バンドマン風「悪魔の辞典<ろ>」
<ろ>

ろうかげんしょう【老化現象】
ニュースカイラークが、ちょっと、ミスをした時の言い訳。

ろうがん【老眼】
ニュースカイラークが、ちょっとちょっと、ミスをした時の言い訳。

ろうごく【牢獄】
人生の、どんな時、どんな場所にも発生しうる、そこにいることに耐えられない場所。
・冷めた夫婦にとって・・・いっしょにいる部屋。
・若いサラリーマンにとって・・・会社の親睦会。
・彼女連れの男にとって・・・入ったらすべて「時価」だった寿司屋。
・映画ファンにとって・・・「2001年宇宙の旅」のような理解の範囲を超えた映画の試写会。
・落語家にとって・・・あくびが伝染しやすい寄席。
・若いバンドマンにとって・・・歌謡曲ばかりのステージ。
(但し、ニュースカイラークにとっては、牢獄ではありません、歌謡曲でも何でもやります、 お仕事ください!)

ろうこつにむちうつ【老骨にムチ打つ】
(この項は、ニュースカイラークにとってあまりにも真に迫っているため、解説を 控えさせて頂きます・・・涙)

ろうじんほーむ【老人ホーム】
漢字とカタカナを組み合わせると実態が判らなくなる、という日本語の特質を利用して 名付けられた、老人隔離施設。

ろうそくぷれい【蝋燭プレイ】
仏壇の蝋燭で遊んでいた子供が、大人になってやる遊び。

ろうにん【浪人】
未就学・未就職を表す、由緒ある日本語。しかし、最近は「フリーター」や「ニート」という 無機質な名称にとって代わられ、日本古来の情緒が失われつつある。

ろうばい【狼狽】
慌てふためくこと。自分がそうなるのは嫌だが、他人がそうなるのはこの上もなく楽しい、 という精神状態。「ドッキリ○○」という番組が成立する根幹。

ろうばはいちにちにしてならず【老婆は一日にして成らず】
若い女性も時間が経てば老婆になる、だからその間に、財産を、美貌だけでなく、 貯金、男、に三分割して蓄えておけ、という教訓のことわざ。

ろくでなし【碌でなし】
「サイの目の 二・三のウラは ろくでなし〜♪」と歌っているバクチ打ち、のような人間。

ろくろくび【ろくろ首】
首が長く伸びて、男性の精気を吸い取る、という、たいていは女の、妖怪。
落語「ろくろ首」は、
おじさんの紹介で、与太郎が裕福な家に婿入りするが、実は、その嫁がろくろ首。
「そんなもん平気だ」と、分かって婿になった与太郎も、夜中に実際に首が伸びるのを見た とたん、恐くなって大家さんのところへ逃げ帰ってしまう。
「の、の、伸びた〜!大家さん、ありゃだめだよ!」
「何をいまさら。家じゃお前のおっかさんが、いい便りを、首を長くして待っているんだぞ」
「えっ、首を長くして?それじゃ、家へも帰れない!」

また、六代目・三遊亭円生さんの落語「三十石」のオチにも、ろくろ首が使われている。
「ビールは何てったって、喉ごしよね!」と、一番熱く語れる女性。

ろしあんるーれっと【ロシアンルーレット】
幾つかのバンドから誘いがあったのに、最悪のバンドに入るという、バンドマンの選択。

ろじうら【路地裏】
多くのバンドマンが行き交う、裏通りのこと。場所によって、陰・日なたがあったり、裏・表 があったり、抜け道があったり、風通しが良かったり悪かったり、危険な香りがしたりする、 人生の喜怒哀楽に満ちた場所。

ろしゅつきょう【露出狂】
宴会をこの上なく盛り上げてくれる、裸踊りの達人たちへの、称賛の言葉。

ろじょうぱふぉーまんす【路上パフォーマンス】
道路や駅前広場などで、音楽や一芸を披露すること、またその人たち。「路パフォ」とも言う。なお、 パフォーマンスの内容によって、
・内容がちょっとアブナイ・・・異常パフォーマンス
・頑張り過ぎている・・・過剰パフォーマンス
・通行人の迷惑になる・・・苦情パフォーマンス
・内容がまだ未熟・・・途上パフォーマンス
・衛生的でない・・・不浄パフォーマンス
・誰も見向きもしない・・・無情パフォーマンス
・お寺の坊さんがやっている・・・和上パフォーマンス
などに分類される。
(路パフォを見かけた時、どれに相当するか確かめてみると面白い。)

ろっかー【ロッカー】
一般の人が手荷物を、バンドマンが楽器を、暴力団が拳銃を、花子さんが所帯道具を、 最近のネットカフェ利用者が生活用品や貯金通帳を預ける、小型の貸し物入れ。なお、以前は 「コインロッカー」だったが、現在は料金が200円なので「コインズロッカー」 と呼ぶのが正しい。

ろっきーのてーま【ロッキーのテーマ】
次から次へと続編を出してくる、不死鳥のような映画、のテーマ音楽。

ろっぽうぜんしょ【六法全書】
一方的でなく、原告・被告の二方に「三方一両損」のような情けある司法を示す、 語法正しい、六方(裁判官、原告、被告、検察官、弁護人、聴衆)向けの、法律書。

ろとうにまよう【路頭に迷う】
結婚したバンドマンの妻が、最初に抱く不安。

ろは【ロハ】
「只(タダ)」の漢字をロとハに分解したもの。バンドマンの脳裏にへばり着いて離れない 言葉のひとつ。

ろーれんろーれんろーれん【Rollin' Rollin' Rollin'】
白黒テレビ時代の西部劇「ローハイド」の主題歌の歌詞。これを聴いてスリッパに 手が伸びる人はその世代の人。(どうしてかは、その世代のおっさんに聞いてください。)

ろんごよみのろんごしらず【論語読みの論語知らず】
どこのバンドにもいる、演奏する口より、理論を喋る口の方が勝っているアドリブ奏者のこと。

ろんどんばし【ロンドン橋】
落ちたのに、楽しげな歌にされたという、数奇な運命を持つ、テムズ川にかかる石の橋。

ろんよりしょうこ【論より証拠】
「ロン」と言うだけでなく、証拠に、上った手を公開しなければならない、という麻雀のルール。