バンドマン的・カタカナ語大辞典 (ク)

                  バンドマン的・カタカナ語大辞典 (ク)


グローバル化が進む現代において、カタカナ語の意味を正しく知ることは大変重要です。 この「バンドマン的・カタカナ語大辞典」では現代社会に氾濫するカタカナ語を分かり 易く解説しています。また「覚え方」、「用法例」も記載していますので参考にしてくだ さい。ただし、ここに記載した内容の真偽に関して、当ホームページは一切関知しませ んのでご了承ください。


クイズ【 quiz 】
出題者が、短時間で解答できそうな問題を解答者に出題し、解答できなければ出題者が、 解答できれば解答者が、自己満足感、優越感を感じることができる、安直な知能ゲーム。 クイズが苦手なバンドマンは、テレビのクイズ番組で両方の優越感を感じてウップンを晴らす。

クイズマニア【 quiz+mania 】
解答できない場合の焦燥感を嫌い、自分の得意分野のクイズのみを選択して解答することで 精神の高揚を感じる、一般的には嫌われるタイプの人間のこと。

クイーンサイズ【 queen+size 】
1.特別大きいサイズの婦人服を表す和製英語。紳士服のキングサイズに対する言葉。
2.ダブルサイズとキングサイズの中間のサイズ。特にベッドなどの寝具に用いる用語。 女性が男性より体が小さかったころの遺物的用語。

クインテット【 quintetto(伊) 】
五重奏。特にジャズの場合は、ピアノ、ベース、ドラムのスリーリズムに、2本のホーン セクションを加えた小編成のバンドを指すことが多い。1管のカルテットに比べて、 2管でハーモニーが作れる、アドリブに変化がつく、などの良い点がある反面、 アドリブが冗長になる、もう片方の管に頼りがちになる、などの欠点もある。
<用法例>
「なぞなぞを出すぞ。ドタバタしていても『ソロ、〜ッ』とはこれいかに」
「最後の出番でなくても『トリ、オ』と言うがごとし」
「じゃ、メンバー4人とも借金がなくても『借る、テット』とはこれいかに」
「メンバー5人が男ばかりでも『クイーン、テット』というがごとし」

グー【 good 】
グッドの詰まった言い方。グッドより開放的な感覚を含めて用いられる。ただし、グーグーグーと 言い続けて消えていったコメディアンもいるので使い方には注意が必要。

グーグル【 Google 】
アメリカにある世界でも最大級のインターネット検索会社、また提供している検索エンジンのこと。 10の100乗を表す”googol”(グーゴル)という言葉の綴り間違いが社名になったとされる。

ググる【 Google+る 】
「グーグルで検索すること」の派生語。一方、yahoo(ヤフー)にも「ヤフる」という派生語 が存在するが、こちらは「検索すること」以外に「ヤフーでオークションする」、「ヤフーで遊ぶ」 など別の意味を表すことがある。どちらにしても、「ケンサク」と聞いて森田健作しか浮かばない バンドマンには無縁の言葉。

クーデター (仏)【 coup d'etat / coup 】
1.武力による政権奪取のこと。
2.バンドメンバーが結束して既存のバンマスを強制的に排除し、新しいバンマスを祭り上げること。 ただし多くの場合、人脈の欠如、クーデター以後の計画性の無さ、リョーキュー(給料)配分にまつわる 内部抗争などによって頓挫する。

クーリングオフ【 cooling off 】
訪問販売、キャッチセールスなどで、商品を契約したあとでも一定期間内であれば無条件で契約を解除 できるという、物欲的で、勧誘に対して無防備で、金銭感覚に疎かった、と後で気が付くバンドマンを 救済する、ありがたい制度。

クール【 (仏) cours 】
放送で、連続番組の一区切りの単位。13週(3ヵ月)が1クール。

クール【 cool 】
1.涼しい、冷たい。派生して冷静な。さらに、冷淡な、よそよそしい。
2.俗語として、団塊の世代が「ウエストサイド物語」の中のナンバー「クール」で知ることになった、格好いい、いかす の意。

