バンドマン風「悪魔の辞典<わ>」
<わ>

わいせつこうい【猥褻行為】
いくら芸能人や教授が「人間の本能だ」と言い張っても、世間は許してくれない行為のこと。

わおん【和音】
1)本来は、音楽をより良く表現するための音の積み重ね。
2)最近では、一般聴衆にとって「雑音」と紙一重の音の集合。

わかいときのくろうはかってもせよ【若い時の苦労は買ってもせよ】
「若い時の苦労は他人に売ってでもしない」最近の若者にとって、理解不能のことわざ。

わかげのいたり【若気の至り】
バンドマンになることを決めた若い頃の決断。

わからずや【分からず屋】
バンマスが持っている「屋号」のひとつ。他人の意見に全く耳を貸さないバンマスに対して、「ヨッ! 待ってました、分からず屋!」のように声をかける。バンマスにかける屋号は他にも、
・金払いの悪いバンマスに・・・「ヨッ、始末屋!」
・新人をいびるバンマスに・・・「ヨッ、皮肉屋!」
・女グセの悪いバンマスに・・・「ヨッ、新しがり屋!」
・無断欠勤するバンマスに・・・「ヨッ、気分屋!」
・甘辛・両刀のバンマスに・・・「ヨッ、何でも屋!」
・喋りの長〜いバンマスに・・・「ヨッ、屁理屈屋!」
などのかけ声があり、バンドのメンバーは、これらを随所で使い分ける。

わきがあまい【脇が甘い】
バンドマンに特有の、身体的弱点のひとつ。バンドマンにはこのほかに、
鼻の下が長い、面の皮が厚い、首が回らない、腹が黒い、肝が据わらない、心臓に毛が 生えている、足元をすくわれ易い
などの身体的弱点があるが、それでもしぶとく生き延びている。

わーきんぐぷあー【working poor】
「働けど働けどわが暮らし楽にならざりじっと手を見る」という、まるでバンドマンの ような労働状況の人たち。

わざとらしい【態とらしい】
バンマスの得意な「三文芝居」のこと。

わざわい【災い】
ニュースカイラークの場合は、特に「口」が元になって起こるトラブルのこと。

わじまのあさいちばーちゃんだらけ!【輪島の朝市ばーちゃんだらけ!】
少年チャンピオン(少年漫画雑誌)に1970年代半ばから数年連載された「がきデカ」の主人公 「こまわり君」が突如叫ぶ、意味不明の言葉。このほか、「死刑!」「八丈島のきょん!」 「鶴居村に鶴が来る!」など、団塊の世代だけに通用するギャグ。

わたるせけんにおにはなし【渡る世間に鬼は無し】
これって、『渡る世間は鬼ばかり』ということわざの、パロディだよね。(最近のテレビっ子)

わっしょいひゃくまんなつまつり【わっしょい百万夏祭り】
ニュースカイラークが数回パレードに出演させて頂き、炎天の暑さと、アスファルトの熱さと、 体力の壁の厚さを思い知った、8月に行われる北九州市の夏祭り。

わびずまい【わび住まい】
商売に成功した旦那が、家督を息子に譲り、根岸の里に移り住んで、「青黄な粉」と「椋(むく) の皮」でたてた下痢を引き起こすお茶と、油でベトベトの手製の芋羊羹を、長屋の連中に振る舞って、 悦に入った生活を送ること。(落語「茶の湯」から)

わーぷろ【ワープロ】
ちょうど恐竜のように、タイプライター時代とパソコン時代の間のわずかな期間に、繁栄を誇りそして 幻のように消えていった、歴史的なOA機器。

わらうかどにはふくきたる【笑う門には福来たる】
人生山有り谷あり、どうせなら笑って幸せに暮らせ、というバンドマン向けのことわざ。 なお、さまざまな職業向けに、これに類似したことわざがある。

・笑うかどうかで福来たる・・・M1グランプリ出場の漫才コンビ向け。
・笑うカードには福来たらず・・・ポーカーフェイスの出来ないギャンプラー向け。
・別れの門出に服着たる・・・引退を迎えたストリッパー向け。
・藁の門には福来らず・・・「三匹の子豚」の藁の家を作った子豚向け。
・悪いガードにはフックきたる・・・ガードの甘いボクサー向け。
・笑うと過度に吹かされる・・・バンマスの失敗を失笑したサイドマン向け。
・「割り勘どう?」には不服来たる・・・ケチなバンマス向け。

わらにんぎょう【藁人形】
藁で出来た人形。ロウソク、鉢巻、五寸釘、木づちの、5点セットで販売される。お金ではなく 「恨みつらみ」で買う。販売時間は丑の刻。販売方法不明。ちなみにジャパネット・タカタ では扱っていない。

わらをもつかむおもい【藁をも掴む思い】
ビッグショーの日にトップラッパが休んでしまい、「誰かトランペット吹ける奴知らん?! 学生でもいいから!」と必死で叫んでいるバンマスの心境。

わりかん【割り勘】
禁酒を始めたばかりの人にとって、絶対に納得のいかない会費の徴収方法。

ワールド・ワイド・ウエブ【World Wide Web】
インターネット上で、文書や画像を閲覧出来るようにするしくみ。性善説の人から見れば「悪の種」が、 性悪説の人から見れば「善の種」が、世界中に撒き散らされるシステム。もちろん、この 「悪魔の辞典」は精一杯、「善の種」を撒いています。

わるびれる【悪びれる】
精神的な弱みを見せて、実は暗に保身を計るという、バンドマンが得意とする行動パターン。

わるよい【悪酔い】
質の悪い酒と、大量の飲酒、それに女房の仏頂面、によって引き起こされる、不快な酩酊状態のこと。

われなべにとじぶた【割れ鍋に綴じ蓋】
どんな男(女)にもそれなりの相手が見つかり、一家を成すものだという、バンドマンに とって慈愛に満ちたことわざ。

わんてんぽおそい【ワンテンポ遅い】
ドリフターズの高木ブーのような、タイミングのずれたリアクションのこと。

わんまんばす【ワンマンバス】
「東京のバスガール」のような、情緒ある曲を生むことのない乗務員制のバス。