2ヶ月ほど前のこと、早朝、トイレに起きたら、眠れなくなり、そのまま朝練(朝の練習)
をやってみたら、なぜか、その日一日気が楽でした。
しかし、考えてみればもっともなことで、夜に練習をしようとすると、その日一日中、「やらないと
いけない」、
という思いがひっかかっているけど、それを、朝にやってしまっているわけだから。
というわけで、ここしばらく朝練を続けています。
もちろん、夜や、休日の昼間に練習してもいいけど、なかなかそうもいかない。「疲れてい
る」「時間がない」など、自分自身へのいろんな言い訳が頭に浮かんでしまう。そして「明
日やればいいか」と思ったが最後、次の日も同じことの繰り返しで、永遠にやらなくなっ
てしまう。
脳や体の活性ということもあるだろうから、すべてのことが朝やるといい、とは限らない
でしょうが、一日の始まりに、気にかかることをやってしまっておく・・・これは精神的
には効きます。おかげでその他のことにも目が向くし、行動にもゆとりが出てくるように
なるし。
実は、バンドマンのころの夜型生活のなごりのせいか(関係ない?)、我ながらあきれるほ
どの「先延ばし性格」で、何ごともギリギリになって慌てふためくことの連続。これを変
えるのは大変ですが、とりあえずは、一度でもいいから早目にやってみる、次にそれを習
慣付ける。こんな段取りで、この「先延ばし性格」を変えてみたい・・・
などというエッセイを考えていたら、たまたま読んでいた本の中に、また別の話を目
にしました。
「列車に絶対乗り遅れない方法、というのを知っているかね」
「いいえ。どうすればいいんです?」
「ひとつ前の列車に乗り遅れることさ」
なるほど、その手があったか!そうすると、このエッセイも一回お休みを頂けば、次の回
は早々と出来上がっている、ってことになるわけだ!
(・・・ん?でも、それって、ただの「先延ばし性格」の裏返し、なだけじゃないか?!)
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