「四字熟語・誤字誤訳辞典」

【哀縁奇縁】(あいえんきえん=合縁奇縁)
哀しくも奇妙な縁でつながっている、バンドマン同士の人間関係。

【餡中模索】(あんちゅうもさく=暗中模索)
饅頭の中味が黒アンか白アンか、外見で模索すること。

【悪痔洗利】(あくじせんり=悪事千里)
悪い痔は洗うとよい、という経験者の智恵。

【悪口増恨】(あっこうぞうごん=悪口雑言)
悪口というのは、言えば言うほど恨みが増していくものだ、という生活訓。

【悪銭苦闘】(あくせんくとう=悪戦苦闘)
まっとうでない方法で手に入れた金は、使い道に苦労する、ということ。

【壱岐消沈】(いきしょうちん=意気消沈)
ショクナイの場所が壱岐とわかったときの、船嫌いバンドマンの気落ちした様子。

【一四拍弱】(いしはくじゃく=意志薄弱)
一拍目と四拍目のビートを弱く演奏せよ、という奇妙な指示。

【海潜山潜】(うみせんやません=海千山千)
海に潜み、山に潜みながら、バンドマンがドロン(逃亡)を続けること。

【有臓無臓】(うぞうむぞう=有象無象)
バンドマンも年をとると(いろんな手術で)有る臓器や無い臓器がある、ということ。

【音新普通】(おんしんふつう=音信不通)
音が新しいのは、ジャズでは普通のことだ、ということ。

【感慨無料】(かんがいむりょう=感慨無量)
感慨深い演奏でかつ入場料が無料、という珍しいコンサート。

【完全超悪】(かんぜんちょうあく=勧善懲悪)
完全4度や完全5度で動くハーモニーはチョー悪い、ということ。

【起床転尻】(きしょうてんけつ=起承転結)
朝、ラブホテルの慣れないベッドから起きた時、転んで尻から落ちること。

【酷使無双】(こくしむそう=国士無双)
バンドマンをこの上もなくこき使うバンマスのこと。

【三寒四温】(さんかんしおん)
三人は寒い、四人は温かい、と言う、暖房バランスの悪いキャバレーのステージ。

【主客転倒】(しゅきゃくてんとう)
キャバレーの入口のボロ絨毯に足をとられ、主人と客がいっしょに転ぶこと。

【首尾一貫】(しゅびいっかん)
頭から尾まで一貫(約4Kg)ある魚。

【心小膨大】(しんしょうぼうだい=針小棒大)
心の小さい者ほど、膨大な高望みをする、ということ。

【針小棒大】(しんしょうぼうだい)
バイアグラのコマーシャル。

【聖子雨読】(せいこううどく=晴耕雨読)
松田聖子が、雨降るかどうかを予測していること。

【短刀直入】(たんとうちょくにゅう=単刀直入)
ヤクザが、短刀を鞘に収めず、直接懐に入れること。(よい子は絶対にマネしないでください)

【朝三暮死】(ちょうさんぼし=朝三暮四)
朝3回もやると夕方には死ぬぞ、という、年寄りから若者への、やっかみを込めた戒め。

【鉄頭鉄尾】(てっとうてつび=徹頭徹尾)
体全体が鉄で出来ていると思えるほど、考え方が硬いバンドマン。

【添加太平】(てんかたいへい=天下太平)
添加物の入った食品は安全太平だ、という逆説。

【謄本正装】(とうほんせいそう=東奔西走)
戸籍謄本を、正装して役所に取りに行くこと。

【南光不落】(なんこうふらく=難攻不落)
桂南光(上方の落語家)の落語が、スベッて落ちなかった、ということ。

【日清月歩】(にっしんげっぽ=日進月歩)
日清カップヌードルを食べながら月面を歩くこと。

【拍手滑災】(はくしゅかっさい=拍手喝采)
演奏中、拍手のタイミングをスベる(失敗する)災難にあうこと。

【阪神半疑】(はんしんはんぎ=半信半疑)
阪神タイガーズの選手でさえ、本当に自分達が優勝したのか、と疑うこと。

【平身抵当】(へいしんていとう=平身低頭)
バンマスでない平の身分のバンドマンは、借金する時は抵当が必要ということ。

【平平凡凡】(へいへいぼんぼん)
本屋の店先に「平凡」が2冊並べてある様子。(*「平凡」は、以前あった週刊誌)

【無芸退職】(むげいたいしょく=無芸大食)
バンドマンが、何の芸も身に付けないままリタイアすること。

【滅私暴行】(めっしぼうこう=滅私奉公)
ヤクザの子分が自分を犠牲にして暴力をふるうこと。(よい子は絶対にマネしないでください)

【遊々自適】(ゆうゆうじてき=悠悠自適)
「遊んで人生を送るのが自分に一番適している」と考えること。

【淋記王偏】(りんきおうへん=臨機応変)
淋病の淋の字を、間違って、王偏(琳)で記入してしまうこと。

【理路性善】(りろせいぜん=理路整然)
セックスは善いことだということを、理論立てて彼女に説明すること。