バンドマン的・四字熟語辞典(上)

                  バンドマン的・四字熟語辞典(上)


最新版の「四字熟語辞典」です、日本語の理解度向上にご利用ください。
ただし、バンドマン独自の視点で編纂したものなので、漢字や解釈は、一般的には流布していない ものであることを承知の上ご通読ください。(世間一般的な類似語も併記しております。)

【 愛・舞・裳子(あいまいもこ)】
バンドマンのあいだに流行っている、子供に付ける名前の代表なもの。
<用法例>
「お前ンとこ、娘三人だってな。名前ナンてんだ」
「上から、愛、舞、裳子」
(類似語:曖昧模糊(あいまいもこ)

【 悪戦苦投(あくせんくとう)】
野球の試合で、戦況が悪くなるのはピッチャーが苦しい投球をしているときだ、という意味。
<用法例>
「昨日のキャバレー対抗の野球の試合、どうだった?」
「それが、うちのピッチャーが二日酔いで、もう悪戦苦投」
類似語:悪戦苦闘(あくせんくとう)

【 厚口造言(あっこうぞうごん)】
くちびるの厚いバンドマンは言葉を造る(デラタメを言う)ことが多い、というバンドマン界の 通説。
<用法例>
「聞いてよ、リョーキュー(給料)アップするって言ったのに、あれからもう2ヶ月」
「ジャーマネを信用したらイカンよ。あの人、唇が厚いやろ、いわゆる厚口造言ってやつだから」
類似語:悪口雑言(あっこうぞうごん)

【 吾美共感(あびきょうかん)】
自分が美しいことに自分自身が共感する、というナルシストを指す言葉。
<用法例>
「今度のサックスのあいつ、いつも鏡の前で自分にウットリしとるな」
「ああ、あいつ吾美共感タイプやから」
類似語:阿鼻叫喚(あびきょうかん)

【 壱岐投合(いきとうごう)】
ショクナイ(臨時の仕事)先が壱岐だったとき、船の苦手なバンドマン同士が気持ちを合わせて 励まし合うこと。
類似語:意気投合(いきとうごう)

【 衣食働源(いしょくどうげん)】
衣食住のうち、最も切実な衣と食が、バンドマンが働く源になっている、ということ。
類似語:医食同源(いしょくどうげん)

【 維新電信(いしんでんしん)】
日本では、明治維新のあとに電信設備が発達した、ということを指す歴史用語。
類似語:以心伝心(いしんでんしん)

【 怪光一晩(かいこういちばん)】
一晩中怪しいネオンの光が輝いている歓楽街のこと。
類似語:開口一番(かいこういちばん)

【 嬉々一発(ききいっぱつ)】
歓楽街に遊びに行く男性の、最大の目的を表す言葉。
類似語:危機一髪(ききいっぱつ)

【 貴志改性(きしかいせい)】
遊び半分ではなく貴い志を持って、性別を男性から女性、または女性から男性に改めること。
<用法例>
「あれ、あそこの席のホステス、このあいだまでうちでラッパ吹いてた彼とちゃう?」
「ああ、あいつ、ラッパじゃ家族を養えんから、貴志改性したんだって」
類似語:起死回生(きしかいせい)

【 鬼相天外(きそうてんがい)】
怒ったときのバンマスの鬼のような形相は、とてもこの世のものとは思えない、という意味。
類似語:奇想天外(きそうてんがい)

【 原稿一致(げんこういっち)】
スピーチをするさいに、アドリブを入れず原稿と一致したスピーチをすること。
<使用例>
「バンマス、この前お願いした結婚式でのスピーチ、よろしくお願いします」
「ああ、まかせとけ」
「でも、アドリブで話して忌み言葉なんか言わないよう、くれぐれも原稿一致でお願いします」
類似語:言行一致(げんこういっち)

【 警醒再眠(けいせいさいみん)】
ステージで眠っていたバンドマンが警告されて目を醒ましたのに、再び眠ってしまうこと。
類似語:経世済民(けいせいさいみん)=「経済」という言葉の元の語。

