CD Companions for Music Lovers.

音楽愛好家の為のCD-ROMのご紹介。

<Table of Contents>

・THE SINGERS - Birgit Nilsson,(Enhanced CD)
・Maria Callas , Master Classes at Juilliard(CD-ROM)
・DSCH SHOSTAKOVICH, Cultural Heritage Series Vol.1 (CD-ROM ,DVD-ROM)


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THE SINGERS - Birgit Nilsson,(Enhanced CD)
  DECCA 469 912-2 (C)2000  (www.universalclassics.com), ( www.deccaclassics.com/thesingers)
      "The Singers" is dedicated to the late Jhon Ardoin (1935-2001) whose tireless enthusiasm,
     energy and knowledge made this unique series possible.
  
  "The Philadelphia Orchestra - A Centry of Music" を編集した John Ardoin 氏は亡くなられたということか?昨日タワーで購入したこのCDのブックレットの説明を見て少し驚いてしまった。
  このEnhanced CD、Photo galley, Discography, Profiele, Sung Texts(English,French,German)等をPCで見ることが出来なかなか面白い。1,300円程度で購入できるので試しに購入して見るのも良いと思う。専用のページ"www.deccaclassics.com/thesingers"まで用意しているので、けっこう力を入れた企画なのだろう。
  さて、Birgit Nilsson は言わずと知れた超絶的ソプラノであり、Solti/Wiener Philharmoniker とのWagner, Strauss のオペラは現在も名盤の名に相応しいものだ。Brunhilde, Salome の凄さはオペラ音痴の私でも解る。恋するJochanaanの生首を前にして滔々と歌われる20分近い絶唱は聞いていて鳥肌が立つ。濃厚で美しくそれでいて背徳的なStraussの歌・・・・ホントに「薔薇の騎士」と同じ作者か?と思える。
  このCD、Windows,Macの両方でプレイ可能ですが、日本語版OSでの動作保証は当然無し。プレイしてOSの動作がおかしくなっても文句のもって行き所がないのがつらいところ。私は、海外製のこういうCD-ROMをプレイする為、ハードディスクにもう一つWindows用の基本区画を作り、そちらの区画のWindowsで楽しんでいる。残念ながら、こういうCD-ROMの日本語版が制作販売されるのは絶望的な状況(まあ、購入人数を考えれば当然でしょうな)なので、海外製のCD-ROMを楽しむ(パソコンの)環境作りは欠かせません。(2001.8.26)


Maria Callas , Master Classes at Juilliard(CD-ROM)
  Opera Classics CDR-101
  
  John Ardoin 氏は "Callas at Juilliard : The Master Classes"という本を出版している。この人は歌手に並々ならぬ情熱を注いでいたようだ。この CD-ROM は、Callas の Juilliard での 1971/10-1972/3 間のMaster Classes 全46時間を1枚に収録したもので、今更ながら音声圧縮技術の効用を思い知らされる。当然ながら通常のCDプレーヤーでは再生不可。Windows,Macの両方でプレイ可能ですが、日本語版OSでの動作保証は当然無し。現在第一級の歌手として活躍しているアーティストも生徒として参加しているので、声楽ファンには堪えられない内容であり、カラスファンにとっては・・・言うだけ野暮ですな。しかし、アメリカ人は本当に面白い物を作りますね。ちなみに、これもタワーで4千円程度で購入した物。(2001.8.25)



DSCH SHOSTAKOVICH, Cultural Heritage Series Vol.1 (CD-ROM ,DVD-ROM)
  Chandos CHAN50001 (C)2000 (CD-ROM version, Also Available on DVD-ROM CHAN55001)
    (www.chandos.net (Chandos) ),  (www.dsch.multimedia.ru (JSC Autopan)
  
  なんと、イギリスの Chandos からは「丸ごとDSCH」という Shostakovich の MultiMedia CD-ROMが発売されました。次はRespighiでしょう?頼みますよ、 Chandos さん。これもタワーで購入した物。Windows,Macの両方でプレイ可能ですが、日本語版OSでの動作保証は当然無し。(トホホ・・・)ホント、こういう「おとな」のCD-ROM(DVD-ROM)に関しては日本のメーカーは製品が「絶無」に近く海外に求めるしか手がありません。日本語化なんか(たぶん)絶対ありえません。(悲しいですが)小・中学生レベルの私の英語力では内容把握に一苦労ですが、内容の濃さに報われます。CD-ROM,DVD-ROM両方出てますが、DVD-ROMドライブをもっておられる方は「迷わず」 DVD-ROM Versionを選びましょう。Film Archive の収録点数が CD-ROM:15, DVD-ROM:33 と圧倒的に DVD の方が多いので。私?残念ながらCD-ROMです・・・・・。でもCD-ROM版でも購入価値は十二分に有り。3カ国語版(英・仏・独)なのは、流石MultiMedia(この言葉最近聞きませんね)というところ。価格は4千円程度だったと思いますが・・
  残念ながら、ormandy/philadelphia との映像はCD-ROM版には収録されておりませんでした。DVD-ROMの方にあるかどうかわかりませんが。でも、西側を代表する指揮者とオーケストラとの映像が入っていないというのは歴史的な意味を考えても妙な気がしませんか?何はともあれ、今後の展開に期待大の Chandos です。
  ちなみに、日本に Shostakovich に関する凄いホームページ(homepage2.nifty.com/shostakovich)があります。(2001.8.26、2001.11.14追記)


  ちなみに、上記3枚は 私のWindowsME(without Internet Explorer and Outlook)環境で問題なく動作しました。システムもとりあえず正常です。リスクは伴いますが、やってみる価値あり!


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