バンドマン的・カタカナ語大辞典 (オ)


                  バンドマン的・カタカナ語大辞典 (オ)


グローバル化が進む現代において、カタカナ語の意味を正しく知ることは大変重要です。 この「バンドマン的・カタカナ語大辞典」では現代社会に氾濫するカタカナ語を分かり易 く解説しています。また「覚え方」、「用法例」も記載していますので参考にしてください。 ただし、ここに記載した内容の真偽に関して、当ホームページは一切関知しませんのでご 了承ください。

オイルショック【 oil shock 】
1973年起きた世界的な石油不足の際、若い人がトイレットペーパーに頼りきって生活して いる事実に、ポットン式トイレに慣れた老バンドマンが隔世の感にショックを受けたこと。 老いるショック。

オウンゴール【 own goal 】
サッカーで、自陣に迫ったボールを防ごうとして逆に味方のゴールにボールを入れてしま うこと。
<用法例>
「バンマス、どうしたんです、その顔のキズ」
「なに、カミさんの留守にチャンナオン(おんなのこ)を自宅に呼んだら、カミさんが忘 れ物取りに引き返して来てな」
「え〜っ、大変じゃないですか。それでどうしたんですか」
「家に入らんようにいろいろ言ってたら、逆に怪しまれて、家に入って来て大騒動になっ てな」
「ああ、それサッカーで言う、オウンゴールですよ」

オーエー【 (OA) office automation 】
事務の効率化、自動化のこと。血は通っているが非効率な人間を、血は通っていないが効 率的なコンピュータに置き換えること。アナログ人間のバンドマン諸氏には関係のない世 界の話。

オケ【 orchestra 】
オーケストラの略。交響楽団、管弦楽団。なお、カラオケを「●(上下を縦に並べる)拉OK」と表記する中国と 同様に、日本でもカラオケの「オケ」が元々何を意味するのか不明になりつつある。

オージービーフ【 Aussie beef 】
オーストラリア産の牛肉。オージーはオーストラリアの略称。「OG(old girl=女性の卒業生) ビーフ」でも、「OG(office girl=女性社員)ビーフ」でも、「美味じぃビーフ」の略でもないの で、購入時には注意すること。

オータム【 autumn 】
秋。春、夏、冬と違って、ロマンティクな曲想の発信源として一番利用されている季節。

オーディエンス【 audience 】
視聴者。報酬を期待しない愛でもって日本ジャズ界を支えてくれている人々。

オートクチュール【 haute couture(仏)】
高級洋装店。また、そこで作られる特別仕立ての服。ヨレヨレの制服を着ているバンドマ ンには無縁の服飾の世界。

オーバーチュア【 overture 】
1)序曲。オペラやバレエで、作品の初めに演奏され、導入の役割をする管弦楽曲。
2)筆者が使っているローランド社製の音楽ソフトの名称。すでに製造中止になっている ため、数百曲のストックがいつ使えなくなるか不安にかられているソフト。

オーバーヒート【 overheat 】
エンジンの過熱のこと。また、バンドマンが演奏に熱中して自己陶酔に陥ってしまう見苦 しい状態のこと。

オービス【 ORBIS 】
スピード違反車を自動的に発見し運転者とナンバープレートの写真を記録する装置。元は ボーイング社の製品名。運転者に違反を自覚させるため記録時に赤色光を発光させる。
<用法例>
「今日、高速でなんかピカッと赤く光ったけど、あれナンやろ?」
「バンマスそれ、オービスですよ」
「ナンやそれ?」
「警察がやってる自動ネズミ捕りですよ。たぶん、オーマイゴッド・サービス、の略っス」

オープニングナンバー【 opening number 】
バンドマンが「始めよければすべてよし」という言葉を思い知らされることになる、コンサ ートなどで最初に演奏する曲目。

オープンカー【 open+car / convertible 】
屋根がない、もしくは折り畳み式になっている自動車。バンドマンが「寒そう」という感 想しか持てない車。

オープン価格【 open price 】
メーカーが小売価格を表示せず、小売業者が自由に設定する商品価格のこと。庶民が苦手 とする寿司屋の「時価」に類似した価格設定。

