ラジオ「どどいつぁどいつ」

皆さ〜ん、今晩わ〜！
今週も「どどいつぁどいつ」」の時間がやってまいりました。
私はパーナリティーの坂東マン太郎です、よろしく〜。
この番組は、皆さんから寄せられた都々逸（どどいつ）を元に、バンドマン文化をもっと 知ってもらおうという、だいそれた趣旨の番組です。
皆さん、都々逸ってご存知ですか。そうですね、江戸時代からある、七、七、七、五、調のラップの 一種、とでも思とってください。
さあ今日も、七、七、七、五のリズムに乗せて、バンドマンの喜怒哀楽を詠んだ傑作をご 紹介していきましょうか。
さて、今週のお題は「今日も哀しいバンドマン」と、「今日も元気だホステスさん」の二つ です。
では､最初のお題、「今日も哀しいバンドマン」からいきましょう。
まず､ペンネーム「ヤノッピ」さんの作品を、２本ご紹介しましょう。

　　目を閉じ　聴いてる　あなたの　プレイ
　　　　ホントは耳まで　閉じたいの

　　自然に　ステップ　踏んでるお客
　　　　踏み踏み　出口に向かってる

最初から、バンドマンに対して手厳しい作品ですね、客席で目を閉じてる人には要注意、ってことですね。
次は、ペンネーム「スー兵衛」さんの作品。

　　父が死んだと　休暇の届け
　　　　今度で　確か　３回目

　　ふいて欲しいと　請（こ）われて　行けば
　　　　トイレで雑巾　渡された

　　いっそ言おうか　いや言うまいか
　　　　チップで貰った　一万円

バンマスとバンドマンの、丁々発止のやり取りが目に見えるような作品ですね。演奏中に貰った チップをみんなで分けるか、ネコババするか、難しいとこです。ただし、「いっそ〜」の作品は、
　　いっそ聞こうか　いや聞くまいか
　　　　羽織に付いてる　紅の跡
という、女心を詠んだ作品のパクリですね。
次は「ラッパツラー」さんの作品です。

　　ライブハウスは　コーヒーの香り
　　　　炒り（入り）の具合が　気にかかる

　　歳をとっても　プレイ（演奏）は　燃える
　　　　燃えるはずだよ　先がない

なるほどね、ライブハウスも大変だ。しかしこれも、「歳をとっても〜」のほうは、
　　歳をとっても　浮気はやまぬ
　　　　やまぬはずだよ　先がない
のパクリだし〜。最近パクリが多いな、皆さん、パクリはすぐバレますよ、注意してく ださい。

では、二つ目のお題、「今日も元気だホステスさん」にいきましょう。
えーっと、この投稿は、ペンネーム「インラン・ド・スケベビッチ・ナオンスキー」さん からです。

　　愛しているわと　左手まわし
　　　　右手は　財布を　さぐってる

　　寿司とお酒で　撒き餌を撒いて
　　　　タクシー停めたら　「じゃあまたね〜」

これ、実体験でしょうね。素人の釣りといっしょで、餌だけ食べられちゃった、ってとこですね。
次は、ペンネーム「競馬新聞」さんから。

　　母が来るから　おうちはダメよ
　　　　？母は死んだと　言ったじゃない・・

　　朝から晩まで　見つめていたい
　　　　あなたの素敵な　通帳を

客のあの手この手も、元気なホステスさんの掌の上、って感じですか。
最後は、ペンネーム「よっしゃ行くぞー」さんからの投稿。

　　美人で　可憐で　優しいけれど
　　　　その気にならない　ニューハーフ

んー、確かに、最近は、どっちがどっちなんだか・・・。

さあ、今日もいろいろと、バンドマンにまつわる都々逸作品を紹介してきましたが、時間 になりました。
この番組は、皆さんの投稿で成りなっています。採用された方には、この探偵手帳を、 スタジオにお越しの方には、このステッカーを差し上げます。どんどん投稿をお寄せくだ さいね。え、スタジオはどこにあるのかって？、そんなもん言えるかい。
さて、来週のお題は「お金がないのねバンドマン」と「お金はあるのにホステスさん」の 二題です。どんどん、投稿をお寄せください。では、また来週〜、はねえよ。