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バンドマン的「中国語・音楽用語辞典」です。
次回の上海ツアー(?)に参加しようと考えている方は、どうぞご利用ください。
< あ行 >
【吾歌編楽】 アカペラ。自分たちの歌を、楽しく歌えるように編曲して、無伴奏で歌うこと。
【嗚区尖音】 アクセント。一つ一つ区切るように、鋭く尖った音を出すこと。
【吾独理譜】 アドリブ。自分独特のフレーズで、かつ理論の通った音譜を演奏すること。
【安夢付】 アンプ。音を増幅させる機械。値段が安いものでも、夢が付いてくる、ような気が
する機械。
< か行 >
【歌運徒・部偉師】 カウント・ベイシー。ジャズオーケストラのリーダー、兼ピアニスト。
一方で、歌声を運ぶ生徒を多く世に送り出し、偉大なる師と呼ばれるミュージシャン。
【歌酒舞乱家】 カサブランカ。北九州市小倉北区にある、毎夜人々が歌って、酒を飲んで、
舞い乱れる、ライブハウスの名前。
【技多安】 ギター。技を多彩に使い、安々と弾くことが出来る、弦楽器。
【来夜場麗】 キャバレー。夜に客がやって来る(昼間は営業していない)、
華麗な(ように見える)女性がたくさんいる、酒やダンスやショーを楽しむ、
大人の社交場。
【偽也等】 ギャラ。演奏によって得られる対価。「全員等しい額」と言っておきながら、
実際には偽であることが多い。
【苦恋・美楽】 グレン・ミラー。バンドリーダー。苦しい恋を、美しい音楽に変え、人々に楽しい
ダンス音楽を提供したバンドのリーダー。
【混架】 コンガ。一つまたは幾つかの胴長な太鼓をセットにして、混ぜ合わせて音を出す、打楽器。
< さ行 >
【狭口奏富音】
サクソフォン。通称サックス。吹き口へ、口を狭くすぼめて息を吹き込み、豊かな音を出す、
木管楽器。
【最知母】
サッチモ。ルイ・アームスイトロングのあだ名。ジャズ界で最も知られた
「ジャズの母」とも言うべき、偉大なトランペッター。
【時鋭時英・時誉尊】
ジェイジェイ・ジョンソン。トロンポーン奏者。それまでの概念を打ち破り、
時に鋭く、時に英知な演奏で、トロンポーンの可能性を広げ、栄誉と尊敬の念を集めている、
ジャズマン。
【邪也好】
ジャズ。世間から、邪道、邪悪、と誤解を受けながらも、好まれている音楽の種類。
【雑務勢志音】
ジャムセッション。ジャズマンが集まり、仕事が終わった後の時間を利用して、
本業ではなく雑務として演奏し、自分の志す音を、勢いよく演奏する、自由な競演のこと。
【似流波】
ジルバ。ダンスの一種。激しく流れる波にも似た、アップテンポの踊り。
< た行 >
【短羽鈴】
タンバリン。丸い輪の周りに、短い羽のような鈴の付いた打楽器。
【知吾理・覇家】
チャーリー・パーカー。知性と、吾が道を行く理論で知られる、ビバップ
スタイルの覇者で家元の、アルトサックス奏者。
【出来師嵐土】
デキシーランド。ルイジアナ州など、アメリカ南部の地域をさす。また、ジャズの祖師の手で
出来た、初期ジャズの形態のことも指す。嵐の多い土地で、2005年8月にはハリケーン
「カトリーナ」に襲われ、壊滅的被害を受けた。ニュースカイラークが、次のツアーを目論んでいる
所でもある。
【展歩】
テンポ。楽曲を展開する、歩くような正確なリズムのこと。不正確で転びそうな場合は、
<転歩>の字を用いる。
【虎音辺人】
トランペット。ちょうど、虎が出て来た時、辺りの人が出す叫び声、のような、
甲高い音を出す金管楽器。
【虎音母遠】
トロンボーン。ちょうど、虎の母親が子どもを探して遠くで鳴いているような、
低い音を出す金管楽器。
< な行 >
【新的寿快楽】
ニュースカイラーク。新しく結成された、長寿の老人が集まって、快く楽しい演奏をする
バンドの名前。
< は行 >
【萬済】
バンス、前借り。特に、万事返済が終わっている状態を指す。
【半済】
バンス、前借り。特に、返済が半分終わっている状態を指す。
【晩済】
バンス、前借り。特に、返済が遅くなる場合を指す。
【万音奴的人】
バンドマン。ジャズに限らず、演歌、ポップスなど、万(よろず)のジャンルの
音楽を演奏する人。
【晩魔主】
バンマス。晩になると悪魔の心の主となる、バンドマスターの略称。
【美安似歌】
ピアニカ。ピアノに似た形で、口にくわえ、まるで歌うように演奏する楽器。
【美安能音】
ピアノ(楽器)。本来の名称は「ピアノ・エ・フォルテ(Gravicembalo col piano e forte)」
で、フォルテからピアノまで、美しく安らかな音を演奏することが可能な楽器、という意味。
【美安荷人】
ピアニスト。荷物のように大きなピアノを演奏をする人。
【悲安音】
ピアノ(音楽用語)。「弱く」の意味。実際には、その中に「悲しさ」と「安らぎ」を
秘めて演奏することが求められる。
【飛破符】
ビバップ。音符を、飛躍させたり、突き破るように激しく演奏する、ジャズの
スタイル。
【美舞良音】
ビブラート。声や音に、美しく舞うようなうねりを付けて、良い音に
すること。
【美留・得萬主】
ビル・エバンス。演奏の中に美しさを留め、萬人の支持を得ているジャズピアニスト。
【青色的能音】
ブルーノート。ジャズで使用される憂うつな感じの、音階の一種。また、
レコードレーベルや、ライブハウスの名前としても使用されている。
【辺意思守人】
ベーシスト。ベースを演奏する人。辺りで演奏する人の意思を守りながら演奏する、
重要なプレーヤー。
【母音小】
ボンゴ。二つの小さな太鼓を股に挟んで叩く、「打楽器の母」とも言うべき打楽器。
< ま行 >
【毎流主・出必須】
マイルス・デイビス。新しいジャズの流れが生まれる毎に、必ずその主と
して名前が出て来る、「ジャズの帝王」と呼ばれるトランペット奏者。
【万年邪】
マネージャー。いつも邪(よこしま)な心を持っている、バンドの金を取り仕切る人。
【漫歩】
マンボ。ダンスの一種。前後左右に、漫然と歩くようにして踊る。
【微優音】
ミュート。金管楽器のベルに取り付け、微妙で優しい音を出すための道具。
【有二図音】
ユニゾン。二つ(またはそれ以上)の音が有る時、それを同じ高さで出そうと図ること。
< ラ行 >
【来夫的端有巣】
ライブハウス。多くの客が来る、町の端に有る、ジャズの巣窟。なかなか客が来ない場合は
<来無>の字を当てる。
【裏覇作流】
リハーサル。本番前の練習。本番を制覇するため、舞台裏で、あらかじめステージの流れを
作っておくこと。
【流雲波】
ルンバ。ダンスの一種。流れる雲の波のように、男女がうねるように踊る。
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なお、この辞典の内容はこのサイトでしか通用しません。中国で使って現地の人に笑われても、
当サイトは一切関知しません、あしからず。
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