嗚呼、バンドマン世界のカン違い!

カン違い・その1
「キャバレー月世界」のサックス奏者が、別のバンドにトラ(エキストラ=臨時雇い)に行って 演奏した時のこと。その店のバンド奏者がショーの楽譜を演奏中に、どこを演奏して いるか分からなくなってしまった。そこで慌てて、隣りのトラの奏者に大声で聞いた。「今、 どこ!?」。するとそのトラの奏者、大声で、「月世界!」

カン違い・その2
遠方のバンドにトラで行った、パチンコ好きの小倉のバンドマン。休憩時間中、そこのメン バー達が「パチンコで、何箱も稼いだ」と話しているのを横で聞いていた。そのうち、メンバーの 一人が、トラのバンドマンに聞いた。「ところで、小倉ではハコ(固定した店で演奏 すること)ですか」。するとそのバンドマン答えて曰く、「ええ、小倉も、プラスチックの箱です。」

カン違い・その3
これも似たような話。学生の頃キャバレーで演奏していたのが自慢、というおじさんに、 「昔、ハコでやってたんですってね」。するとそのおじさん、「え、何の箱?」

カン違い・その4
ある男が町を歩いていると、女ったらしで名の通ったバンドマンが、向こうから2人連れ で歩いて来た。男は「やあ、久しぶり」。そのバンドマンも「ホント、久しぶり。あ、これ ドモコ(子供)」。男は驚いて、思わず「えっ、どの女の!?」

カン違い・その5
アマチュアバンドの指導を頼まれたバンドマン。指導中に「じゃ、ケツ2つ(曲の終わりから2小節) ください」。それを聞いたアマチュアバンドの女性指導者、顔を赤くして、「ま、下品!」

カン違い・その6
いたずら好きのバンドマンが、バンドに憧れるアマチュア女性奏者に向って「競輪をバンド用語 で言うと?」「えーっと、リンケー?」「そう。じゃ、競馬は?」「んーと、バーケー!」
(バーケーはバンドマン用語で陰毛のこと。これは古くから使われているひっかけです。)

カン違い・その7
あるバンマスが、いつもラブホテルを利用していることで有名なバンドマンに、トラを依頼した。電話で 「場所は、テルモ(薬品会社)の大きなビルがあるから、その隣り」と伝えた。しかし、当日、いつ までたってもやって来ない。しばらくすると、そのバンドマンから、泣きそうな声で電話がかかってきた。 「何処にもテルホ(バンドマン用語でホテルのこと)なんて、無いんだけど!」