バンドマン的・カタカナ語大辞典 (イ)
グローバル化が進む現代において、カタカナ語の意味を正しく知ることは大変重要です。
この「バンドマン的・カタカナ語大辞典」では現代社会に氾濫するカタカナ語を分かり易
く解説しています。また「覚え方」、「用法例」も記載していますので参考にしてください。
ただし、ここに記載した内容の真偽に関して、当ホームページは一切関知しませんのでご
了承ください。
イーティシー【ETC】
Electronic Toll Collection system ＝エレクトロニック（電子機器による）、トール（料
金）、コレクションシステム（徴収方式）の略。
高速道路のゲートを優しく開いて車を誘い込み、後で通帳からじわじわと料金を吸い取るという、ウツボカズ
ラ（食虫植物）的な料金徴収の方式。
＜覚え方＞
「あれ、お前の車、ＥＣＴ付けてないの？ショクナイのとき、便利なのに」
「あとで通帳から引かれるの、痛ーてぇーしー」
イクメン
育児をする男（men）のこと。イケメン（イケてる面、またはmen）のもじり。口の中で子
育てをするオスの魚や、昼間は暇なので子供の相手をするバンドマンと同様、日本では
まだ奇異な目で見られることが多い。なお、イカレた男をイカメン、粋がる男をイキメン、
依怙地（いこじ）な男をイコメン、という言葉はない。
イナバウアー【Ina Bauer】
開脚姿勢で横に滑るというフィギュアスケートの滑走法の一つ。旧西ドイツの選手イナ・バウア
ーの名から。上体を後に反らすのは荒川静香選手の独特のやり方。2006年のトリノ冬季オ
リンピックの際、ステージでマネをして腰を痛めるバンドマンが続出した。
＜覚え方＞
「あらー、こんウサギは後ろに反っくり返っとるばい」
「そら鳥取のウサギだけんたい」
「なしてね？」
「それが本当のイナバウワー（因幡）の白ウサギ」
イノベーション【innovation】
技術革新のこと。また、新しい組織や新しい技術が経済発展や景気高揚をもたらす、という考え
方も指す。古色蒼然とした生活を送っているバンドマンには無縁の言葉。
＜覚え方＞
「なんでもかんでも新しくなって付いて行けん。世の中これでいいのか」
「良いので〜しょん」
イベント【event】
催し、行事。団塊の世代のバンドマンが、プロレスの「本日のメインイベント〜」という
アナウンスで初めて耳にした英単語。
＜覚え方＞
「今度の店の行事で出る弁当、安い弁当かな」
「いや多分、いい弁当」
インシデント【incident】
出来事、ちょっとした事件。アクシデント（accident）より規模の小さなもの。特に日本語では、医療現場や航空・鉄道などの
現場で、重大事故に至る前に発見された小規模のトラブルを指す。医療現場では「ヒヤリ・ハット」とも呼ばれている。
＜覚え方＞
「楽譜、プリントアウトしたから配ります、はいインＢ♭、インＥ♭・・・」
「あれ、ピアノの譜面は？」
「プリントしたつもりだけど、ない？」
「え、インＣ出んと？」
インストール【install】
１）パソコン（ハードウェア）に、プログラムやデータ（ソフトウェア）を入れること。
＜用法例＞
「うちのバンマスは、頭がハード（固い）」
「そうだな。新しい考え方をインストールして、頭をソフトにしてもらわんと」
２）インスト（楽器）の動詞形で、楽器を演奏すること。インストーる。（注：地域限定用法）
インターネット【internet】
世界的に広がっている電子通信網のこと。個人名を特定しないパソコンやモバイルツールを繋いで成り立って
いる。発達が急過ぎて法規制が追い付いていない。そのため、頭の固いバンドマン
でも利用できる反面、ネット詐欺や誹謗中傷が横行している。便利さと共に排他性、陰湿的攻撃性を併せ持つ、
極めて人間的な仮想社会。
インタラクティブ【interactive】
元の意味は「相互に作用する」。テレビのように片方が一方的に情報を送るのではなく、ケーブルテレビのように送り手、受け手が相互に情報を通
信できる「双方向性の」という意味で使われることが多い。
＜覚え方＞
「バンドで互助会を作ろう」
「どんな目的？」
「インタラクティブに、つまり双方向に相手を楽ちんにする」
「会の名前は？」
「『あんたラクチン部』」
インフォームドコンセント【informed consent】
患者が医師から治療法などを「十分に知らされたうえで同意」すること。患者の意向を無視して
医者が勝手に治療などを行うことを防止するために考え出された概念。
（なお、この文字がどうしても「インフォームドコンドーム」に見えてしまう方がいたらインフォー
ムドコンセント後、早急に目または精神を治療されることをお勧めします。）
インフラ【infrastructure】
infra（インフラ＝下層部の）structure（ストラクチャー＝構造）の略。道路、鉄道、通信
網、上下水道、公共施設など、経済や社会を支える基盤となるものの総称。
＜用法例＞
「バンマス、従業員用のトイレの水が流れないの、なんとかしてもらわんと！」
「そりゃ、店のインフラ整備のことだから、店のマネージャーに言ってくれ」
| 
