ライブの魅力の伝え方


最近のライブで、数回、おしゃべりを任されることがありました。調子に乗ってしゃべる 性質(たち)なので、そのこと自体は負担ではありませんが、話の面白さと演奏の面白さ のバランスについては、神経を使いますし、戸惑いもあります。

いくら演奏が良くても「次の曲は○○です・・・」だけで進んでは、確かにライブは盛り 上がらないでしょうが、逆に、いくらトークが面白くても、演奏に魅力がなければ本末転倒 です。両方のバランスのとれたライブ、というのが、理想なんでしょうが。

先日、有名なトロンボーン奏者のライブに行きましたが、演奏の素晴らしさにトークの面 白さがうまく絡んで、楽しく充実したライブでした。その根底には、バンドマンとしての 努力や、いろんな経験やハプニング(?)などがあって、それがトークや音楽のあち こちに散りばめられ、ライブ全体の魅力として伝わって来る、という感じでした。

テレビの話題やギャグを参考に笑いを取ることは出来ますが、あくまで自分の言葉でしゃ べらないと、中味の希薄なものになってしまう。そしてやはり、目指すものの根本は よい演奏。ただ面白いだけのライブ、にならないよう、常日ごろから心掛けなくては、 と自省・・・。

雨ニモマケズ
金ニモマケズ
酒ニモゼイ肉ノ厚サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾バカリデ
決シテ反省セズ
イツモダレカニ笑ワレテイル
一日ニ日本酒四合ト
肉ト少シノ野菜ヲ肴ニ飲ミ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レ
スキナコトハヨクミキキシ
イヤナコトハスグワスレ
(中略)
ミンナニフルイニンゲントヨバレ
ホメラレモセズ
ホメモセズ
サウイウバンドマンニ
ワタシハナリタイ・・・