オーボエ【 oboe(伊)】
二枚のリードで音を出すしくみの木管楽器。元々舌が二枚あるバンドマンには不向きの楽 器。

オーラ【 aura 】
二流バンドマンがあやかりたいと願う、超一流バンドマンが発する霊的エネルギー。

オールバック 【all+back 】
老バンドマンがやっている、ありったけの頭髪を分け目をつけず後方になでつけた髪形。

オカリナ 【 ocarina 】
小型の吹奏楽器。土で作られているのに、金管楽器、木管楽器と違って、なぜか土管楽器とは呼ば ない。

オクターブ【 octave 】
1)完全八度隔たった音。周波数が440サイクルと880サイクルのように倍に隔たった音。
2)バンドマン用語で「8」のこと。(地域により「ターブ」と省略することもある。)
<用法例>
「すまん、絶対に!明日返すから、オクターブ千(8000円)貸して」
「絶対に!いや」

オクテット【 octet 】
八重奏、八重唱。なお、ニュースカイラークが8人編成でもジャズオーケストラと名乗っ ているのは、その方がハッタリが効くからで、詐称ではない。

オタク
特定の分野の趣味に没頭している人。また、その分野のファン全体のこと。アイドルオタ ク、鉄道オタクなど。ただし、なぜかジャズオタクなる言葉は存在しない。

オバタリアン
小母(おば)と〜ttalionを結びつけた造語。羞恥心がない、図々しい、無神経といった要 素を持つ、ライブハウスが一番苦手とするタイプの中年女性のこと。

オフサイド【 offside 】
単純明快なサッカールールの中で、「いくらゴールをしたいからといって、抜け駆けはダメ よ」という、素人には「なんで?」という判りにくいルール。

オプション【 option 】
標準では付属しておらず、追加で購入する備品や機能のこと。
<用法例>
「おい古道具屋さん、こないだ買ったサックス、タンポが付いてないから音が出ないよ!」
「あ、タンポはオプションになってます」

オブリガート【 obbligato 】
主旋律と競うように演奏される、独立した旋律的伴奏。これが上手く出来ないとジャズ歌 手の伴奏には使ってもらえない。

オフレコ【 off the record 】
非公式の。「誰にも言うなよ」と耳打ちした内容が、翌日には全員が知ることになるバンド 界には無縁の言葉。

オフロード【 off-road 】
コンクリートやアスファルトなどで舗装されていない道路、もしくは道路以外の場所のこ と。多くのバンドマンが過去、現在、未来において歩んでいる道のこと。

オムニバス【 omnibus 】
映画やドラマなどで、数編の独立した話を並べて一つの作品に構成したもの。
<用法例>
「いまどきの若いモンの話は、途中で内容がコロコロ変わって、付いていけん」
「だけど、最近のバンマスの話も、別の意味でそうですよ」
「バカ言え、俺のはオムニバス形式と言うんじゃ」

オリーブ【 olive 】の首飾り
ポールモーリア楽団の定番の曲名。手品師の松旭斎すみえ女史が最初にステージで使って 以来マジックステージ定番の曲となった。バンドで演奏する場合はメンバーの誰かが手品 を披露しなければならなくなるので注意。

オリジナリティ【 originality 】
独創的な、創意的な。初めからある。ジャズマンが常に、そして終生追い求めている目標。

オルガン【 organ 】
足踏みペダルで空気を送り、鍵盤を押して音階ごとのリードを鳴らす仕組みの鍵盤楽器。 昭和30年代の小学校でピアノの代用品として使われたため、団塊の世代には哀愁を誘う音 色に聞こえるという特徴を持つ。

オレオレ詐欺【 (it's me) fraud 】
電話による振り込め詐欺の一つ。「俺だよ、俺」と親族などを騙り、金銭を振り込ませる手 口の詐欺。「便りのないのは良い便り」などという格言を妄信していると引っかかる詐欺。

オンザロック【 on the rocks 】
グラスに氷の塊を入れ、ウイスキー、ブランデー、焼酎などの原酒を注いだもの。口に 含んだときの原酒の独特な香り、強烈なアルコールの刺激を帳消しにする、日本人好み の軟弱な飲み方。バンドマン曰く「男は黙ってストレート」。(ただし、それによって胃が やられても当ホームページは責任を負いません。)

オンラインショッピング【 online shopping 】
インターネットでの買い物。配達人以外の人間に接することなく買い物が出来るという、 パソコン業界の、パソコン業界による、パソコン業界のための、現代的買い物方法。
<用法例>
「バンマスはネットショッピング、やってないんですか」
「俺、パソコン持ってないからな」
「じゃ、パソコン買ったらいいじゃないですか」
「どこで買ったらいいかな」
「もちろん、ネットショッピングで買えばいいじゃないッスか」
「?」