【 妻食健美(さいしょくけんび)】
よく食べる妻ほど健康で美しい、というバンドマンの妻の妄想。
類似語:才色兼備(さいしょくけんび)

【 痔画持参(じがじさん)】
痔になったバンドマンが、自分の痔の写真を持って病院に行くこと。
類似語:自画自賛(じがじさん)

【 痔救痔即(じきゅうじそく)】
痔の病から救われるには、痔になったら即手当てをすることだ、という教訓。
類似語:自給自足(じきゅうじそく)

【 市区八区(しくはっく)】
日本の政令指定都市のなかで、市区のうち、区の数が八区ある、広島市のこと。
※(中区、東区、南区、西区、安佐南区、安佐北区、安芸区、佐伯区)
類似語:四苦八苦(しくはっく)

【 誠心誠胃(せいしんせいい)】
心臓も胃も移植をしていない、誠に自分のものだ、と主張する様子。
類似語:誠心誠意(せいしんせいい)

【 再三妻四(さいさんさいし)】
再婚を三回すると妻の数は四人になる、という計算の考え方。
<使用例>
「バンマスのチャンカー(奥さん)、再婚?」
「ああ、三回目の再婚の奥さん」
「そうすると、1、2、3・・4人目のチャンカー、ということか」
類似語:再三再四(さいさんさいし)

【 対岸常寿(たいがんじょうじゅ)】
対岸の人々の暮らしは常に寿が溢れているように見えること。「隣りの芝生は青い」に同じ。
類似語:大願成就(たいがんじょうじゅ)

【 態奇蛮声(たいきばんせい)】
態度が奇異で、声がガラガラで蛮声、という様子。
<使用例>
「あれ、今日のバンマス、なんか荒れてるんじゃない?」
「ああ、カミさんと喧嘩したみたいで、態奇蛮声だ」
類似語:大器晩成(たいきばんせい)

【 大短不適(だいてんふてき)】
AD男優の採用基準の一つ。そのほか「芯小棒大」、「悶外不出」などがある。
類似語:大胆不敵(だいてんふてき)

【 二二裏裏(つつうらうら)】
四拍子のリズムの1、2、3、4のうち、二拍目(ツー)は裏だ、というリズムの取り方の指示。
類似語:津々浦々(つつうらうら)

【 笛材適所(てきざいてきしょ)】
サックス奏者のうちフルート(笛)を吹ける人材は、それに適した部署に配置せよという意味。
類似語:適材適所(てきざいてきしょ)

【 店外孤独(てんがいこどく)】
バンドマン同士というのは、務めている店の中では仲良く見えるが、一歩店の外に出るとバラバラで 孤独なものだ、ということ。
類似語:天涯孤独(てんがいこどく)

【 電高責下(でんこうせっか)】
電気代は高、しかし責任の取り方は下、という電力会社の社風のこと。
類似語:電光石火(でんこうせっか)

【 徳井漫面(とくいまんめん)】
チュートリアルの徳井は漫才師向きの面構えをしている、ということ。
類似語:得意満面(とくいまんめん)

【 何行?九行(なんぎょうくぎょう)】
楽譜の行方を見失って隣りに「今、何行目?」と聞いたら「九行目」と答えた様子。
類似語:難行苦行(なんぎょうくぎょう)

【 二即三問(にそくさんもん)】
クイズ問題で、二問目のあとにすぐ三問目を出す様子。
類似語:二束三文(にそくさんもん)

【 年高女劣(ねんこうじょれつ)】
男性は年齢が高くなるにつれて女性に対する欲望が劣っていく、ということを表す言葉。
類似語:年功序列(ねんこうじょれつ)


次回は最新版「四字熟語辞典」の(下)をお届けする予定です、期待せずにお待ちください。
なお、この中の言葉を一般世間で使ったことで不利益を生じたり世間の嘲笑を浴びることがあっても、当ホームページは 一切責任を負いませんのでご了承ください。