バンドマン風・新ことわざ辞典
●イチかバチか叩いて分かる(石橋を叩いて渡る)
ドラマーが、リハ無し本番で、イチかバチか、演奏しながら曲の感じをつかむこと。

●演奏したのにお金持ち(縁の下の力持ち)
ライブはいつも赤字なのに、珍しく黒字になって、ギャラが入ること。

●金はバンドの周りのもの(金は天下の回りもの)
いい仕事があっても、おいしいところは周りの者に持っていかれ、 バンドマンはいつも貧乏だ、ということ。

●聞いて極楽、来てみて地獄(聞いて極楽、見て地獄)
「簡単ですから」と言われて来てみて、地獄の目にあう、職内のこと。

●コードもFDの誤り(弘法も筆の誤り)
「おーい、音符だけでなくて、コードもF、D、間違ってるぞ」

●転ばぬ先のツェー(転ばぬ先の杖)
最初の曲でコケないように、1曲目は無難なC(ツェー)の曲から始めること。

●サビの恥はかき捨て(旅の恥はかき捨て)
サビのアドリブは、恥をかいてもどんどん吹け、ということ。

●さるキーから落ちる(猿も木から落ちる)
誰にでも苦手なキーがある、ということ。

●出るキーは歌える(出る杭は打たれる)
声が出るなら、そのキーでは歌える、ということ。(当たり前か)

●東大元クラッシック(灯台下暗し)
東大出身で元クラッシックをやっていたバンドマン。

●バイヤーのキーは3分の特訓(早起きは三文の得)
職内で、ヤバいキーがあったら、3分ぐらいは特訓したほうがいい、ということ。

●はなからダンゴ(花より団子)
コードネームが読めないピアニストに、はなからダンゴでコードを書くこと。

●ほっとけんかも、3度(仏の顔も三度)
3度の音は、メジャーかマイナーかを決める大事な音なのでほっとけん、ということ。

●ミから出たサビ(身から出た錆)
サビの音を、ミから演奏し始めた、ということ。(だからなんだ、と言われても困るが)

●腿(もも)打ち3年楽器8年(桃栗3年柿8年)
ドラマーは、自分の太腿を叩いて3年、楽器を叩いて8年、 それでやっと一人前になれる、ということ。

●病いはキーから(病いは気から)
難しいキーが演奏出来ないと、それが気になって病気になってしまうことがあるから、 音階練習は大切だ、ということ。

●ラッパの顔長め(カッパの川流れ)
ラッパ吹きはたいてい顔が長めだ、ということ。(?、けっこう丸顔が多い、か)

●ロ(ろ)は災いの元(口は災いの元)
ロ(B、シャープ五つ)で書くとゴチャゴチャになるぞ、半音あげてCか、 半音下げてB♭で書け、という警告。