T-Engine Teacube」というサイトにウェッブコンバーターと組み合わせて使う「HTML置換ver4 」というソフトがあり、これは使えそうかな・・・とこの二日間色々試してみて、これまで面倒な手間をかけて実現していたことが簡単にできるようになったので、早速現在使っています。(同傾向のソフトにの「変身おきらく風味 R0.21」があります)

 これまで、トップページの訪問者カウンターは、ウェッブコンバーター変換後のhtmlファイルに手打ちでCGIのテキストを追加して実現していましたが、「HTML置換ver4 」を使うことで、変換前に実身・仮身の文書内にそのCGIテキストを書き込んでおけば良いだけになったのでかなり手間が省けました。また、ブラウザに表示されるページのタイトルも実身名と異なるタイトル名を簡単に付加できるのでこれも重宝しております。他にも色々機能はあるのですが、とりあえずこれだけでも充分役だっております。

 ただ困ったことが一つあります。それは、変換対象の実身の実身名が19〜20文字の場合(超漢字の実身名は20文字迄)、ウェッブコンバーターで作成されたその実身のhtml(htm)ファイルはHTML置換されないという不具合です。トップページについては index.html(htm)というファイル名を付けているので実身名に関わらずHTML置換されますが、それ以外の実身で実身名が19〜20文字の場合はウェッブコンバーターで作成されたhtml(htm)ファイルは何故かHTML置換されません。また、そのHTML置換されない実身に仮身を置いている実身も実身名の長さに関わらずHTML置換されないのです。(作者のメールアドレスに問い合わせのメールを出したのですが配信不能で戻ってきてしまいした。正月でサーバーが休んでいるのかな・・・。暫くしたらまたメールを出すつもりですが・・・)

 英文名で実身名をつけると19〜20文字ぎりぎりまで使ってしまうことが多いので、この点はぜひ改善頂きたいなあ・・・と思っています。まあ、現状でも充分役に立っていますので、それだけでも有り難いことです。(2008.1.6)


(12)基本ブラウザ と url仮身の怪

 論より証拠、下記2つのurl(地元の名古屋フィルのサイトです)にアクセスしようとすると・・・

 (http://www.nagoya-phil.or.jp/)
 (https://www.nagoya-phil.or.jp/)

 上記のhttp://...はurl仮身にテキスト記述されたurlへアクセスします。(といっても、最近はhttps:...に変更されましたので、アクセス先で気を利かせてhttps:...に変わりますが・・・)

 しかし、その下のhttps://.. は間が抜けたことに、超漢字ウェッブコンバーターで変換された html ファイルへアクセスするのでその結果、url仮身に記述された テキスト(つまりテキスト記述された url)をそのまま表示するわけです。

 蜂の子さんの「HTML置換ver4」を使い始めてから気がついた現象なので、超漢字ウェッブコンバーターと「HTML置換ver4」の不具合かなあ・・・と思っていたのですが、ふと超漢字V上でをダブルクリックして基本ブラウザからアクセスしたら上記と全く同じ現象が・・・

 つまりこれは「基本ブラウザ」と「url仮身」そのものの問題・・・ということなんですな。(何ヶ月悩んだことか・・・)「基本ブラウザ」は https://.. をサポートしていないのでそう問題?にはなりませんが、超漢字ウェッブコンバーター でホームページを作成している当方にとっては大きな問題です。

 「HTML置換ver4」を使えば、絵や開いた仮身に任意のリンク(URL)を指定することが可能なので、url仮身を利用しない方法で回避できるのですが、今までやってきてこのやり方で慣れているので変えたくない・・・という事情も有り、結局アクセス先サイトの好意を期待して http://... と記載した url仮身を置いてコンバートしています。

 う〜ん、困ったもんだ・・・(2008.9.8)

以下、後日談・・・

 さて、"https://.."をリンク先としたurl仮身を超漢字ウェッブコンバーターで正常に変換出来ない件、PMCに問い合わせたところ、下記の回答を頂きました。

・・・ご指摘のとおり、基本ブラウザでは、httpsをサポートしていないため、超漢字ウェブコンバータでも同様に、URL実身によるhttpsのリンクへの記述を行うことはできません。・・・

ありゃりゃ、やっぱりそうなのね。でも困るなあ。

なお、httpsのリンクを含む文書すべてを直接HTMLで記述することで文書を発信することはできます。詳細は、「超漢字ウェブコンバータ取扱説明書-応用編」-「1.基本的な操作」-「発信するデータをHTMLで記述する」をご参照ください。

今更、手打ちでHTMLを記載する気にはなれないなあ・・・

基本ブラウザのhttpsへの対応及び超漢字ウェブコンバータのURL実身のhttpsのリンクへの対応等につきましては、今後の検討事項とさせていただきたいと思いますのでご了承いただけますようお願い申し上げます。

ま、期待せずに待ちましょうか・・・。とりあえず、蜂の子さんの「HTML置換ver4」で対応可能だし・・・(2008.9.10)



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