クールジャズ【 cool jazz 】
1940年代後半に生れたジャズの様式。それまでの激しいビ・バップの反動として生れた、知的で抑制の効いたジャズのこと。 マイルス・デイビスのアルバム「クールの誕生 (Birth of the Cool)」がその起源とされる。これにより、 ジャズは黒人だけのものではない、との概念を、黒人であるマイルス自身が生み出す結果になったとされる。

クールビズ【 cool+biz 】
クールにビジネスをする服装の意味。閉ざされた室内で、28度という半強制的に定められた室温で働くために 考え出された。そのため「苦渋ビズ」、「狂うビズ」、「困るビズ」の略であるとの説もある。

クォリティ【 quality 】
物の質、品質。また、質のよいこと。なお、AKB48総選挙で1位になった指原梨乃のオフィシャルブログのタイトルが、なぜ「指原クオリティー」 なのかは、本カタカナ語辞典の関知するところではない。

クッキング【 cooking 】
料理。また、料理すること。台所に立とうとしない自立性の無い男を台所に引っ張り出すために、 「料理」という重みのある言葉のイメージを軽くする目的で使われる言葉。

クッション【 cushion 】
羽毛・綿などを詰めた座布団。痔で悩むバンドマンのステージでの必需品。

クラーク・ケント【 Clark Kent 】
これを観て団塊世代の男子が一度は風呂敷を背負ったというテレビ番組「スーパーマン」で、クリプトン星から 脱出してきたスーパーマンが地球で使用している人間としての名前。正式にはクラーク・ジョセフ・ケント。 自分の素性を隠すため、ヤボったい眼鏡をかけ、会社ではドジな男を演じる、という役回りは日本の「水戸黄門」、 「遠山の金さん」のはしり。

クライアント【 client 】
1.商取引における依頼主、顧客のこと。
2.パソコンシステムで、主たる機器であるサーバーに対して、それに繋がってシステムを構築する下層部のパソコンのこと。

クライマックスシリーズ【 climax+series 】
断トツの1位でも、やっとの2位でも、すれすれの3位でも、結局は一からやり直して1位を決め直すという、 リーグ優勝チームを決めるためのプロ野球のシステム。1回でも負けたら敗退というシステムのスポーツの選手 から見れば夢のような甘〜いシステム。

クラクション【 Klaxon 】
警笛、ホーン(horn)。 自動車の警笛を指す和製英語。フランスの自動車部品メーカー、クラクソン(en:Klaxon)から。 気の短い人間の神経を逆なでするため、道交法では指定された場所で、もしくは危険な場合にのみ鳴らすよう定められ ている。

クラシックパンツ【 classic+pants 】
褌(ふんどし) のこと。デパートなどで販売する際、女店員が恥ずかしがらずに言うための別称。ただし、「赤クラシックパンツ」、 「クラシックパンツを締めてかかる」、「他人のクラシックパンツで相撲をとる」、「義理とクラシックパンツ欠かされぬ」 などという用法はない。

クラッシュ【 crash 】
崩壊すること。また、機械、システムなどで機能が停止すること。
<用法例>
「お前、最近態度が荒れとるな。いったいどんな生活しとるんや」
「はあ、リョーキューがスイヤ(安い)で、暮らしがクラッシュしとります」

グラドル【 gravure+idol 】
雑誌のグラビアを中心に活動するアイドル、の略。江戸時代の浮世絵のモデルのようなもの。グラビアは写真に適した印刷法の一種。

クラベス【 claves (西) 】
日本の拍子木のような形をした打楽器。単数形はクラーベ(clave)。団塊のおじさんには「コーヒールンバ」でお馴染みの、カッカ、 (ウ)カッ、(ウ)カッカ、のリズムを刻んでいる楽器。